変形性膝関節症
- 朝起きた時、歩き出しで膝が痛い
- 旅行に行きたいが、膝が痛くて心配だ
- 何もしていなくても膝がうずく感じがする
- 膝の内側が痛い
- レントゲンでは異常ないといわれたが、膝が痛い
変形性膝関節症でお悩みの方へ|上尾市-久喜市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま整骨院
朝起きたときに膝がこわばる。階段の上り下りがつらくて、手すりが手放せない。歩き出しに痛みが走り、散歩や買い物もおっくうに感じてしまう。
こうした症状で悩んでいる方の多くが、「変形性膝関節症」に苦しんでいます。年齢のせいだから仕方がない。治らないから我慢するしかない。そんなふうに諦めてしまっていませんか?
上尾市・久喜市・さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院では、変形性膝関節症の痛みを改善し、楽に生活したい、そんな方の力になりたいと考えています。痛みの出ている膝だけでなく、その方の歩き方や姿勢、筋力バランスまで丁寧に見極め、症状の緩和とこれ以上の悪化を防ぐサポートを全力で行っています。
変形性膝関節症とは? ― 加齢や負担によって進行する膝の関節障害
変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)とは、膝関節の骨と骨の間にある関節軟骨がすり減り、関節の構造が変化して痛み・腫れ・動作制限などを引き起こす進行性の関節疾患です。初期は違和感や動き始めの痛みなど軽微な症状にとどまりますが、進行すると関節の変形が進み、歩行や階段昇降、正座など日常生活動作に大きな支障をきたすようになります。
関節軟骨には神経や血管がなく、すり減っても自覚症状が出にくいため、気づいたときにはある程度進行してしまっているケースも珍しくありません。症状の進行度によって「初期」「中期」「末期」に分けられ、治療法の選択や運動制限の内容も異なります。
なぜ発症するのか?
変形性膝関節症は“老化現象”と捉えられることもありますが、実際にはさまざまな因子が関わっており、加齢だけでは説明がつきません。以下のような複数の要素が複雑に絡み合い、膝関節への過負荷や運動不良を引き起こすことで、軟骨が摩耗・変性していくのです。変形性膝関節症の原因を詳しく説明していきます。
● 筋力の低下
膝を支える筋肉、特に太ももの前面にある大腿四頭筋の筋力が弱まると、膝関節への衝撃を吸収できず、直接関節に負担がかかりやすくなります。運動不足や加齢による筋萎縮が原因で、膝の痛みが生じるケースも多くあります。
● アライメント異常・歩行バランスの崩れ
O脚・X脚といった膝関節の配列異常、偏平足、外反母趾などの足部変形によって、膝の内側あるいは外側に偏って負荷が集中し、関節軟骨が部分的に摩耗します。また、歩行時に体重の乗せ方が偏っている方は、無意識のうちに関節の片側を酷使していることも多くあります。
● 肥満
体重が増えるほど膝関節にかかる負荷は大きくなります。歩行時は体重の約2.5倍、階段昇降時は3倍以上の負荷が膝に加わると言われており、肥満は変形性膝関節症の大きな発症・悪化因子とされています。
● 外傷や半月板損傷の後遺症
過去に膝をケガしたことがある方、特に靭帯や半月板を損傷した既往がある方では、関節の構造が崩れたり、滑らかな動きが失われることで、関節軟骨の一部が過度に擦り減りやすくなります。
● 遺伝的素因・性差
女性の方が男性よりも発症しやすいことがわかっており、これはホルモンバランスや関節の構造的な違い(骨盤の広さなど)が影響していると考えられています。また、親族に変形性関節症の方がいる場合、発症リスクが高い傾向があります。
● 加齢・長年の負荷
勿論加齢による要因もあります。軟骨細胞の機能低下や、関節液(潤滑液)の減少によって、軟骨の自己修復能力が落ちてくると、加齢とともに損耗が進行しやすくなります。特にしゃがみ込みや立ち上がり、階段昇降など、日常的に膝へ負荷のかかる動作が多い方では、関節の消耗が加速します。
変形性膝関節症セルフチェック!こんな症状があったら要注意
