CAI 慢性足関節不安定症

  • 普通に歩いているだけでも足首がふらついてしまい、不安で外出が怖い。
  • 何度も捻挫してしまい、そのたびに痛みや腫れで仕事に支障が出る。
  • ずっと足首が重い感じがして、痛みはないけれど違和感が取れない。
  • スポーツをするときに思い切り動けなくなり、試合でも実力が発揮できない。
  • このまま放置すると関節が変形するって聞いて怖いけれど、どうしたらいいかわからない

すぎやま鍼灸整骨院グループでは、上尾市・久喜市・さいたま市の各院で、CAI 慢性足関節不安定症に関するご相談に対応しています。痛む場所だけでなく、関節の安定性、可動域、筋力、フォームや歩行を確認します。必要に応じてエコー観察や医療機関への受診案内を行い、施術とリハビリで競技・日常生活への復帰を支援します。

CAI(慢性足関節不安定症

「捻挫の痛みは引いたのに、足首がグラつく」「何度も同じ足首を捻ってしまう」――その不安定感を放置していませんか?

慢性足関節不安定症と足元を支えるインソール

学生時代から何度も足首を捻挫している。段差を踏み外したとき、足首が「グキッ」となりそうで怖い。サッカーやバスケットボールで方向転換するとき、無意識に足首をかばってしまう。

強い痛みはないのに、足首への不安が続いている方もいると思います。

「捻挫をしても、腫れが引けば練習に戻っていた」

「片脚で立つと、捻挫した側だけグラつく」

「サポーターを外すと、また捻りそうで怖い」

「足首が硬いと言われ、ストレッチばかりしている」

「何もないところでも、足首が内側へ倒れそうになる」

「足首を気にせず旅行やスポーツを楽しみたい」

このようなお悩みはありませんか?

慢性足関節不安定症(CAI)は、足首の捻挫後に、不安定感や「足首が抜けそうになる感覚」、繰り返す捻挫などが続いている状態です。

慢性足関節不安定症では、靱帯などの組織の問題が関係する場合もあれば、バランスや足首の位置を感じ取る働き、筋肉を適切なタイミングで使う働きなどが関係する場合もあります。

痛みが落ち着いたことと、足首が安定して使えるようになったことは同じではありません。

上尾市・久喜市・さいたま市のすぎやま鍼灸整骨院では、慢性足関節不安定症の方に対し、足首の動き・筋力・片脚バランス・歩行・スポーツ動作などを確認します。

そのうえで、運動療法を中心に、必要に応じて整体・鍼灸・テーピング・矯正用インソール「Formthotics Medical」などを組み合わせ、今の足首に合う方法を考えます。

「また捻るかもしれない」という不安を減らし、歩く・走る・踏み込む・方向転換する動作を続けやすくすることを大切にしています。

このような慢性足関節不安定症(CAI)のお悩みはありませんか?

  • 同じ足首の捻挫を何度も繰り返している
  • 足首が「グキッ」と抜けそうになる
  • 段差や砂利道で足元が不安になる
  • 片脚で立つと左右差がある
  • 捻挫した側の足首だけ頼りなく感じる
  • サッカーやバスケットボールの切り返しが怖い
  • ジャンプの着地で足首を捻りそうになる
  • 捻挫後、足首の動きが戻りきっていない
  • サポーターがないと安心して運動できない
  • 足首の外側に痛みや違和感が残っている
  • 歩いているだけで足首が内側へ倒れそうになる
  • 以前の捻挫から何か月も不安定感が続いている
  • 捻挫を繰り返す理由を確認したい
  • インソールで足元を支える方法を相談したい
  • スポーツに安心して復帰したい

こうしたお悩みは、慢性足関節不安定症でみられる場合があります。

ただし、足首が不安定に感じるだけでCAIと確定することはできません。靱帯損傷、軟骨損傷、腱の問題など、別の状態が関係する場合もあります。

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慢性足関節不安定症(CAI)とは?

