前十字靭帯損傷(ACL損傷)


- 膝が不安定で怖い
- スポーツ復帰が心配
- 階段が辛くて不安
- 膝が腫れて痛む
- 長時間歩くのが困難
前十字靭帯損傷(ACL損傷)
「ジャンプの着地で膝をひねった」「急に膝が腫れた」「痛みが引いても、また膝が抜けそうで怖い」――その膝のお悩みはありませんか?
サッカーで方向転換した瞬間、膝が「グキッ」となった。バスケットボールでジャンプから着地した際に膝が崩れ、その後大きく腫れてきた。最初は歩けなかったものの、数日たつと痛みが落ち着き、「もう大丈夫かもしれない」と感じるようになった。
しかし、階段や方向転換では膝が頼りなく感じる。スポーツに戻ろうとすると、また膝が抜けるのではないかと怖くなる。
そのようなお悩みの背景に、前十字靭帯損傷(ACL損傷)が関係している場合があります。
「ケガをしたときに、膝の中で音がした」
「受傷してから膝が急に腫れた」
「歩けるようになったのに、方向転換が怖い」
「前十字靭帯が切れていると言われ、手術するか悩んでいる」
「手術後のリハビリを、どこまで続ければよいか分からない」
「また競技へ戻りたいけれど、再びケガをするのが不安」
前十字靭帯は、膝の関節の中にあり、太ももの骨とすねの骨をつないでいる靭帯です。
特に、すねの骨が太ももの骨に対して前へ動きすぎることや、膝に強いねじれが加わることを抑える働きがあります。
この靭帯が損傷すると、受傷直後の痛みや腫れだけでなく、膝が「ガクッ」と崩れるような不安定感が残る場合があります。
膝が急に大きく腫れた、体重をかけられない、膝が抜ける感覚がある場合は、整形外科での評価を優先してください。
上尾市・久喜市・さいたま市のすぎやま鍼灸整骨院では、医療機関での診断や治療方針を大切にしながら、膝の動き・筋力・バランス・歩行・スポーツ動作を確認します。
当院で対応できる状態であれば、整体・鍼灸・メディカルトレーニングなどを組み合わせ、日常生活や競技復帰に向けた身体づくりをサポートします。
目標は、膝の痛みを落ち着かせることだけではありません。再び歩く・走る・跳ぶ・方向転換するために、今できることを積み重ねていきます。
このような前十字靭帯損傷(ACL損傷)のお悩みはありませんか?
- ジャンプの着地で膝をひねった
- ダッシュから急停止した際に膝を痛めた
- 方向転換した瞬間に膝が崩れた
- 受傷時に「ブチッ」「ポキッ」という感覚があった
- ケガをしてから膝が急に腫れた
- 膝を完全に伸ばしにくい
- 階段を下りると膝が抜けそうになる
- 片脚で踏ん張るのが怖い
- 歩けるようになったがスポーツは不安
- 前十字靭帯の部分断裂と言われた
- 完全断裂と診断され、手術を検討している
- 保存療法と手術の違いを知りたい
- 手術前にできるリハビリを知りたい
- 手術後に筋力が戻らず悩んでいる
- 競技復帰のタイミングを相談したい
これらは前十字靭帯損傷でみられることがある症状やお悩みです。
ただし、音がしたかどうか、歩けるかどうか、腫れの大きさだけでACL損傷の有無や重症度は判断できません。
ご相談・ご予約はこちら
膝の不安定感・
スポーツ復帰でお悩みの方へ
「前十字靭帯を損傷した」
「手術前後の身体づくりを相談したい」
そんなお悩みをお聞かせください。
上尾市・久喜市・さいたま市|すぎやま鍼灸整骨院
※受傷直後の強い腫れ・歩行困難・膝のロッキングなどがある場合は、整形外科での評価を優先してください。
前十字靭帯損傷(ACL損傷)とは?
