三叉神経痛
- 洗顔・歯磨きのとき、顔にビリッと電気が走るような痛みが走る
- 冷たい風に当たると、頬がズキンと痛む
- 顔の片側だけが、断続的に鋭く刺すように痛む
- 病院では「三叉神経痛かもしれない」と言われたけれど、治療に不安がある
- 薬に頼らず、根本的に改善したいと感じている
三叉神経痛とは?|上尾市-久喜市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま整骨院
三叉神経とは、顔全体に張り巡らされた「感覚を脳に伝える」神経です。目・頬・顎の3方向に分かれて走行し、それぞれの領域に感覚を司る役割があります。
この神経が何らかの原因で過敏になり、正常であれば痛みと認識しない刺激(触れる・話す・風が当たるなど)でも「激痛」として反応してしまう——これが三叉神経痛の本質です。
【三叉神経痛の主な原因】
三叉神経痛の原因は、医学的には以下の3つが主に挙げられますが、それぞれの背景や病態をもう少し詳しく見てみましょう。
① 血管による神経の圧迫(特発性三叉神経痛)
三叉神経が脳幹部から出てくる部分(神経根)において、近くを通る血管(主に上小脳動脈や椎骨動脈など)が神経に接触・圧迫することで、神経が脱髄(神経の絶縁膜が壊れる)し、異常な電気信号が生じると考えられています。
このタイプは最も頻度が高く、中高年(特に50歳以上)に多く見られます。
② ウイルス感染による神経障害(二次性三叉神経痛)
代表的なものは、顔面や頭部の帯状疱疹後に発症する「帯状疱疹後神経痛」です。
ヘルペスウイルスが三叉神経節に潜伏感染しており、免疫低下時に再活性化することで神経に炎症を引き起こします。
その結果、神経が過敏になり、慢性的な痛みへと進行することがあります。
③ 腫瘍・多発性硬化症・脳血管奇形などの器質的病変
脳腫瘍(聴神経鞘腫や類表皮腫)、脳動静脈奇形、多発性硬化症(MS)など、明らかな病変によって神経に圧迫・損傷が起きることもあります。
特にMSは中枢神経の脱髄疾患であり、若年層に発症することが多く、他の神経症状(視力障害や運動障害)を伴う場合もあるため、早期の精密検査が必要です。
▶ 簡単に言えば…
三叉神経痛は、顔の神経(感覚神経)が刺激に対して過敏に反応し、普通なら痛みを感じない場面で激しい痛みを生む状態です。
たとえば、洗顔や歯磨き、冷たい風が顔に当たるだけで「ビリッ」と電気が走るような痛みが走るのは、三叉神経が炎症や圧迫、損傷によって“痛みのブレーキが利かなくなっている”ためです。
つまり、顔に張り巡らされた神経が常に警戒状態になり、わずかな刺激でも過剰に痛みを出してしまっている——それが三叉神経痛の正体です。
【症状の特徴】どんな痛み?どこが痛い?