慢性足関節不安定症は、英語でChronic Ankle Instabilityといい、頭文字を取って「CAI」と呼ばれます。

足首の捻挫後に、不安定感や繰り返す捻挫、「足首が突然崩れるような感覚」などが続く状態です。

足首を一度捻挫した方全員が、慢性足関節不安定症になるわけではありません。

一方で、捻挫後に痛みが落ち着いたため、そのままスポーツや日常生活へ戻り、不安定感が残っている方もいます。

慢性足関節不安定症では、足首の外側にある靱帯の状態だけでなく、足首の位置を感じ取る能力や、身体のバランスを保つ能力なども関係します。

「足首が緩いから仕方ない」と諦める前に、何が不安定感に関係しているのかを確認することが大切です。

慢性足関節不安定症(CAI)と急性足関節捻挫の違い

急性足関節捻挫と慢性足関節不安定症の違い

「捻挫」と「慢性足関節不安定症」は関係していますが、同じ状態ではありません。

① 急性足関節捻挫とは

足首を急にひねることで、靱帯などの組織が損傷した状態です。

痛み、腫れ、内出血、体重をかけにくいなどの症状がみられる場合があります。

必要に応じて医療機関で骨折や重い靱帯損傷などを確認し、状態に合わせて保護や段階的な運動を進めます。

急性の捻挫では、長期間まったく動かさないことが最善とは限りません。損傷の状態と医師の指示に合わせて、適切な時期から動きを回復させていくことが重要です。

② 慢性足関節不安定症とは

捻挫による急性の痛みや腫れが落ち着いた後も、足首が頼りない、繰り返し捻る、動作中に足首が崩れそうになるといった状態です。

何か月も症状が続く方もいます。

慢性足関節不安定症の研究では、最初の捻挫からの経過期間や、足首が崩れるような経験などを組み合わせた基準が使われます。

ただし、「捻挫から何か月たったから必ずCAI」といった、期間だけの判断はできません。

③ 痛みの違い

急性の捻挫では、受傷直後の痛みや腫れが目立つ場合があります。

一方、慢性足関節不安定症では、強い痛みがなくても不安定感が続くことがあります。

「痛くないから足首は治っている」とは限らない点が重要です。

④ 必要なサポートの違い

急性の捻挫では、損傷した組織の状態を確認し、適切な保護と段階的なリハビリテーションが重要です。

慢性足関節不安定症では、足首の可動域や筋力だけでなく、片脚バランス、着地、方向転換などの動作を含めたトレーニングが重要になります。

必要に応じて、サポーター・テーピング・インソールなどの外部サポートも検討します。

慢性足関節不安定症(CAI)は、なぜ起こるの?