前十字靭帯損傷とは、膝関節の中にある前十字靭帯が、強い力によって部分的または完全に断裂するケガです。
前十字靭帯は英語でAnterior Cruciate Ligamentといい、略してACLと呼ばれます。
ACLは、太ももの骨とすねの骨を膝の中でつなぎ、関節の安定性に関わっています。
スポーツ中の急停止、方向転換、ジャンプの着地などで膝に大きな力が加わると、損傷する場合があります。
相手と接触して受傷する場合もありますが、相手にぶつかられていないのに、自分の着地や方向転換によって損傷する場合もあることが特徴です。
前十字靭帯損傷では、半月板・軟骨・内側側副靭帯など、ほかの組織も同時に損傷していないか確認することが大切です。
前十字靭帯(ACL)の役割
① すねの骨が前へ動きすぎることを抑える


前十字靭帯の代表的な役割は、すねの骨が太ももの骨に対して前へ移動しすぎることを抑えることです。
走っている途中で急に止まる、ジャンプから着地するなどの場面では、膝に大きな力が加わります。
そのとき、膝の位置や筋肉の働きなどによって、ACLに負担がかかる場合があります。
② 膝に加わるねじれを抑える


ACLは、膝の前後方向だけでなく、回転するような動きへの安定性にも関わっています。
例えば、足が地面についたまま身体だけが方向転換すると、膝に強いねじれが加わる場合があります。
前後方向への力とねじれなどが組み合わさることで、ACLに大きな負担がかかることがあります。
前十字靭帯損傷は、どのような動きで起こるの?
① 急停止・急な方向転換
サッカーやバスケットボール、ハンドボールなどでは、走っている途中で急に止まったり、方向を変えたりする場面があります。
このような動作で膝に大きな負担がかかり、ACL損傷につながる場合があります。
② ジャンプからの着地
バレーボールやバスケットボールなどで、ジャンプから着地した際に膝を痛める場合があります。
着地時の膝や股関節の曲がり方、身体の傾き、速度、疲労など、さまざまな条件が関係します。
③ 膝が内側へ入る「Knee-in」


ジャンプからの着地や方向転換で、膝が内側へ入る動きを「Knee-in」と呼びます。
これは一般に、膝の外反方向の動きとして説明されます。
ただし、Knee-inだけがACL損傷の原因というわけではありません。
股関節・膝・足首の動き、身体の速度、着地の状況など、複数の条件が関係します。
「膝が内側に入ったら必ずACLを損傷する」「お尻の筋力が弱い人だけが損傷する」ということではありません。
当院では、必要に応じて着地や片脚動作を確認し、運動によって取り組める部分がないか考えます。
④ 相手との接触や転倒
ACL損傷は非接触の動作だけでなく、相手との接触や転倒によっても起こります。
特に強い衝撃を受けた場合には、MCLや半月板などの合併損傷も考える必要があります。
前十字靭帯損傷(ACL損傷)の症状
ACL損傷では、受傷直後から日常生活へ戻る時期まで、症状の現れ方が変化する場合があります。
ただし、全員が同じ経過をたどるわけではありません。
急性期|受傷当日から数日間

受傷直後には、膝の痛みや腫れ、体重をかけにくいなどの症状が生じる場合があります。
関節内に出血が起こり、比較的短い時間で膝が大きく腫れることもあります。
- 膝が急に腫れる
- 膝を曲げ伸ばししにくい
- 体重をかけると痛い
- 膝が抜けるような感覚がある
- 受傷時に音や断裂感を覚える場合がある
受傷後に膝が大きく腫れた場合は、ACL損傷だけでなく骨折やほかの関節内損傷も考える必要があります。整形外科での評価を優先してください。
亜急性期|腫れや痛みが変化してくる時期

数日から数週間たつと、腫れや安静時の痛みが落ち着き、歩きやすくなる方もいます。
しかし、歩けるようになったからといって、ACLが十分に機能しているとは限りません。
特に、階段・方向転換・片脚での踏ん張りなどで、膝への不安を感じる場合があります。
「痛みが引いたこと」と「膝の安定性が回復したこと」は、分けて考える必要があります。
回復期|日常生活はできても、スポーツに不安が残る時期

日常生活での痛みが少なくなっても、運動量を増やしたときに不安定感が現れる場合があります。
例えば、歩くことはできても、急な方向転換やジャンプからの着地には不安が残る方もいます。
この時期には、医師の治療方針に合わせて、膝の可動域、筋力、バランスなどを確認しながら進めることが大切です。
慢性期|膝が「ガクッ」と崩れる感覚が続く場合
ACL損傷後、時間がたっても膝の不安定感が続く方がいます。
見た目の腫れや痛みが少なくても、方向転換や段差で膝が抜けるように感じる場合があります。
こうした不安定感を繰り返す場合には、半月板など、ほかの関節内組織への影響も考慮する必要があります。
ただし、ACL損傷があれば全員が慢性的に悪化する、必ず変形性膝関節症になるというわけではありません。
現在の膝の状態と、これから必要な活動に合わせて治療方針を考えることが重要です。
こんな症状は、まず整形外科へ
次のような場合は、整骨院での施術やセルフケアよりも、医療機関での評価を優先してください。
- 膝をひねった後、短時間で大きく腫れた
- 膝に体重をかけられない
- 膝が大きくグラつく
- 膝が完全に伸びない・引っかかって動かない
- 膝に変形がある
- 足先のしびれや色の変化がある
- 痛みや腫れが強くなっている
- 転倒や接触後から歩行困難が続いている
膝の強い腫れ・歩行困難・ロッキング・大きな不安定性がある場合は、早めに整形外科で評価を受けてください。
特に成長期のお子様では、靭帯損傷に似た症状でも、骨の付着部や成長部分の損傷が関係している場合があります。
前十字靭帯損傷の検査|MRIは必要?
