有痛性外脛骨ってなに?と思われる方、非常に多いと思います。あまり聞き覚えの無い疾患名ですよね。でも意外と多くの子供たちに発症していたりします。
「足の内側が特に怪我もしていないのに痛くなってきた」
そんな時は有痛性外脛骨障害を疑った方がいいかもしれません。こちらの動画では有痛性外脛骨障害について簡単に解説しておりますので、ぜひ一度ご視聴頂ければと思います。
有痛性外脛骨障害とは、足の内側にある舟状骨の近くに余分な骨(外脛骨)が存在し、痛みを引き起こす状態です。外脛骨自体は約10〜20%の人に見られる先天的な骨ですが、すべての人に症状が出るわけではなく、痛みが生じる場合に「有痛性外脛骨障害」と診断されます。
有痛性外脛骨障害は、軽度であればおよそ5回程度で症状改善が可能です。
※重度な有痛性外脛骨障害の場合、5回以上かかる事もあります。また5回で痛みは取れますが、再発させないための根本的な原因改善には、お時間が必要になります。
有痛性外脛骨障害の痛みのメカニズム|上尾市-久喜市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま整骨院

1. 外脛骨の構造と負担
外脛骨は、足の内側にある舟状骨の近くに存在する余分な骨です。通常は問題を起こすものではありませんが、とある筋肉によってお痛みを発生させることがあります。↓
- 外脛骨は後脛骨筋という筋肉の付着部にあるため、この筋肉が収縮すると外脛骨が引っ張られてしまいます。
- 扁平足や足のアーチが低下すると、後脛骨筋が過度に引っ張られ、炎症が起こります。
- スポーツや長時間の歩行で繰り返し負担がかかると、骨と腱の接合部にストレスが集中し、炎症や微細な損傷が発生します。
これらの要因によって有痛性外脛骨障害が発生してしまうことがあります。有痛性外脛骨障害でお困りの方は|上尾市-久喜市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま整骨院に一度ご相談ください。
2. 有痛性外脛骨障害が発生する主な要因
① 物理的な摩擦と圧迫による炎症
靴やサポーターなどが足に合っていない、またはあまり足にとって良くないものの場合、外脛骨の部分を圧迫し炎症が起こることがあります。特に靴の内側が硬いものを履くと、骨と靴が擦れて痛みが増すことが多いです。当てはまる部分がある方は有痛性外脛骨障害になりやすいので要注意です。
② 後脛骨筋の過剰な緊張とストレス
後脛骨筋は足のアーチを支える役割があり、扁平足の人は特に負担が大気くなってきます。スポーツや長時間の歩行で後脛骨筋が過剰に使われることで、筋肉と外脛骨の付着部に炎症が起こり、その結果、外脛骨周辺の腱(後脛骨筋腱)が引っ張られ、有痛性外脛骨障害が発生します。
③ 付着部の微細な損傷と神経の刺激
スポーツなどで繰り返し負荷がかかることで、後脛骨筋腱と舟状骨の接合部に小さな損傷が発生していきます。そこに炎症が起こると、痛みを感じる神経が過敏になり、ちょっとした刺激でも痛みが出やすくなってしまいます。
3. 有痛性外脛骨障害の痛みの進行と慢性化のリスク
有痛性外脛骨障害の初期の痛みは運動後の違和感程度ですが、放置をしてしまうことで徐々に重症化していきます。
✅ 初期段階(軽度)
✅ 中期段階(中程度)
- 長時間歩いたり走ったりすると強い痛みが出る
- 靴を履いたときに圧迫されて痛い
- 炎症がひどくなると腫れや赤みが出る
✅ 慢性化(重度)
- 何もしなくても痛みが出る(安静時痛)
- 足のアーチが崩れ、歩行や日常生活に支障が出る
- 繰り返し炎症が起こることで、骨の変形や腱の損傷が進む
このような流れで悪化していきます。慢性化してしまうと、確実にスポーツだけでなく日常生活にまで支障が出ます。有痛性外脛骨障害の治療は早ければ早いほど改善スピードは上がります。少しでもお子様が痛みを訴え始めたら、早めに受診をおすすめします。
有痛性外脛骨障害の特徴を詳しく解説!|上尾市-久喜市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま整骨院
1. 足の内側の隆起(ふくらみ)が目立つ
有痛性外脛骨障害がある人の足の内側(土踏まずのすぐ上)には、骨が出っ張ったようなふくらみが見られます。ふくらみの大きさは人によって異なりますが、大きい場合は靴の内側に当たりやすく、圧迫による痛みが発生しやすくなります。圧迫すると「ズキッ」とした鋭い痛みを感じることもあり、触ると腫れているように感じることもあります。
2. 10〜20%の人に見られるが、痛みが出るのは一部
外脛骨は先天的な骨の一部で、10〜20%の人に存在すると言われています。しかし、全員が痛みを感じるわけではなく、成長期やスポーツをしている人に症状が出やすいのが特徴です。なので有痛性外脛骨障害は特にサッカーやバスケットをしているお子様に多い特徴があります。
3. 痛みが発生する主なタイミング
有痛性外脛骨障害の痛みは、日常生活やスポーツの動作の中で特定の動きや負担がかかったときに現れます。症状が進行していくと押すと痛い、最終的に何もしなくても痛みを感じるようになります。少しだけ詳しく解説します!
① スポーツ時
サッカー、バスケットボール、陸上競技などの走る・ジャンプする動作が多いスポーツをする人に多く見られます。特に、ストップ&ダッシュを繰り返す動き(例:サッカーの切り返し、バスケのピボット動作など)で有痛性外脛骨障害の痛みが強くなる傾向があります。
② 長時間の歩行や立ち仕事
立ち仕事や長時間の歩行で、足のアーチに負担がかかると有痛性外脛骨障害の痛みが出やすくなります。特に扁平足は舟状骨や後脛骨筋に負担がかかりやすく、有痛性外脛骨障害による痛みを感じやすくなります。
③ 靴の圧迫
外脛骨が大きいと、靴の内側に当たりやすく、摩擦や圧迫によって痛みが発生することがあります。特に硬い靴や細身の靴を履くと痛みが増す場合があります。
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上尾市‐久喜市‐さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院グループでは、お子様の足を検査し、ベストな靴をご提案します。詳しくはこちら
4. 扁平足との関連性が強い
扁平足の人は有痛性外脛骨障害になりやすいとされています。これは、扁平足によって足のアーチが崩れ、後脛骨筋(こうけいこつきん)への負担が増加するためです。後脛骨筋が外脛骨を強く引っ張ることで、炎症や痛みが発生しやすくなります。
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5.手術になりやすいケース
有痛性外脛骨障害は特に小児期の骨の成長が未熟なほど、重症化しやすい傾向にあります。なぜなら、骨が完全に癒合していないため、偏平足や後脛骨筋による影響を受けやすくなるためです。そのため偏平足を小さいころから放置してしまうことは、有痛性外脛骨障害の症状を悪化させることにつながってしまうのです。
当院での治療|上尾市-久喜市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院
|上尾市-久喜市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院グループでは有痛性外脛骨障害を最短で解決するために、様々なアプローチをご用意しております。