慢性足関節不安定症は、「靱帯が伸びたままだから」という理由だけでは説明できません。

靱帯の状態とともに、足首や身体をどのように使っているかが関係する場合があります。

① 捻挫後に靱帯などの組織の問題が残る

足首の外側にある靱帯が損傷した後、足首のぐらつきにつながる場合があります。

ただし、靱帯の緩さと、ご本人が感じる不安定感は必ずしも一致しません。

靱帯の状態を詳しく確認する必要がある場合は、整形外科での評価が重要です。

② 足首の位置を感じ取る働きの変化

私たちは足元を見続けなくても、足首がどの方向へ動いているかを感じ取っています。

この働きは、足首の周囲にある感覚の情報などに支えられています。

慢性足関節不安定症では、こうした感覚やバランスの働きに変化がみられる場合があります。

③ 片脚で身体を支える能力の低下

歩く、走る、階段を下りる、ジャンプから着地する際には、一時的に片脚で身体を支える場面があります。

慢性足関節不安定症では、片脚で身体を支えたときにバランスが崩れやすい場合があります。

④ 足首周囲の筋力や動きの変化

足首を外側へ動かす筋肉や、ふくらはぎなどの筋力・働きが関係する場合があります。

また、捻挫後に足首を十分に動かせなくなっている方もいます。

ただし、筋力低下だけが慢性足関節不安定症の原因とは限りません。

⑤ 痛みが引いた段階でスポーツへ復帰する

捻挫後、日常生活で痛くなくなったことを目安に、ダッシュやジャンプなどへ戻る方もいます。

しかし、スポーツでは、歩くよりも速く大きな力が足首にかかります。

「歩けるようになった」だけでなく、「片脚で支えられるか」「着地できるか」「方向転換できるか」まで確認することが大切です。

慢性足関節不安定症(CAI)の検査で確認したいこと

慢性足関節不安定症では、一つの検査だけで状態を判断するのではなく、捻挫歴、不安定感、足首の動き、筋力、バランスなどを組み合わせて確認します。

① これまでの捻挫歴と足首の不安定感

いつ捻挫したか、同じ足首を何回捻ったか、どの動作で足首が抜けそうになるかを伺います。

「痛みはないけれど怖い」という感覚も大切な情報です。

② フットリフトテスト

慢性足関節不安定症での片脚バランス確認

片脚で立った状態などを通じて、足首や身体のバランスを確認する方法です。

足をつき直す、身体が大きく揺れるなど、どのようにバランスを崩すかを確認します。

ただし、フットリフトテストが苦手だからといって、それだけで慢性足関節不安定症と診断できるわけではありません。

③ サイドホップテスト

足首の横方向への動きと着地を確認するサイドホップテスト

横方向へのジャンプや着地などを通じて、動作中の足首の安定性を確認する方法です。

片脚で立つことができても、素早い動作になると足首への不安が強くなる方もいます。

サイドホップテストは負荷がかかるため、現在の痛みや状態に合わせて行います。

捻挫直後や、痛み・腫れが残っている方が自己判断で行う必要はありません。

④ 足首の可動域・筋力・片脚動作

足首の曲げ伸ばし、左右差、筋力、スクワット、片脚立ちなどを必要に応じて確認します。

足首だけでなく、股関節や体幹を使って身体を支えられるかも確認します。

⑤ 医療機関での評価が必要か

慢性足関節不安定症と思っていても、靱帯・軟骨・腱などの問題が症状に関係している場合があります。

痛みや腫れが長く続く、引っかかりがある、何度も捻挫するなどの場合には、整形外科での評価が重要です。

慢性足関節不安定症(CAI)を放置するとどうなる?

慢性足関節不安定症がある方全員が、同じ経過をたどるわけではありません。

一方で、不安定感が続くと日常生活やスポーツに影響する場合があります。

① 捻挫を繰り返す可能性がある

足首の捻挫を繰り返すイメージ

慢性足関節不安定症では、軽い段差や方向転換でも足首が崩れそうになる場合があります。

捻挫を繰り返している方は、痛みが引いた後の運動や足元のサポートまで考えることが大切です。

② 足関節の軟骨などに問題が生じている場合がある

足関節の軟骨や関節の変化

繰り返す捻挫や過去の外傷が、足関節内の軟骨などの問題に関係する場合があります。

ただし、慢性足関節不安定症があれば必ず変形性足関節症になるわけではありません。

足首の深い痛みや引っかかり、腫れが続く場合には、医療機関での評価が重要です。

③ 足首周辺の筋力やバランスに変化がみられる

慢性足関節不安定症と足首周辺の筋力

足首が不安定になると、片脚で支える動作やスポーツでの踏み込みに不安を感じる場合があります。

筋力だけでなく、バランスや反応する能力も確認することが大切です。

④ 歩き方や下半身の使い方が変わる場合がある

足首の不安定感と歩行・下半身の動き

足首をかばうことで、歩幅や踏み込み方が変わる場合があります。

ただし、慢性足関節不安定症が膝痛や腰痛の原因になると一律に判断することはできません。

⑤ 日常生活やスポーツで動きを控えるようになる

足首の不安定感による日常生活やスポーツへの影響

段差を避ける、旅行で長く歩くことを控える、スポーツ中の方向転換に不安を感じるなど、活動が制限される場合があります。

こうした不安も、慢性足関節不安定症への対応で大切にしたい部分です。

⑥ バランスを崩しやすくなる場合がある

足首の不安定感とバランスの確認

足首の不安定感がある方では、片脚で身体を支えるときなどに、バランスの取りにくさがみられる場合があります。

日常生活で転びそうになることが増えた方では、足首だけでなく身体全体の状態も確認することが大切です。

なぜマッサージだけでは慢性足関節不安定症(CAI)が楽になりにくいの?