以下の項目に当てはまる方は、変形性膝関節症の初期症状の可能性があります。一つでも該当すれば、早めの対処が大切です。
□ 朝起きたとき、膝がこわばる・動かしにくい
□ 椅子から立ち上がるとき、膝が痛む
□ 階段を降りるときに膝がズキッとする
□ 歩き始めに違和感があり、徐々に楽になる
□ 長く歩くと膝がだるく、休みたくなる
□ 正座やしゃがむ動作がつらい
□ 膝をまっすぐ伸ばしづらい・完全に曲げられない
□ 膝が腫れぼったい、熱っぽく感じる
□ 膝からコキコキ音がする
□ O脚が進んできた気がする
これらは“膝の軟骨がすり減り始めているサイン”かもしれません。痛みがなくても、関節内部の炎症やアライメントの崩れが進行していることがあります。まずはセルフチェックをしましょう。もし当てはまるものが3つ以上ある方は、すぎやま鍼灸整骨院にすぐご相談ください。
変形性膝関節症を放置するとどうなるか
変形性膝関節症は、膝の関節軟骨がすり減り、関節の形が徐々に変形していく進行性の疾患です。
初期のうちは「膝が少し痛む」「動くと違和感がある」といった軽い症状から始まりますが、放置するほど進行が早まり、回復が難しくなります。
以下では、進行する過程と放置によるリスクを段階的に詳しく解説します。
初期の段階(軽い痛み・違和感)
最初は関節の軟骨が少しずつ摩耗を始めている状態です。
この頃は、立ち上がるときや歩き始めにだけ膝の内側にチクッと痛みを感じる程度で、休むと症状が治まることが多いです。
【放置すると】
-
軟骨の摩耗が進行し、関節の隙間が狭まってきます。
-
膝周囲の筋肉がこわばり、動かしにくさが増えます。
-
少しずつ「正座がしにくい」「階段を降りるのが怖い」など、日常動作に不安が出始めます。
中期の段階(痛みの頻度・強さが増す)
摩耗が進んだ軟骨の破片が関節内にたまり、炎症が繰り返し起こるようになります。
痛みは動いている最中だけでなく、安静時にも出ることが増え、膝の腫れや熱感を伴います。
【放置すると】
-
炎症により関節液(関節水腫)がたまり、膝が腫れて曲げ伸ばしが難しくなる。
-
膝がまっすぐ伸びなくなり、歩行姿勢が崩れます。
-
膝をかばって動くため、腰や反対側の膝にも負担がかかり、痛みの連鎖が始まります。
後期の段階(関節の変形が目立つ)
軟骨がほとんど失われ、骨同士が直接ぶつかり合う「骨硬化・骨棘形成」が進みます。
膝の骨が変形し、O脚が目立つようになります。
【放置すると】
-
歩行が困難になり、杖や手すりなしでは移動できなくなる。
-
膝の可動域が著しく制限され、しゃがむ・正座はほぼ不可能になる。
-
夜間も疼痛が続き、睡眠の質が低下する。
-
筋力低下によりさらに症状が悪化する悪循環に陥る。
全身への影響
膝関節の痛みと変形が長期間続くと、単に「膝だけの問題」では済まなくなります。
【放置による二次的リスク】
-
体重がかけられないため活動量が減り、筋力・体力が急速に低下。
-
膝をかばって歩くことで、腰痛・股関節痛・反対側の膝痛を併発。
-
運動不足による体重増加・糖尿病・高血圧の進行。
-
転倒・骨折のリスクが高まり、要介護状態に移行することもある。
すぎやま鍼灸整骨院での膝痛アプローチ
まず変形性膝関節症について、いち早くお悩みを解消するために、どのような治療を行っていくのかを簡単にご説明させていただきます。
【1】インソール(フォームソティックス・メディカル)による足元からの負担調整
膝の痛みの多くは、「歩き方」や「足の使い方」が原因で膝に過剰な負担がかかっていることが背景にあります。偏平足や回内足などによって膝のねじれが生じ、関節面の片側に負荷が集中することが、軟骨のすり減りを加速させているのです。
当院では、医療用矯正インソール(フォームソティックス・メディカル)を導入し、足元から膝へのアライメントを整えます。インソールによって足の接地角度や体重のかかり方を補正し、歩行時の膝関節の軌道を正しく導きます。これにより、膝の内側・外側に偏ってかかっていた負荷がバランスよく分散され、痛みの緩和だけでなく、変形の進行予防にもつながります。
