膝蓋骨骨折(膝のお皿の骨折)
- 膝を動かすと痛む
- 階段の上り下りが困難
- 膝が腫れて辛い
- 歩くと激痛が走る
- 膝が曲げられない
膝蓋骨骨折について|上尾市-久喜市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院
膝蓋骨骨折は、膝関節の前方にある“お皿”と呼ばれる膝蓋骨が骨折してしまう状態です。膝蓋骨は大腿四頭筋という太ももの大きな筋肉が付着しており、歩行・階段昇降・座る・立ち上がるといった動作のたびに大きな負荷がかかります。そのため、膝蓋骨骨折があると日常生活に甚大な支障が出てしまうのです。
上尾市・久喜市・さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院グループでは、膝蓋骨骨折を正しく評価し、早期に機能を取り戻す治療とリハビリを提供しています。
膝蓋骨骨折の主な症状
~見逃しやすい初期症状から、時間経過による悪化まで~
膝蓋骨骨折の症状は、打撲や捻挫と似ている部分があるため、初期では見過ごされがちです。しかし、特徴的なポイントを押さえておけば、早期の対応が可能です。以下に、膝蓋骨骨折に多くみられる具体的な症状を紹介します。
【1】膝のお皿(膝蓋骨)を中心とした強い痛み
膝蓋骨骨折では、膝のお皿のすぐ下あたりがズキズキと痛み、特に圧迫時や動作時に激痛が走ることが多く見られます。安静にしていても「ズーンとした重だるさ」や「うずくような痛み」を訴えるケースもあります。
【2】膝の腫れ・熱感・内出血
骨折による炎症反応によって、受傷後数時間以内に膝全体が腫れあがることがあります。また、膝蓋骨周囲に内出血が見られ、皮膚が赤紫~青くなることも特徴です。触ると熱を持っているように感じる場合もあります。
【3】膝を動かせない・力が入らない
膝蓋骨が割れることで、大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)が正常に機能しなくなり、膝を伸ばすことが困難になります。また、「歩こうとしても膝が崩れる」「足を上げようとすると力が入らない」といった症状も膝蓋骨骨折の重要なサインです。
【4】お皿の変形や触るとグラグラ動く感覚
膝蓋骨骨折の中には“転位”といって骨がズレてしまうケースがあります。この場合、お皿に段差があるように感じる/触ると左右に動いてしまうという違和感を覚えることがあります。
【5】時間の経過で症状が悪化することも
最初は「ただの打ち身」と思っていても、時間とともに腫れが強くなる、膝が伸びにくくなる、足を引きずって歩くようになるなど、症状が徐々に悪化していくケースもあります。
【6】日常生活への影響
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階段の昇り降りができない
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正座ができない
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長く立っていられない
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しゃがんで子どもと遊ぶことができない
このように、膝蓋骨骨折は生活の質(QOL)を大きく低下させるケガです。上尾市・久喜市・さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院グループでは、これらの症状に応じた細やかな治療計画を立て、早期回復と再発防止を同時に叶えます。
膝蓋骨骨折のセルフチェック
~ご自身で気づくための簡易チェックポイント~
膝蓋骨骨折は、転倒や衝突の直後には「打撲かな?」と軽く見られがちですが、放置すると回復が遅れ、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。以下のチェック項目を確認し、1つでも当てはまる場合は早めの受診をおすすめします。
□ 1. 転倒・衝突のあとから膝のお皿がズキズキと痛む
転倒や膝打ち後に、膝蓋骨(膝のお皿)を中心に持続的な痛みがある場合は要注意です。動かさなくても痛む・夜間もズキズキするなどの症状は膝蓋骨骨折の可能性があります。
□ 2. 膝に腫れや内出血がある
お皿の周囲が大きく腫れたり、青あざのような内出血があるのは、出血を伴う骨折のサイン。痛みがあまりなくても、腫れが強いときは必ず検査が必要です。
□ 3. 膝を曲げたり伸ばしたりできない
膝蓋骨が損傷していると、曲げ伸ばしのときに「激痛」または「不可能」な状態になります。特に「足をまっすぐに保てない」「持ち上げられない」場合は、膝蓋骨骨折が強く疑われます。
□ 4. 膝のお皿に触れたときに段差やズレを感じる
骨がズレてしまっている場合、触ると膝蓋骨の中心に“へこみ”や“段差”が確認できることがあります。左右で比較すると違いがわかりやすいです。
□ 5. 歩行時に力が入らず、膝がガクッと崩れそうになる
膝蓋骨は歩くときの「ブレーキ」として大切な役割を担っています。骨折があると膝の安定性が失われ、踏み出しや体重移動ができず「崩れ落ちそう」な感覚が起きます。
「えっ、私も当てはまる…?」と思ったら
その症状、単なる打撲ではないかもしれません。
膝蓋骨骨折の早期発見・早期回復には初期対応の質が大きく関係します。
迷ったらまずは上尾市・久喜市・さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院グループへご相談ください。経験豊富なスタッフがあなたの状態を丁寧に確認し、必要があれば医療機関との連携も行います。