捻挫を繰り返している方の中には、ふくらはぎや足首周辺の筋肉が張っている方もいます。

マッサージで筋肉のつらさが一時的に楽になる場合はあります。

しかし、慢性足関節不安定症のお悩みは、筋肉の張りだけではありません。

足首が急に内側へ倒れそうになったとき、身体を支え直す能力や、片脚で着地するときのバランスなども関係します。

筋肉を揉んで楽になることと、足首が崩れそうになったときに身体を支えられることは、別の能力です。

そのため当院では、施術直後の感覚だけでなく、片脚立ち・歩行・ジャンプ・方向転換などでの変化も確認します。

慢性足関節不安定症では、手技だけで終わらず、必要に応じてトレーニングと足元のサポートを組み合わせることを大切にしています。

すぎやま鍼灸整骨院の慢性足関節不安定症(CAI)へのサポート

当院では、慢性足関節不安定症の方全員に同じ施術を行うわけではありません。

過去の捻挫歴、現在の不安定感、医療機関での診断内容、スポーツや生活で必要な動作を確認し、今の足首に必要な方法を考えます。

特に、足首のトレーニングと、Formthotics Medicalなどによる足元のサポートを組み合わせて考えられることが、当院の特徴です。

① 矯正用インソール「Formthotics Medical」|足元から安定性を考える

慢性足関節不安定症でのインソール相談

すぎやま鍼灸整骨院では、慢性足関節不安定症の方へのサポートとして、矯正用インソール「Formthotics Medical」を大切にしています。

「足首がグラつく」というお悩みがあると、足首だけを固定することを考えがちですが、立つ・歩く・走るときには、足裏と靴の接し方も関わっています。

当院では、土踏まずやかかとの状態、歩行時の足の動き、靴のサイズや履き心地などを確認し、足元のサポートが必要かを考えます。

Formthotics Medicalは、靴の中で足元を支え、歩行時の快適さや足の安定感を考えるための選択肢です。

特に、次のようなお悩みがある方には、インソール相談をおすすめしています。

  • 捻挫を繰り返しており、足元の状態も確認したい
  • 歩くと足が内側へ倒れるように感じる
  • 靴の中で足が安定しにくい
  • 長時間歩くと足首周辺が疲れる
  • スポーツシューズやスパイクに合う中敷きを相談したい
  • サポーター以外の足元のサポートも検討したい
  • 足の検査と歩行確認を受けてからインソールを選びたい

