アキレス腱断裂

  • 歩けなくて不安
  • スポーツ復帰が心配
  • 痛みで眠れない
  • 再発が怖いです
  • 仕事に影響が出る

アキレス腱断裂でお悩みの方へ 〜歩けるからといって油断していませんか?〜

「足首の後ろで“ブチッ”という音がした」「急にふくらはぎに蹴られたような感覚があった」「歩けるけど、なんだか力が入らない」…そんな経験をした方はいませんか?これらの症状、アキレス腱断裂のサインかもしれません。意外にも、完全に断裂していても歩けてしまうことがあるため、「大したことない」と思いがちですが、放置すると歩行や運動に大きな支障をきたす恐れがあります。

上尾市・さいたま市北区土呂宮原すぎやま鍼灸整骨院では、アキレス腱断裂でお悩みの方に寄り添い、早期回復を目指した最適な治療とリハビリをご提供しています。

【すぎやま整骨院での治療法】|上尾市-久喜市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院

上尾市・久喜市・さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院グループでは、アキレス腱断裂に対して段階的かつ包括的なアプローチを行っています。

1. 初期評価

アキレス腱断裂が疑われる場合、まず問診・視診・触診を行います。「つま先立ちができない」「後ろから蹴られたような感覚がある」などの典型的な訴えが見られた場合は、即座にトンプソンテスト(ふくらはぎを圧迫して足関節の反応を見る)や超音波検査で断裂の有無を確認します。

2. 保存療法

保存療法を選択する場合、固定または専用の装具を使い、足首を底屈位(下向き)に保持することでアキレス腱断裂部の癒合を促します。炎症期には患部の腫れや痛みを軽減するために、冷却・電気療法・超音波治療なども併用します。

3. メディカルトレーニング

復帰期には、実際の動作に近いトレーニングを通じて筋出力や神経筋制御の改善を図ります。特にスポーツ復帰を目指す方には、ジャンプ・ステップなどの動作指導も行い、再発予防に努めます。

アキレス腱断裂の治癒過程

アキレス腱断裂の治癒には、炎症→修復→再構築という3つの段階があります。

急性炎症期(受傷直後~約2週間)

腱が断裂すると、出血と炎症反応が起こり、痛みや腫れが強く現れます。安静と冷却、適切な固定が必要です。

肉芽形成・修復期(2~6週間)

断裂部に仮の結合組織が形成され、次第に腱が再生していきます。この時期は適度な刺激が重要で、リハビリがスタートします。

瘢痕・再構築期(6週~数ヶ月)

腱組織が徐々に強くなり、日常生活動作やスポーツ動作に耐えられるようになります。過度な運動は避けつつ、計画的なリハビリが求められます。

アキレス腱断裂の症状

アキレス腱断裂では、以下のような特徴的な症状が見られます。

「ブチッ」とした断裂音や感覚

腱が切れる瞬間に聞こえる、または感じられる衝撃的な感覚です。

ふくらはぎの急激な痛み

断裂と同時に鋭い痛みが走り、足を地面につけることが困難になる場合があります。

踵を上げられない(つま先立ち不可)

ふくらはぎの筋肉が腱を通して踵を引き上げることができなくなるため、片足でのつま先立ちが不可能になります。

断裂部にくぼみができる

アキレス腱の途中に明らかなへこみ(ギャップ)が触れることがあります。

歩行困難、足首の動きが制限される

足関節の底屈(つま先を下げる動き)ができなくなり、歩行そのものが困難になります。

多くの場合、受傷直後には自力歩行が困難になり、急にふくらはぎに力が入らなくなったと感じる方がほとんどです。特に運動中に発生するケースが多く、しばしば捻挫や筋肉痛と誤認され放置されることもあるため、正確な判断と早期の対応が重要です。

アキレス腱の役割

アキレス腱は、腓腹筋・ヒラメ筋と踵骨をつなぐ人体最大の腱であり、以下のような重要な働きを持っています。

  • 歩行時の蹴り出し動作
  • 走行やジャンプなどの爆発的な動作
  • 足首の底屈動作(つま先を伸ばす)

この腱が断裂すると、日常生活の基本的な動作すら困難になります。たとえば…

  • 階段を上がることができない
  • 片足立ちでバランスを保てない
  • 素早い方向転換ができない
  • 歩行中に地面をしっかり蹴り出せない
  • 靴を履く際の足首の屈伸が痛みで困難になる

つまり、アキレス腱が正常に機能しないと、立つ・歩く・走るといった基本的な動作の多くが制限されてしまいます。スポーツ活動はもちろん、日常生活の質にも大きな影響を与えるため、断裂後の適切な治療とリハビリが極めて重要です。

アキレス腱断裂の原因

アキレス腱断裂の原因の多くはスポーツ中に発生します。ただそれだけではなく、様々な原因があるので、簡単に挙げていきます。

  • スポーツ中の急激な動作(ダッシュ、ジャンプなど)
  • ウォーミングアップ不足
  • 加齢による腱の脆弱化
  • 慢性的なアキレス腱炎や腱の変性
  • 喫煙や糖尿病、ステロイド使用などの生活習慣