◎当院ではエコーを用いて有痛性外脛骨障害の患部を観察し、状態を詳しく検査していきます。詳しくはご来院時に説明いたします。
手技療法:有痛性外脛骨障害

整体治療では、後脛骨筋の緊張をほぐし、負担を軽減していきます。また、後脛骨筋に負担がかからないように足首・足底のバランスを調整し、有痛性外脛骨障害の根本的な原因も改善していきます。
電気治療・超音波治療:有痛性外脛骨障害

ハイボルテージ療法や超音波治療で、痛みを素早く軽減させます。超音波やハイボルテージは筋肉の深部の損傷にアプローチし、有痛性外脛骨障害による炎症の早期回復を促進させる効果があります。
テーピング・インソール指導:有痛性外脛骨障害


有痛性外脛骨障害でのテーピングは簡単に言うと、「捻挫と逆の方向にテーピング」をまいていきます。足首が回内(内側に倒れている)して、それにより有痛性外脛骨障害を起こしているので、土踏まずを作る方向にテンションをかけていきます。また|上尾市-久喜市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま整骨院では、足首の歪み検査を実施し、皆さんの足の状態を評価していきます。そこから一人一人に合った靴の提案と、矯正用インソールのアドバイスを行い、長期的なケアをサポートさせていただいております。
ストレッチ・運動指導

有痛性外脛骨障害の原因となる後脛骨筋・ふくらはぎ・足底のストレッチを指導し、柔軟性を向上。そしてアーチを支える筋力トレーニングを実施していきます。それにより有痛性外脛骨障害の再発を予防していきます。
まとめ:有痛性外脛骨障害治療はすぎやま鍼灸整骨院グループまで

有痛性外脛骨障害は、足の内側にある余分な骨(外脛骨)が炎症を起こし、痛みを引き起こす疾患です。有痛性外脛骨障害は成長期の子どもやスポーツをしている方に多く見られ、足のアーチや後脛骨筋の負担が原因で痛みが発生します。
✅ スポーツや長時間の歩行で悪化しやすい
✅ 扁平足の人は発症しやすい
✅ 安静・アイシング・インソール・ストレッチなどの保存療法が基本
✅ 手術は最終手段!ほとんどの場合、適切な治療で改善可能
「成長期だから仕方ない…」「スポーツをやめるしかない?」と諦める前に、ぜひ 上尾市・久喜市・さいたま市北区土呂宮原すぎやま鍼灸整骨院 にご相談ください!
◎当院の有痛性外脛骨障害治療の特徴◎
💡 手技療法で筋肉の負担を軽減し、痛みを解消
💡 電気治療・超音波治療で炎症を早期回復
💡 インソール処方で再発防止をサポート
💡 ストレッチ・運動指導で長期的な改善へ
お子様の有痛性外脛骨障害を根本から改善し、快適な生活を取り戻すお手伝いをします!有痛性外脛骨障害の痛みでお悩みの方は、ぜひ上尾市・久喜市・さいたま市北区土呂宮原すぎやま鍼灸整骨院にお任せください!