ただし、インソールによって損傷した靱帯が修復したり、慢性足関節不安定症が必ず改善したりするわけではありません。

また、足首の横方向のぐらつきが強い場合などには、医師の判断によりサポーターなどの足関節の保護が必要になることもあります。

当院では「インソールを使えば運動しなくてよい」ではなく、「インソールで足元を支えること」と「ご自身で身体を支える能力を高めること」を組み合わせて考えます。

現在の足に合うFormthotics Medicalについて、足の状態確認からご相談いただけます。

▶ Formthotics Medicalインソールについて詳しくはこちら

② 手技療法|足首周辺の筋肉の張りと動かしにくさを確認する

足首周辺の状態に合わせた手技療法

慢性足関節不安定症の方で、ふくらはぎや足首周辺に筋肉の張りや動かしにくさがある場合には、状態に応じて手技療法をご提案します。

ただし、マッサージだけで靱帯を元どおりにしたり、足首の不安定感を必ずなくしたりすることはできません。

施術後には、可動域や最初に困っていた動作がどう変化したかを確認します。

③ 鍼灸|足首周辺の痛みや筋肉のつらさへの選択肢

足首周辺への鍼灸施術

足首周辺やふくらはぎに痛み・筋肉の緊張がある場合には、状態やご希望に応じて鍼灸を検討することがあります。

ただし、鍼灸で伸びた靱帯が元どおりになる、慢性足関節不安定症が最短で治るといった説明は行いません。

足首の安定性については、必要な運動や動作の確認と組み合わせて考えます。

④ 足首の可動域と距骨周辺の動きを確認する

足首の可動域と関節の動きを確認する

捻挫後に足首を曲げにくくなっている方では、足首の可動域や関節の動きを確認します。

必要に応じて、無理のない範囲で関節の動きを補助する手技を検討する場合があります。

ただし、「距骨がずれているからCAIになった」「距骨を矯正すれば靱帯が戻る」といった説明は行いません。

⑤ メディカルトレーニング|足首を支える力とバランスを高める

慢性足関節不安定症では、足首周辺の筋力やバランス、動作中に身体を支える能力を確認することが重要です。

当院では、状態に応じて運動内容を段階的に考えます。

最初から片脚ジャンプや速い切り返しを行うわけではありません。

カーフレイズ|ふくらはぎを使う運動

足首のカーフレイズトレーニング

かかとをゆっくり上げ下げする運動です。

まずは両脚で行い、痛みや不安定感の状態に応じて負荷を調整します。

足首の痛みや腫れがある場合には、無理に行わないようにしましょう。

片脚立ち|足首と身体のバランスを確認する

慢性足関節不安定症の片脚立ちトレーニング

片脚で立ち、足首や下半身を使って身体を支える運動です。

最初は安定した床で、必要に応じて壁などに手を添えて行います。

慣れてきた場合には、現在の状態に合わせて動作を発展させます。

慢性足関節不安定症では、止まった状態のバランスだけでなく、動いたときに身体を支えられるかも大切です。

⑥ ジャンプ・着地・方向転換のトレーニング

スポーツ復帰を目指す方では、片脚立ちや基本的な筋力運動ができるようになった後、必要に応じてジャンプ・着地・方向転換などへ進めます。

足首への不安感、着地時のバランス、運動後や翌日の痛みなどを確認しながら負荷を調整します。

サッカー、バスケットボール、バレーボールなど、競技に応じて必要な動作は異なります。

⑦ 物理療法・ハイボルテージ|痛みへの補助的な対応

ハイボルテージなどの物理療法

痛みなどのお悩みに対して、状態に応じて物理療法を検討する場合があります。

ただし、ハイボルテージだけで慢性足関節不安定症が改善する、靱帯が修復する、捻挫の再発を防げるといったものではありません。

足首の不安定感に対しては、必要な運動や動作確認を含めて考えます。

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足元からのサポートも考えたい方へ

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トレーニングやFormthotics Medicalなどから
今の身体に合う方法を一緒に考えます。