すぎやま鍼灸整骨院グループにおける膝蓋骨骨折の治療
膝蓋骨骨折の治療は、単なる固定や安静だけでは十分ではありません。「骨がくっつけば終わり」ではなく、「元通り動けること」が本当のゴールです。上尾市・久喜市・さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院グループでは、痛みの除去・可動域の回復・筋力の再教育・動作改善まで、段階的にサポートいたします。
① 急性期の対応(受傷直後~1週間)
目的:痛みと腫れの早期軽減・組織回復の促進
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アイシングと安静指導:患部を冷やしながら腫れや内出血を抑えます。無理な動作を避けるよう生活指導も行います。
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テーピング・包帯固定:膝を安定させるための保護固定を行い、不要な負荷を防ぎます。
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微弱電流治療(マイクロカレント):細胞レベルで修復を促す治療法で、骨折の修復を後押しします。
② 回復期の対応(2週目~6週目)
目的:関節の動きの回復と筋力維持
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関節可動域(ROM)トレーニング:膝が固まってしまわないよう、痛みの出ない範囲でゆっくりと曲げ伸ばしを促します。
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ハイボルテージ療法:深部の炎症を抑えつつ、血流を促進して組織の回復を早めます。
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手技療法(周囲の筋・腱へのアプローチ):太もも・ふくらはぎなどの緊張をほぐし、膝の動きや血流を助けます。
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EMSトレーニング(電気筋肉刺激):安静による筋力低下を防ぎ、リハビリ後のスムーズな歩行につなげます。
③ 再建・強化期(6週目~12週目)
目的:日常生活への完全復帰・再発防止
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歩行再教育:正しい歩行フォームの習得をサポートし、膝への再負荷を防ぎます。
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荷重トレーニング(ステップ台・バランスボード):段階的に負荷を増やし、耐久力と反応力を鍛えます。
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姿勢分析と動作指導:身体全体のアライメント(姿勢)を見直し、再び同じケガを繰り返さないよう予防的に指導します。
④ 心理的サポート・生活面のケア
膝蓋骨骨折の方は「また転んだらどうしよう…」「歩けるようになるの?」という強い不安を感じています。当グループでは、常に寄り添う気持ちを大切にし、患者様一人ひとりの心にもケアを行っています。
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毎回のカウンセリングと回復度チェック
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ご家族への説明・通院スケジュールの柔軟調整
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仕事復帰や家事再開の時期相談
よくある質問(FAQ)
Q1:病院で手術は終わったが、その後のケアは整骨院でできますか?
→ はい。手術後のリハビリや筋力強化などは、上尾市・久喜市・さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院グループで対応可能です。
Q2:高齢者でも膝蓋骨骨折は治りますか?
→ 年齢に関係なく治癒は可能ですが、筋力や回復力に応じたリハビリが必要です。当グループでは高齢者の方にも優しい治療をご提供します。
Q3:再発が怖いのですが…
→ 動作指導と筋力強化を並行して行えば、再発リスクは大きく減らせます。当院では生活指導も丁寧に行っています。
Q4:膝蓋骨骨折後に階段が怖いのですがどうすれば?
→ 正しい重心移動と筋力がつけば怖くありません。専門スタッフが段階的に練習をサポートします。
Q5:通院の頻度は?
→ 症状によりますが、週2~3回が一般的です。無理のないペースで進めていきます。
まとめ
膝蓋骨骨折は、決して珍しいケガではありません。しかし、放置や誤った治療によって「痛みが残る」「正座ができない」「膝が曲がらない」など後遺症を残すケースもあります。
上尾市・久喜市・さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院グループでは、膝蓋骨骨折の初期処置からリハビリ、再発予防までトータルでサポートします。他院で改善が見られなかった方や、通院をあきらめかけた方にも真摯に向き合い、全力で回復を目指します。
「膝蓋骨骨折なんてもう治らないかもしれない」と思う前に、ぜひ一度、上尾市・久喜市・さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院グループへご相談ください。