特に初期段階のOA(変形性膝関節症)では、インソールの使用によって症状の悪化を防ぎ、手術を回避できた症例も多くあります。
【2】骨盤〜下肢全体を整える整体技術
膝関節は単独で動くものではなく、股関節や足首、骨盤との連動のなかで機能しています。膝だけをケアしても、根本的な改善にはつながりません。むしろ、全身のバランスが崩れていることで膝に過剰な負担がかかり、痛みや変形を引き起こしているケースが多いのです。
すぎやま整骨院では、骨盤の傾きや左右差、股関節の可動域、足関節の柔軟性などを評価し、下肢全体のバランスを整える整体を行います。とくに膝の内反(O脚傾向)や外反(X脚傾向)の補正、太ももの筋膜のねじれなどを改善することで、関節面の正常な滑走が確保され、膝が自然に動かしやすくなります。
これにより、施術後には「階段が楽に降りられるようになった」「歩き出しがスムーズになった」といった変化を実感される方が多くいます。
【3】鍼灸による深部の血流促進と鎮痛・炎症抑制
変形性膝関節症では、関節の滑膜や周囲の筋肉・靱帯に慢性的な炎症や循環不良が起きています。鍼灸施術は、深部の筋肉や関節包の緊張をやわらげ、血流を促進することで、痛みを鎮める効果が期待できます。
膝周囲にある主要なツボ(膝眼・陽陵泉・血海・梁丘など)を中心に施術し、局所的な循環と神経反応を改善します。また、鍼灸は自律神経にも作用するため、痛みによる緊張や不眠、だるさといった二次的な不調の改善にもつながります。
加えて、急性期を過ぎた後のむくみや重だるさに対しても、温灸を併用することで全身の巡りが整い、「治りやすい身体づくり」へとつながっていきます。
【4】メディカルトレーニングによる筋力・動作の再教育
変形性膝関節症の原因のひとつに、太ももの筋力低下や姿勢の崩れがあります。特に大腿四頭筋や内側広筋の筋力が弱まると、膝関節が不安定になり、関節面の摩耗を早めてしまいます。
すぎやま整骨院では、EMSスーツを活用したメディカルトレーニングを導入しています。これは、従来のトレーニングよりも関節に負担をかけずに筋肉を効率よく刺激できる最新の運動療法です。体幹・下肢の筋力アップはもちろん、「正しく歩く」「膝を安定させて階段を上る」といった動作の再教育も含めて指導しています。
トレーニングは個人の体力・症状に合わせて段階的に進め、無理なく安全に続けていけるプログラムをご提案いたします。
変形性膝関節症セルフチェック!こんな症状があったら要注意
以下の項目に当てはまる方は、変形性膝関節症の初期症状の可能性があります。一つでも該当すれば、早めの対処が大切です。
□ 朝起きたとき、膝がこわばる・動かしにくい
□ 椅子から立ち上がるとき、膝が痛む
□ 階段を降りるときに膝がズキッとする
□ 歩き始めに違和感があり、徐々に楽になる
□ 長く歩くと膝がだるく、休みたくなる
□ 正座やしゃがむ動作がつらい
□ 膝をまっすぐ伸ばしづらい・完全に曲げられない
□ 膝が腫れぼったい、熱っぽく感じる
□ 膝からコキコキ音がする
□ O脚が進んできた気がする
これらは“膝の軟骨がすり減り始めているサイン”かもしれません。痛みがなくても、関節内部の炎症やアライメントの崩れが進行していることがあります。まずはセルフチェックをしましょう。もし当てはまるものが3つ以上ある方は、すぎやま鍼灸整骨院にすぐご相談ください。
変形性膝関節症の進行段階別アプローチ|上尾市-久喜市-さいたま市北区-すぎやま鍼灸整骨院グループ
初期の施術
上尾市・久喜市・さいたま市北区のすぎやま鍼灸整骨院グループでは、変形性膝関節症の初期にはまず「膝がしっかり伸びる状態」を回復させることを最優先に施術を行います。膝が曲がったままでは、立っているだけでも関節に大きな負荷がかかり、やがて安静時にも痛みが出てしまいます。
本来の可動域を回復することで、歩行や階段動作がスムーズになり、進行を防ぐ基礎が整います。この段階での施術と予防が、3年後・5年後・10年後の歩行能力に直結します。
【初期の症状】
- 朝の動き出しに膝がこわばる
- 歩いていると次第に痛みが消える
この段階でしっかり治療とエクササイズを行うことが、変形進行の予防に大きく貢献します。