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上尾市・久喜市・さいたま市|すぎやま鍼灸整骨院

慢性足関節不安定症(CAI)が落ち着き、スポーツへ戻るまでの流れ

慢性足関節不安定症の経過は、過去の捻挫の回数、靱帯や関節内の状態、筋力、バランス、生活・スポーツで必要な動作などによって異なります。

そのため、「何回で必ず改善する」「何週間で全員がスポーツに戻れる」といった一律の説明は行いません。

初期|足首の状態と受診の必要性を確認する

捻挫歴、不安定感、痛みや腫れ、引っかかりの有無などを確認します。

医療機関での評価が必要な場合は、施術より受診を優先します。

第2段階|足首の動きと基本的な筋力を確認する

足首の可動域、ふくらはぎや足首周辺の筋力などを確認します。

痛みや不安定感の状態に合わせて、基本的な運動を進めます。

第3段階|片脚で身体を支える能力を高める

片脚立ちやステップなどを通じて、足首だけでなく下半身全体で身体を支える動作を確認します。

必要に応じて、靴やインソール、サポーターなどの足元のサポートも考えます。

第4段階|歩行・ランニング・ジャンプへ

日常生活での不安が減り、基本的な運動ができるようになった段階から、必要に応じてランニングやジャンプなどへ進めます。

足首への不安、着地時のバランス、運動後の症状を確認します。

第5段階|方向転換や競技動作へ

サッカーの切り返し、バスケットボールの着地、バレーボールのジャンプなど、競技で必要な動作へ段階的に進めます。

痛みがないかだけでなく、「また捻りそうで怖い」という不安感も確認します。

安定期|ご自身でも足首をケアできる状態へ

トレーニング、運動量、靴・インソールの確認など、ご自身でも継続できる方法を考えます。

目標は、施術を受けたときだけ安心することではなく、日常生活やスポーツで足首を使いやすくすることです。

慢性足関節不安定症(CAI)で自宅でも意識したいこと

① 痛みや腫れがあるときは無理に運動しない

捻挫をした直後や、痛み・腫れが強いときには、負荷の高い運動を自己判断で行う必要はありません。

医療機関での評価や治療方針を優先してください。

② 片脚立ちは安全な場所から始める

バランス練習を行う場合は、転倒しないよう壁や手すりの近くで始めましょう。

不安定な場所での片脚立ちを、最初から行う必要はありません。

③ 足首の動きを無理に広げない

足首が硬いと感じても、痛みを我慢して強く押し込む必要はありません。

現在の状態に合わせて、無理のない範囲で動かすことが大切です。

④ 靴とインソールの状態を確認する

靴が大きすぎる、かかとが安定しない、インソールが靴に合っていない場合には、歩きにくさにつながることがあります。

必要に応じて足の状態と靴を確認し、使用中の違和感がないかも確認しましょう。

⑤ スポーツ復帰を急ぎすぎない

歩けるようになった直後に、全力のダッシュや切り返しへ戻す必要はありません。

片脚で支える・着地する・方向転換するなど、必要な能力を段階的に確認しましょう。

慢性足関節不安定症(CAI)についてよくある質問

Q1.捻挫の痛みがなくても、慢性足関節不安定症の可能性はありますか?

A.あります。

慢性足関節不安定症では、痛みが少なくても足首が抜けそうになる感覚や、繰り返す捻挫が続く場合があります。

Q2.足首を何回捻挫したらCAIですか?

A.捻挫の回数だけでは判断できません。

過去の捻挫歴、不安定感、足首が崩れるような経験、症状の続いている期間などを組み合わせて確認します。

Q3.マッサージだけで足首の不安定感は改善しますか?

A.筋肉の張りが楽になる場合はありますが、マッサージだけでは十分でないことがあります。

足首の筋力やバランス、着地・方向転換の動作なども確認することが大切です。

Q4.インソールで足首のグラつきは改善しますか?

A.足元のサポートを考える選択肢になりますが、効果には個人差があります。

当院では足の状態や歩行、靴などを確認し、必要に応じてFormthotics Medicalをご案内します。インソールだけで靱帯の問題やバランス能力の課題がすべて解消するものではありません。

Q5.インソールとサポーターはどちらがいいですか?

A.目的が異なるため、足首の状態によって考えます。

サポーターは足関節の保護を目的に使われる場合があります。インソールは靴の中で足元を支える方法です。必要に応じて医師の方針も確認します。

Q6.トレーニングは必要ですか?

A.慢性足関節不安定症では、筋力やバランス、動作を確認し、必要な運動を進めることが重要です。

現在の痛みや腫れ、医療機関での指示に合わせて進めます。

Q7.サッカーやバスケットボールに復帰できますか?

A.復帰までの経過には個人差があります。

片脚で身体を支える、ジャンプから着地する、方向転換するなど、競技で必要な動作を段階的に確認します。

Q8.足首の靱帯が伸びていたら手術が必要ですか?