ACL損傷の診断では、医師が受傷時の状況、腫れ、膝の安定性、徒手検査、必要に応じた画像検査などを組み合わせて判断します。
レントゲン
骨折や骨の付着部の損傷などを確認するために行われる場合があります。
ACLそのものの状態を、レントゲンだけで詳しく確認することはできません。
MRI
MRIでは、ACLの状態に加え、半月板や軟骨など、ほかの関節内組織を確認するための情報が得られます。
MRIを撮らなければ絶対に診断できないわけではありませんが、損傷の状態や合併損傷を詳しく確認するうえで重要な検査です。
エコー観察
当院では、必要に応じてエコーで観察できる範囲の組織の状態を確認することがあります。
ただし、膝関節の深部にあるACLの部分断裂・完全断裂や、半月板などの合併損傷を、当院のエコー観察だけで確定することはできません。
ACL損傷が疑われる場合には、整形外科での評価を大切にしています。
前十字靭帯損傷の重症度と対応
ACL損傷は、軽い損傷から部分断裂、完全断裂まで状態が異なります。
重症度だけでなく、膝の安定性、合併損傷、年齢、スポーツや仕事で必要な動作によって対応が変わります。
Grade 1|軽度の損傷

靭帯に軽い損傷があり、膝の安定性が比較的保たれている状態です。
痛みや腫れが少ない場合もありますが、歩けることだけでGrade 1とは判断できません。
医療機関での評価を踏まえ、必要な保護や運動を考えます。
Grade 2|部分断裂

ACLの一部が断裂した状態です。
膝の不安定感が少ない方もいれば、方向転換や踏ん張りで不安を感じる方もいます。
「部分断裂だから手術は不要」と一律に決まるわけではありません。
膝の安定性と、ご本人が必要としている活動に合わせて医師が治療方針を判断します。
Grade 3|完全断裂

ACLが完全に断裂した状態です。
膝の不安定感が生じる場合がありますが、痛みが落ち着くと歩行できる方もいます。
特にサッカーやバスケットボールなど、方向転換やジャンプを繰り返す競技への復帰を希望する場合には、手術について整形外科医と相談することが重要です。
完全断裂だから全員が同じ治療になるわけではなく、膝の状態と生活・競技の目標によって方針が異なります。
前十字靭帯損傷は、手術しないといけないの?
「ACLが切れていると言われたら、必ず手術しなければいけないの?」という質問は多いと思います。
治療方針は、損傷の程度だけでなく、膝の不安定感、合併損傷、年齢、仕事、スポーツで必要な動作などを踏まえて判断します。
保存療法を検討する場合
保存療法では、必要な保護とリハビリテーションを通じて、膝の機能を高めることを目指します。
例えば、膝の不安定感が少なく、方向転換の少ない活動が中心の方などでは、保存療法が検討される場合があります。
ただし、保存療法で筋力が高まっても、靭帯の状態そのものが元どおりになることを保証するものではありません。
また、膝崩れが続く場合には、治療方針の再検討が必要になることがあります。
手術を検討する場合
ACL再建術では、一般に別の腱などを利用して、損傷したACLの代わりとなる組織をつくります。
手術の必要性は医師が判断します。
特に方向転換の多いスポーツへの復帰を希望する方や、膝の不安定感が強い方、ほかの組織の損傷を伴う方などでは、手術が検討される場合があります。
手術を受ければリハビリが不要になるわけではありません。
再建術の後も、膝の動き・筋力・バランス・競技動作を段階的に回復させていくことが重要です。
ACLは自然に修復するの?