- 非常に鋭く、電気が走るような一瞬の痛み
- 食事・洗顔・歯磨き・会話・風などの刺激で発生
- 片側の頬・顎・額など、はっきりと範囲がある
- 痛みは数秒~数分で収まるが、何度も繰り返す
この痛みは「一時的だから…」と軽く見られがちですが、重症化すると日常生活そのものに支障をきたす可能性があります。
当院では、早期発見と“原因から整える”アプローチを重視しています。
【一般的な三叉神経治療とその課題】
病院での治療としては、以下のような方法がよく行われます。
- 抗けいれん薬(カルバマゼピンなど)の処方
- 神経ブロック注射
- 手術(血管の圧迫を解除する微小血管減圧術など)
これらの治療は即効性がありますが、
- 長期的な服薬による副作用(眠気・ふらつき・記憶力低下)
- 注射や手術への不安感やハードルの高さ
- 痛みが一時的に取れても再発するケース
などの課題もあります。
少しでもお悩み改善の手助けになるように、私たちは全力で応えたいと考えています。
【上尾市-久喜市・さいたま市北区土呂/宮原すぎやま整骨院のアプローチ】
当院では、薬や手術に頼る前にできることとして、以下の統合的なアプローチを行っています。
✅ ① 首・肩・顎まわりの筋緊張を調整する手技療法
三叉神経は脳幹から出た後、首・肩・顔の筋肉の間を通って広がる神経です。
その周囲の筋肉が硬くなると、神経が圧迫されやすくなります。
当院では、筋膜リリースや深層筋アプローチを使い、神経の通り道を整える施術を行っています。
✅ ② 鍼灸による神経伝達と自律神経の調整
東洋医学では、顔面の経絡(けいらく)と全身のバランスの乱れが三叉神経痛に関わっているとされています。
当院では、鍼灸を使って痛みの抑制に関わるツボ(合谷・太陽・印堂など)に刺激を与え、神経過敏を鎮める施術を行います。
▶ 鍼灸が効くメカニズム(西洋医学的な視点)
鎮痛物質(内因性オピオイド)の分泌促進
鍼刺激は脳内でエンドルフィンやエンケファリンといった鎮痛物質の分泌を促進し、痛みの信号をブロックする作用があります。
神経伝達の調整
痛みの信号を伝える神経系(Aδ線維やC線維)に鍼刺激が加わることで、神経系が適度に刺激され、痛みの過剰伝達を抑制します。
血流の改善と筋緊張の緩和
鍼により局所の血流が改善され、周囲組織の酸素供給が高まり、神経への圧迫が軽減されることで痛みが緩和されます。
自律神経のバランス調整
交感神経の過緊張を鎮め、副交感神経優位に導くことで、神経系全体の興奮状態が落ち着きやすくなります。
また、鍼灸は副作用も少なく、体の内側から回復力を高める安全な治療として多くの方に選ばれています。顔面の経絡(けいらく)と全身のバランスの乱れが三叉神経痛に関わっているとされています。
当院では、鍼灸を使って痛みの抑制に関わるツボ(合谷・太陽・印堂など)に刺激を与え、神経過敏を鎮める施術を行います。
また、鍼灸は副作用も少なく、体の内側から回復力を高める安全な治療として多くの方に選ばれています。
【よくある質問】
Q:薬を飲んでいても通えますか?
A:もちろん大丈夫です。薬との併用で、相乗的に改善が期待できるケースも多いです。
Q:どのくらいで改善を感じられますか?
A:平均して3〜5回目で痛みの軽減を実感される方が多いですが、状態によって個人差があります。
Q:鍼は痛くありませんか?
A:当院では極細の鍼を使用し、ほとんど痛みを感じない施術を行っています。初めての方にも丁寧に説明いたします。
Q:三叉神経痛かどうか自分で判断できますか?
A:三叉神経痛は症状が他の神経痛や歯の問題と似ていることもあるため、自己判断は非常に難しいです。当院では問診・触診・生活背景の聞き取りなどから総合的に判断し、必要があれば医療機関との連携も行っています。
Q:三叉神経痛は完治しますか?
A:状態や原因によって異なりますが、神経の過敏状態が落ち着けば痛みは十分に軽減・消失する可能性があります。当院では、再発しにくい身体環境を作ることを目標に施術を行っています。
【まとめ】「もう我慢しないで」三叉神経痛には手があります
三叉神経痛は、痛みの質が強いために日常生活の質を大きく下げてしまいます。
しかし、原因を見極め、神経への負担を取り除くことで改善の可能性は十分あります。
上尾市-久喜市・さいたま市北区土呂/宮原すぎやま整骨院では、
「どこに行っても改善しなかった」
「もう諦めるしかないのかと思った」
そんな方にも、あきらめず全力で寄り添い、最善のサポートを行っています。
三叉神経痛でお困りの方は、ぜひ一度、私たちにご相談ください。
あなたの笑顔と日常を取り戻すために、心を込めて対応いたします。