A.全員が手術を必要とするわけではありません。

状態に応じてリハビリテーションなどの保存的な治療が検討されます。不安定感が強く続く場合などには、医師が手術の必要性を判断することがあります。

Q9.整形外科に通いながら相談できますか?

A.ご相談いただけます。

診断内容、画像検査、運動制限などを確認し、当院で対応できる範囲をご説明します。

Q10.何回くらい通えば足首が安定しますか?

A.一律の回数では決められません。

捻挫歴、足首の状態、バランス、仕事やスポーツでの目標などを確認し、必要な進め方をご説明します。

Q11.慢性足関節不安定症の施術に健康保険は使えますか?

A.慢性的なCAIを目的とした整体や運動指導などは、基本的に自費施術です。

柔道整復の健康保険は、負傷原因など所定の条件を満たす外傷に適用されるものです。施術内容と費用は事前にご説明します。

慢性足関節不安定症(CAI)の症例

以下は、いただいた症例原稿に記載された経過です。変化や必要な期間には個人差があります。

症例①|足首の捻挫を繰り返し、競技中に不安定感があった20代男性

患者情報:20代男性/サッカー

お悩み:学生時代から右足首の捻挫を何度か繰り返していました。

捻挫をするたびに痛みが落ち着いたところで競技へ復帰していましたが、最近では切り返しや着地の際に「また捻りそう」「足首が抜けるような感じがする」と不安を感じるようになり来院されました。

来院時の状態:日常生活では強い痛みはありませんでしたが、足首の動きや左右差、片脚立ち、スクワット、ジャンプ着地などを確認すると、右足で身体を支えた際に不安定さがみられました。

また、足首だけでなく股関節や体幹を含めた片脚での身体のコントロールにも左右差がありました。

国家資格者による評価:慢性足関節不安定症では、単純に「足首が硬い」「筋力が弱い」だけではなく、捻挫後に残った不安定感やバランス能力、身体を反応させる能力などを確認することが重要です。

痛みがなくなったことと、競技へ復帰できる状態になったことは同じではありません。

この方は過去の捻挫後に十分なリハビリを行わないまま競技へ戻っていたため、足首の状態だけでなく、片脚で支える・着地する・切り返す能力まで段階的に確認する必要があると考えました。