特に40代以降の男性に多く、運動不足の状態で急に体を動かした際などに起きやすいです。多いスポーツとしては剣道・バスケ・サッカーなどがあげられます。

アキレス腱断裂の予防方法

アキレス腱断裂の予防には、日常生活での工夫と身体のケアが非常に重要です。

1. 日常的なストレッチ

ふくらはぎやアキレス腱の柔軟性を高めることは、アキレス腱断裂予防の基本です。特に運動前後にストレッチを取り入れることで、腱への負荷を軽減します。基本的に毎日20分程度できると効果が高いです。

  • 壁に手をついて行うふくらはぎストレッチ(片脚ずつ交互に)
  • 階段を使ったアキレス腱の段差ストレッチ

2. ウォーミングアップとクールダウンの徹底

筋肉と腱にしっかりと血流を促すことで、柔軟性が高まり損傷のリスクが減少します。運動の前後には少なくとも5〜10分間の軽い有酸素運動(ジョグ・足踏みなど)を行いましょう。特に冬場に関しては冷えによるリスクがかなり上がります。100%ウォーミングアップを行ってください。

3. 筋力バランスの強化

特定の筋肉だけを酷使せず、バランスよく鍛えることがアキレス腱へのストレスを抑えます。トレーニングに関してはご来院の際に詳しくご説明します。

  • ヒラメ筋・腓腹筋の強化(カーフレイズなど)
  • 足底筋や足首周囲筋のトレーニング
  • 体幹トレーニング(プランクなど)で姿勢制御能力を高める

4. 姿勢・歩行フォームの改善

猫背や反り腰、足の着地バランスの乱れはアキレス腱に負荷を与えます。正しい姿勢と歩行フォームを意識し、日々過ごすことで怪我の発生を未然に防ぐことができます。かといってどうしたらいいか分からない、そんなときはすぎやま整骨院にご相談ください。

5. 適切な靴の選択

クッション性が高く、踵をしっかり支えてくれるシューズを選ぶことで、日常生活や運動時の衝撃を吸収し、腱へのダメージを軽減します。すぎやま整骨院では、足のサイズを正しく評価し、一人一人に最も適したシューズのご提案をしています。

6. 定期的な整骨院での身体チェック

すぎやま整骨院では、関節の柔軟性・筋力の左右差・動作のクセなどを総合的に評価し、再発防止やケガの予防のためのアドバイスを行っています。特にスポーツをしている方なら、アキレス腱にかかる負担は非常に多いと思います。だからこそ定期的なメンテナンスが怪我を引き起こさないための最重要項目になります。

まとめ

アキレス腱断裂は、突然の痛みと機能障害を引き起こす深刻な外傷ですが、正しい評価と治療・リハビリを受けることで回復は十分可能です。

すぎやま鍼灸整骨院グループでは、アキレス腱断裂に悩むすべての方に対して、決してあきらめさせず、最短かつ最良の回復を目指して全力でサポートいたします。

アキレス腱断裂の症状に気づいたとき、あるいは過去に断裂を経験された方でも、不安や痛みを抱えている方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

執筆者:柔道整復師 上尾中央院 院長 平本 龍也(治療家歴13年)

私は学生時代から中学~大学まで野球をしていました。

その野球競技経験中に度重なるケガに悩まされていた際に整骨院で柔道整復師の方に治療をしていただきこの職業を知りました。

治療を通じて、ご来院いただいた皆様にとって、安心して体を預けられる治療院を創ることが目標です。現在は施術者として多くの患者様の痛みや悩み向き合っております。
上尾市-久喜市-さいたま市北区土呂/宮原町すぎやま鍼灸整骨院グループをどうぞよろしくお願いいたします。

上尾市 すぎやま整骨院|症例

  • 上尾市 30代 男性

    上尾市すぎやま整骨院顎関節症口が開かない歯ぎしり頭痛

    テニスのプレー中に左足に激しい痛みを感じ、その場で歩行が困難になりアキレス腱断裂と診断。初期は固定を行い、足首周囲の筋肉を手技療法により緩和。リハビリとして、アキレス腱の回復を促すストレッチと、徐々に負荷をかけるエクササイズを指導。8週間後、痛みが軽減し歩行が可能になり、テニスの練習に復帰できた。現在は月に一度メンテナンスを行っている。

    ※患者様個人の感想であり、効果には個人差があります。

  • 上尾市 40代 女性

    上尾市すぎやま整骨院交通事故むち打ち後ろから衝突

    ランニング中に右足のアキレス腱付近に激しい痛みを感じ、その後歩行困難となりアキレス腱断裂が診断され来院。足首の固定を行い、手技療法によりアキレス腱周囲の筋肉を緩める。初期リハビリでは軽度の可動域訓練を行い、段階的に筋力強化のエクササイズを開始。歩行が安定し8週間後、ランニングを再開できる状態に改善した。

    ※患者様個人の感想であり、効果には個人差があります。

  • 上尾市 20代 男性

    上尾市すぎやま整骨院ランニング中の膝の痛み十字靭帯損傷半月板損傷

    バスケットボールの試合中に左足アキレス腱を断裂。強い痛みとともに足が動かせない状態になり来院。足の固定を行い、電気治療と手技療法により周囲の筋肉を緩める。リハビリテーションとして、アキレス腱の回復を促進するための筋力トレーニングとバランス訓練を併用。痛みが軽減し2ヶ月後、歩行がスムーズになった。バスケットボールへも復帰も出来ている。

    ※患者様個人の感想であり、効果には個人差があります。