ACLの完全断裂は、一般に自然に十分な機能を取り戻すことが難しいと考えられてきました。
一方、近年の研究では、保存療法を行った一部の方で、MRI上のACLの連続性が確認された報告もあります。
ただし、画像上で連続性が確認されたことと、膝の安定性が完全に回復したこと、スポーツへ安全に戻れることは同じではありません。
ご自身のACLがどのような状態なのか、手術と保存療法のどちらが適しているのかは、整形外科医と相談することが重要です。
前十字靭帯損傷を放置するとどうなる?
ACL損傷をした方全員が、同じ経過をたどるわけではありません。
しかし、膝崩れや不安定感が続いている場合には、生活やスポーツに影響することがあります。
① 膝崩れを繰り返す場合がある
方向転換や段差で、膝が「ガクッ」と崩れるように感じる場合があります。
こうした不安定感がある場合には、医療機関での評価と治療方針の確認が重要です。
② 半月板や軟骨にも問題が生じる場合がある
ACL損傷に、半月板や軟骨の損傷が合併している場合があります。
また、膝の不安定感を繰り返すことで、追加の関節内損傷が問題になることもあります。
膝が何度も抜ける場合には、「筋力が弱いから」と自己判断せず、整形外科で再評価を受けることが大切です。
③ 筋力や動作に左右差が残る場合がある
膝をかばう生活が続くと、片脚で支える動作や階段、スポーツでの使い方に左右差がみられる場合があります。
そのため、必要な治療と並行して、状態に合った運動を進めることが重要です。
④ スポーツへの不安が残る場合がある
膝の痛みが落ち着いていても、「また切れるのではないか」「着地が怖い」と感じる方もいます。
この不安を無視して競技復帰を急ぐのではなく、必要な動作を段階的に確認していくことが大切です。
なぜマッサージだけでは前十字靭帯損傷への対応として十分ではないの?
ACL損傷の後には、太ももやふくらはぎ、股関節周辺に筋肉の張りが出ることがあります。
そうした筋肉のつらさに対して、状態に応じた手技が役立つ場合はあります。
しかし、膝の中で損傷したACLそのものを、マッサージでつなぎ直すことはできません。
また、膝の周囲の筋肉が楽になっても、ジャンプの着地や方向転換などに必要な能力が十分とは限りません。
そのため当院では、施術直後の痛みの変化だけでなく、膝の可動域・筋力・バランス・歩行・片脚動作などを確認します。
「筋肉が楽になること」と「膝を安定して使えること」は、別の目標として考える必要があります。
すぎやま鍼灸整骨院の前十字靭帯損傷へのサポート
当院では、前十字靭帯損傷の方全員に同じ施術を行うわけではありません。
保存療法中なのか、手術前なのか、術後のリハビリ中なのか。医療機関でどのような指示があるのか。仕事やスポーツで何をできるようになりたいのか。
そうした点を確認し、当院で対応できる範囲をご説明します。
① 状態確認|診断内容と今の膝の状態を整理する
医療機関での診断内容、MRIなどの検査結果、手術の有無、装具や運動制限の指示を確認します。
そのうえで、膝の痛み・腫れ・動かせる範囲・歩行・筋力などを確認します。
ACL損傷が疑われる方へ、当院の徒手検査やエコー観察だけで断裂の程度や手術の必要性を確定することはありません。
② 全身バランス整体|必要な時期に身体の動かしにくさを確認する
膝をかばうことで、太ももやふくらはぎ、股関節などが動かしにくくなる場合があります。
医師の治療方針と現在の状態に合わせ、必要に応じて手技療法を検討します。
ただし、損傷したACLを整体によって元どおりにすることはできません。
手術後の方では、術式や合併手術の内容によって運動制限が異なるため、医師からの指示を優先します。
③ 鍼灸|痛みや筋肉のつらさに対する補助的な選択肢
ACL損傷後、膝周辺や太ももなどに痛み・筋肉の緊張がある場合には、状態とご希望に応じて鍼灸を検討することがあります。
ただし、鍼灸によって断裂したACLが再生する、術後の移植腱が早く成熟する、競技復帰までの期間が必ず短くなるという説明は行いません。
必要な医療とリハビリテーションを優先したうえで、補助的な対応を考えます。
④ メディカルトレーニング|膝を使える身体へ
ACL損傷の保存療法や術後のリハビリでは、運動療法が重要です。
ただし、運動を始める時期や負荷は、損傷の状態や手術内容などによって異なります。
当院では医師の方針を確認しながら、必要に応じて以下のような能力を確認します。