施術方針:足首周辺の状態を整える施術に加えて、足首の可動域、足部・下腿の筋力、片脚バランスのトレーニングを行いました。

その後はジャンプ、片脚着地、切り返しなど、実際のサッカーに近い動作へ段階的に負荷を上げました。

経過:初期は片脚立ちや簡単な運動から開始し、足首の状態を確認しながら運動強度を上げました。

その後、ジョギング・ダッシュ・ジャンプ・方向転換と進め、徐々に通常練習へ復帰しました。

継続する中で「切り返しのときに足首を気にすることが減った」「踏み込むのが怖くなくなってきた」といった変化がみられました。

現在の状態・今後の目標:現在はサッカーを続けながら、足首だけでなく股関節・体幹まで含めたトレーニングを継続しています。

目標は、捻挫したときの痛みを取るだけで終わらせず、再び足首を捻ることへの不安を減らし、思い切ってプレーできる身体をつくることです。

症例②|何もないところでも足首がグラつく30代女性

患者情報:30代女性/立ち仕事

お悩み:以前に何度か足首を捻挫した経験があり、その後から段差や不整地を歩いたときに足首が「グキッ」となりそうな感覚が続いていました。

強い痛みがあるわけではないためそのまま生活していましたが、最近では何もない場所でも足首がグラつくことがあり、「また捻挫するのでは」と不安になり来院されました。

来院時の状態:足首の動き、左右差、片脚立ち、歩行などを確認しました。

痛みは強くありませんでしたが、片脚で身体を支えた際にバランスを崩しやすく、足元だけで身体を支えようとする傾向がみられました。

国家資格者による評価:慢性足関節不安定症では、痛みがほとんどなくても「足首が頼りない」「繰り返し捻りそうになる」といった不安定感が続く場合があります。

そのため、マッサージで足首周辺をほぐすだけでは十分とは限りません。

足首を動かせることに加えて、足元が崩れたときに身体を支え直す能力を確認することが重要だと考えました。

施術方針:足首・足部・ふくらはぎなどの状態を整えながら、足首の動きを確認しました。

症状に合わせて片脚立ちやバランストレーニングを開始し、その後はスクワット、ステップ、片脚での動作などへ進めました。

さらに股関節や体幹も含めて、足首だけに頼らず身体全体でバランスを取れる状態を目指しました。

経過:最初は片脚立ちでも不安定さがありましたが、施術とトレーニングを継続しながら徐々に負荷を上げました。

その後「段差で足首を気にすることが減った」「歩いていてグラッとする感覚が以前より少なくなった」といった変化がみられました。

現在の状態・今後の目標:現在は日常生活で足首への不安を感じる場面が減り、運動にも取り組めるようになっています。

今後は、旅行や運動などでも足元を過度に気にせず、長く歩いたり身体を動かしたりできる状態を維持することを目標にしています。

※症例は一例であり、施術による変化や必要な期間には個人差があります。公開前に院内記録とご本人の掲載同意をご確認ください。

上尾市・久喜市・さいたま市で慢性足関節不安定症(CAI)にお悩みの方へ

足首を何度も捻挫していると、「自分は捻挫しやすい体質だから仕方ない」と感じることがあるかもしれません。

段差を下りる。砂利道を歩く。旅行先で長く歩く。ボールを追いかける。ジャンプから着地する。

そのたびに足首を気にしながら過ごすことは、痛みそのものとは別の負担にもなります。

「また捻ることを気にせず、サッカーをしたい」

「旅行先でも足元を気にせず歩きたい」

「サポーターを外すことに不安がある」

「捻挫を繰り返す理由を知りたい」

私たちは、そうしたお悩みを大切にしています。

慢性足関節不安定症では、まず足首の状態を確認し、医療機関での評価が必要な問題がないか考えることが大切です。

そのうえで、当院で対応できる状態であれば、足首の筋力・バランス・動作のトレーニングに加え、必要に応じてFormthotics Medicalなどによる足元のサポートを考えます。

「また捻るかもしれない」という不安で、好きなスポーツや外出を諦めてしまう前に。

上尾市・久喜市・さいたま市で、慢性足関節不安定症(CAI)、繰り返す捻挫、足首のグラつき、スポーツ時の不安定感、インソールについてのお悩みがある方は、すぎやま鍼灸整骨院へご相談ください。

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執筆者・監修

執筆者:柔道整復師 平本 龍也(治療家歴13年)

柔道整復師 平本龍也

私は学生時代から中学~大学まで野球をしていました。

その野球競技経験中に度重なるケガに悩まされていた際に整骨院で柔道整復師の方に治療をしていただき、この職業を知りました。

治療を通じて、ご来院いただいた皆様にとって、安心して身体を預けられる治療院を創ることが目標です。現在は施術者として、多くの患者様の痛みやお悩みに向き合っています。

すぎやま鍼灸整骨院グループをどうぞよろしくお願いいたします。

参考情報

・International Ankle Consortium「Selection Criteria for Patients With Chronic Ankle Instability in Controlled Research」
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC3917288/

・JOSPT「Ankle Stability and Movement Coordination Impairments: Lateral Ankle Ligament Sprains Revision 2021」
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33789434/

・Effects of Ankle Orthoses, Taping, and Insoles on Postural Stability of Individuals with Chronic Ankle Instability: A Systematic Review
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37761767/

※本ページは一般的な情報提供を目的としています。靱帯損傷・骨折・軟骨損傷などの医学的診断、画像検査、手術の判断は医師へご相談ください。強い腫れや痛みが続く場合、外傷後に体重をかけられない場合、足首の引っかかりやロッキングがある場合などは、整形外科での評価を優先してください。