中期の施術
中期には膝の痛みが日中も続くようになり、違和感や腫れ、熱感を伴うこともあります。すぎやま鍼灸整骨院グループでは、膝だけでなく骨盤・股関節・足首まで含めた「全身のバランス調整」を行い、根本改善を目指します。
歩行時の癖や骨格の歪みを整えることで、関節への不均等な負荷を取り除き、痛みの再発を防ぎます。また、大腿四頭筋を中心とした筋力トレーニング(EMS・JOYトレなど)も併用し、膝を支える筋肉の機能を高めます。
【中期の症状】
- 起きている間ずっと違和感や痛みがある
- 膝の腫れ・熱感・むくみが出る
- 階段やしゃがみ動作で強い痛みが出る
- ゴリゴリ・ジャリジャリといった異常音
この時期には半月板や軟骨の損傷も進んでいることが多いため、全身から膝への力の流れを整える必要があります。
後期の施術
後期になると、膝の骨自体に変形が見られるようになり、正座ができない、歩行が困難になるなど日常生活への支障が大きくなります。痛みが落ち着くこともありますが、これは関節の動き自体が制限されてしまっているためで、決して“治った”わけではありません。
この段階では、インナーマッスルの強化や関節の安定性向上を目指した施術が重要です。当院では「JOYトレ」などの医療用EMS機器を活用し、内側広筋を中心とした下半身の深部筋を効率よく鍛え、歩行能力や膝の負担を改善します。
【後期の症状】
- 関節の変形が目立つ
- 膝が曲がりきらない、伸びきらない
- 歩行や階段動作に大きな支障がある
- 筋力の著しい低下
筋肉・関節・姿勢の再構築を通じて、進行抑制と日常生活動作の維持を支援します。
少しでも膝に違和感がある方は、早期のチェックと対応が大切です。すぎやま鍼灸整骨院グループでは、現在の膝の状態を丁寧に確認し、将来の不安を一緒に解消していく施術を提供しています。
最後に——変形性膝関節症にお悩みのあなたへ
「この痛みとは一生付き合っていくしかない」「もう年だから仕方ない」——そんな風に、膝の不調をあきらめていませんか?
私たちは、どんなに進行していても、“今できること”が必ずあると信じています。痛みを和らげるだけでなく、歩く・立つ・階段をのぼるといった、あなたの“当たり前の日常”を取り戻すために、全力で寄り添います。
すぎやま鍼灸整骨院グループでは、症状の段階に応じた最適な施術を提供し、あなたの生活の質(QOL)の向上を目指します。
「歩ける未来」をあきらめないでください。私たちが、あなたのそばにいます。
変形性膝関節症のよくある質問(Q&A)
Q1:変形性膝関節症は自然に治りますか?
A:残念ながら、すり減った軟骨は自然には元に戻りません。ただし、痛みの軽減や進行の予防は十分に可能です。早期からの正しいケアで、日常生活に支障のないレベルまで機能を維持・回復できるケースは多くあります。
Q2:膝に水がたまるのはなぜ?抜いた方がいい?
A:膝関節に炎症があると、関節液が過剰に分泌されて「水がたまった」状態になります。抜くかどうかは状態によりますが、繰り返す場合は炎症の原因そのものを改善することが大切です。当院では、炎症を抑える施術や、再発しにくい動作指導も行っています。
Q3:膝の痛みが強いときは運動しない方がいいですか?
A:急性の強い痛みがあるときは安静が必要ですが、痛みが落ち着いてきたら、筋力低下を防ぐために適度な運動が大切です。当院ではEMSやメディカルトレーニング機器を活用して、膝に負担をかけずに行える運動プログラムを提案しています。
Q4:サポーターはつけたほうがいい?
A:膝の安定性をサポートしたり、動作時の不安感を軽減する目的では有効です。ただし、常時使用すると筋力低下につながる可能性があるため、症状やタイミングに応じた使い方が大切です。適切なタイプの選び方や装着指導も行っています。
Q5:手術しないと治らないのでしょうか?
A:末期で日常生活が著しく制限されている場合は手術が必要になることもありますが、多くの方は保存療法で改善が期待できます。当院では手術に至らないよう、早期からの痛み軽減・機能改善・再発予防を目的とした包括的な施術を行っています。