- 膝を無理なく曲げ伸ばしする
- 太ももの前側・後ろ側の筋肉を使う
- お尻や体幹を使って身体を支える
- 片脚でバランスを保つ
- 歩く・階段を上り下りする
- スクワットやステップを行う
- 走る・ジャンプ・着地へ段階的に進める
- 方向転換や競技動作を練習する
当院では、施術を受けることだけでなく、ご自身で身体を支え、動かせる能力を高めることを大切にしています。
⑤ インソール「Formthotics Medical」|足元の状態も確認する
前十字靭帯損傷後には、膝だけでなく、歩行や下半身全体の使い方を確認することがあります。
特に、足の痛みや靴の不具合、歩きにくさなど、足元にもお悩みがある場合には、必要に応じて足や歩行の状態を確認します。
当院では足元のサポートが必要と考えられる場合、矯正用インソール「Formthotics Medical」をご案内することがあります。
Formthotics Medicalは、靴の中で足元を支え、歩行時の快適さや足の使い方を考えるための選択肢です。
ただし、インソールによって断裂したACLが修復したり、ACL再損傷を必ず防げたりするわけではありません。
また、膝の装具の代わりとなるものでもありません。
当院では、インソールを単独の解決策とするのではなく、必要な運動や医療機関での治療方針とあわせて考えます。
▶ Formthotics Medicalインソールについて詳しくはこちら
⑥ 競技復帰へ向けた動作確認
サッカー、バスケットボール、バレーボール、野球などでは、競技によって必要な動作が異なります。
ACL損傷後は、歩けるようになったことだけで競技復帰を判断するものではありません。
必要に応じて、片脚での踏ん張り、ジャンプ、着地、ダッシュ、方向転換などへ段階的に進めます。
競技復帰では、痛み・腫れ・可動域・筋力・動作だけでなく、ご本人が「またケガをしそうで怖い」と感じていないかも大切です。
ご相談・ご予約はこちら
手術前後の身体づくり・
競技復帰を考えたい方へ
医療機関での治療方針を確認し、
膝の動き・筋力・バランスなど、
今できることを一緒に考えます。
上尾市・久喜市・さいたま市|すぎやま鍼灸整骨院
前十字靭帯損傷の回復・リハビリの流れ
ACL損傷の回復過程は、保存療法か手術か、半月板などの合併損傷があるか、現在の筋力や競技レベルなどによって異なります。
そのため「2週間で走れる」「手術後6か月なら試合に出られる」といった一律の説明は行いません。
以下は一般的な流れであり、実際の進行は医師の指示と現在の状態に合わせます。
第1段階|膝の状態を確認し、痛みや腫れに対応する
まずはACLやほかの組織の損傷状態を確認し、必要な治療方針を決める時期です。
強い腫れや痛みがある場合は、医療機関での対応を優先します。
装具や松葉杖などが必要な場合もあります。
この時期に自己判断でジャンプや方向転換を行い、膝の安定性を試すことは避けてください。
第2段階|膝の動きと基本的な筋力を取り戻す
治療方針に沿って、膝の曲げ伸ばしや、太ももの筋肉を使う運動などを進めます。
手術を受ける方では、術前から可能な範囲で膝の腫れや可動域、筋力などを整えるリハビリが検討される場合があります。
術後は手術内容や合併手術によって制限が異なるため、医師の指示が重要です。
第3段階|歩行・階段・片脚動作へ
膝の状態に合わせて、歩行や階段、片脚で身体を支える運動などへ進めます。
この時期は、筋力だけでなく、左右の使い方や動作中の不安も確認します。
一つひとつの動作を確認し、日常生活で膝を使いやすくすることが大切です。
第4段階|ランニング・ジャンプ・着地へ
医療機関での許可と、必要な身体の条件が整った段階から、ランニングやジャンプなどを検討します。
膝に腫れが残る、筋力が十分に戻っていない、着地で膝が不安定になるなどの場合には、負荷を調整します。
運動中だけでなく、運動後や翌日の症状も確認します。
第5段階|競技特有の動作へ
サッカーの方向転換、バスケットボールの切り返し、バレーボールの着地など、競技に合わせた動作へ進めます。
試合のような予測しにくい状況に戻る前に、段階的な練習を進めることが重要です。
競技復帰後|必要な運動を続ける
競技復帰できた後も、筋力や動作の確認を続けることが大切です。
疲労が強いときや練習量が増える時期には、必要に応じて負荷を調整します。
前十字靭帯再建術後は、いつスポーツに戻れるの?
スポーツ復帰の時期は、手術方法、合併損傷、競技種目、筋力、膝の状態などによって異なります。
方向転換や接触の多い競技では、復帰まで長い期間のリハビリが必要になる場合があります。
再建術後の競技復帰については、6〜9か月以上が一つの目安として説明されることがありますが、その期間が過ぎれば全員が試合に戻れるという意味ではありません。
痛みや腫れがないこと、膝の動き、安定性、筋力、ジャンプや着地などの動作、心理的な準備などを組み合わせて考えることが重要です。
「手術から何か月たったか」だけでなく、「競技で必要なことが、どこまでできているか」を確認していきましょう。
前十字靭帯損傷で、ご自宅で気をつけたいこと
① 受傷直後は膝を無理に動かさない
強い腫れや痛みがある場合には、無理に曲げ伸ばしやストレッチを行わず、医療機関で評価を受けましょう。
② 膝崩れを繰り返す場合は再評価を受ける
歩けるようになっていても、膝が「ガクッ」と崩れる場合には、自己判断でスポーツを続けないことが大切です。
③ 術後の運動は医師の指示を優先する
ACL再建術後は、移植腱の種類や半月板などの合併手術によって、運動の進め方が異なります。
他の方のリハビリ動画や回復経過を、そのままご自身に当てはめないようにしましょう。
④ 痛みがないことだけで復帰を決めない
筋力やバランス、着地や方向転換に不安が残っていないか確認することが大切です。
⑤ インソールやサポーターは目的に合わせて考える
膝の装具、サポーター、インソールは、それぞれ役割が異なります。
必要な保護を自己判断で中止したり、インソールだけで膝を守ろうとしたりすることは避けましょう。
前十字靭帯損傷についてよくある質問
Q1.前十字靭帯が切れていても歩けるのはなぜですか?
A.ACLを損傷していても、痛みや腫れが落ち着くと歩行できる方がいます。
ただし、歩けることだけで靭帯が十分に機能しているとは判断できません。方向転換や踏ん張りでの不安定感も確認する必要があります。
Q2.手術しなくても前十字靭帯損傷は良くなりますか?
A.保存療法で膝の機能改善を目指せる方もいますが、治療方針は個別に判断する必要があります。
膝の不安定感、合併損傷、年齢、仕事や競技で必要な動作などによって、手術の必要性は異なります。
Q3.ACLは自然に再生しないのですか?
A.自然に十分な機能を取り戻すことが難しいとされる一方、保存療法中にMRI上の連続性が確認された研究もあります。
ただし、画像上の変化だけで膝の安定性や競技復帰を判断することはできません。現在の状態を医師と確認することが大切です。
Q4.MRIを撮らずに整骨院でACL損傷を判断できますか?
A.当院の確認だけで、ACL断裂の程度や合併損傷を医学的に確定することはできません。
ACL損傷が疑われる場合には、整形外科での診察と、必要に応じたMRIなどの検査が重要です。
Q5.前十字靭帯損傷のリハビリはどのくらいかかりますか?
A.保存療法か手術か、損傷の状態、競技で必要な動作などによって異なります。
一律の期間では決められないため、医療機関での方針と現在の身体の状態に合わせて進めます。
Q6.前十字靭帯再建術後、6か月で試合に戻れますか?
A.6か月たったことだけで、試合復帰の可否は判断できません。
競技種目や膝の状態、筋力、着地・方向転換の動作などを確認し、医師と相談して判断することが重要です。
Q7.手術前にもトレーニングは必要ですか?
A.医師の方針に沿って、手術前に可能な範囲で身体の状態を整えるリハビリが検討される場合があります。
腫れや可動域、筋力などを確認し、無理のない範囲で進めます。
Q8.鍼灸や整体で断裂したACLは治りますか?
A.鍼灸や整体によって断裂したACLをつなぎ直すことはできません。
当院では、医療機関での治療を優先し、対応できる身体の問題に対して補助的な施術や運動を考えます。
Q9.インソールは使った方がいいですか?
A.足元の状態や靴、歩行でのお悩みによって、検討する場合があります。
当院では必要に応じてFormthotics Medicalをご案内します。ただし、ACLを保護する膝装具の代わりになるものではありません。
Q10.前十字靭帯損傷は再発しますか?
A.再損傷が起こる可能性はありますが、全員が再損傷するわけではありません。
競技復帰の判断、筋力、動作、練習量などを確認し、必要な運動を継続することが重要です。
Q11.整形外科へ通いながら相談できますか?
A.ご相談いただけます。
診断内容、手術の有無、装具や運動制限などを確認し、当院で対応できる範囲をご説明します。
Q12.ACL損傷の施術に健康保険は使えますか?
A.負傷原因や施術内容など、所定の条件によって異なります。
柔道整復の健康保険は、対象となる外傷などに適用されるものです。自費の整体や運動指導などを含め、施術内容と費用は事前にご説明します。
上尾市・久喜市・さいたま市で前十字靭帯損傷にお悩みの方へ

「試合に戻れるのか不安」
「手術を受けた後、以前のように走れるのか心配」
「膝が痛くなくなっても、ジャンプや方向転換が怖い」
「これからも好きなスポーツを続けたい」
前十字靭帯損傷は、膝のケガそのものだけでなく、その後の生活や競技について考えるきっかけになることがあります。
治療方針を決める場面では、保存療法と手術のどちらが適しているのか、不安になる方もいるでしょう。
そのようなときは、ご自身がこれから何をしたいかも含めて、整形外科医と相談することが大切です。
すぎやま鍼灸整骨院では、医療機関での診断と治療方針を大切にしながら、当院で対応できる身体の問題に向き合います。
膝の動き・筋力・バランス・歩行・競技動作を確認し、必要に応じて整体・鍼灸・メディカルトレーニング・足元のサポートなどを提案します。
膝のケガで、これからの仕事や好きなスポーツまで諦めてしまう前に。今の状態でできることを、一つずつ考えていきましょう。
上尾市・久喜市・さいたま市で、前十字靭帯損傷(ACL損傷)、膝の不安定感、保存療法・手術前後の身体づくり、競技復帰についてお悩みの方は、すぎやま鍼灸整骨院へご相談ください。
ご相談・ご予約はこちら
膝の不安を減らし、
もう一度やりたいことへ
前十字靭帯損傷・手術前後の身体づくり・
スポーツ復帰のお悩み。
現在の状態を確認し、これからできることを一緒に考えましょう。
上尾市・久喜市・さいたま市|すぎやま鍼灸整骨院
前十字靭帯損傷とあわせて確認したいページ
▶ Formthotics Medicalインソールについて
参考情報
・American Academy of Orthopaedic Surgeons「Anterior Cruciate Ligament (ACL) Injuries」
https://www.orthoinfo.org/diseases–conditions/anterior-cruciate-ligament-acl-injuries/
・American Academy of Orthopaedic Surgeons「ACL Injury: Does It Require Surgery?」
https://www.orthoinfo.org/treatment/acl-injury-does-it-require-surgery
・Aspetar Clinical Practice Guideline on Rehabilitation after ACL Reconstruction
https://bjsm.bmj.com/content/57/9/500
・Evidence of ACL healing on MRI following ACL rupture treated with rehabilitation alone
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36328403/
※本ページは一般的な情報提供を目的としています。ACL損傷の医学的診断、MRIなどの画像検査、保存療法・手術の選択、術後の運動制限、競技復帰の判断は医師へご相談ください。当院での施術や運動は、現在の状態と医療機関での治療方針に応じて検討します。














