舟状骨骨折

  • 手首の痛みが続く
  • 手首の腫れが引かない
  • 物を握るのが難しい
  • 手首の動きが悪い
  • 治癒に時間がかかる

舟状骨骨折(しゅうじょうこつこっせつ、Scaphoid Fracture)は、手首の小さな骨である舟状骨が骨折する状態を指します。舟状骨は、手首の親指側に位置し、手の骨の中でも最も大きな手根骨の一つです。この骨は、手首の動きと安定性において非常に重要な役割を果たしています。

舟状骨の役割について|上尾市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院

舟状骨(しゅうじょうこつ、Scaphoid bone)は、手首に位置する手根骨の一つで、手首の構造と機能において非常に重要な役割を果たしています。以下に舟状骨の主な役割を詳しく解説します。

1. 手首の安定性の確保

舟状骨は、手首の親指側に位置し、手根骨の中でも大きな骨の一つです。舟状骨は、手首の骨の中で中心的な位置にあり、他の手根骨と連携して手首の安定性を保つ役割を果たします。

  • 関節のサポート: 舟状骨は、橈骨(とうこつ、Radius)と関節を形成し、手首の動きを滑らかに保つために重要です。また、他の手根骨(大菱形骨、小菱形骨、月状骨)とも関節を形成し、全体の安定性を確保します。

2. 衝撃吸収と負荷分散

舟状骨は、手首に加わる衝撃を吸収し、負荷を分散させる役割を果たしています。これにより、手首全体のストレスが軽減され、他の骨や関節への負担が少なくなります。

  • 衝撃吸収: 手をついて転倒したときや、物を握るときの衝撃を吸収し、他の手根骨や関節にかかる負担を軽減します。

3. 手首の可動域の維持

舟状骨は、手首の広い可動域を保つために重要な役割を果たしています。手首は多方向に動くことができ、舟状骨はこれを可能にするために重要な支点となります。

  • 多方向の動き: 舟状骨は、手首の屈曲(前に曲げる)、伸展(後ろに反らす)、外転(親指側に動かす)、内転(小指側に動かす)などの多方向の動きをサポートします。

4. 力の伝達と調整

舟状骨は、手の動きに伴う力を適切に伝達し、手首や手の他の部分に均等に分散させる役割を果たします。

  • 力の伝達: 手指の動作中に発生する力を手首から前腕へと効率的に伝達し、動作をスムーズに行えるようにします。

舟状骨骨折の原因|上尾市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院

舟状骨骨折の主な原因は、手をついて転倒することです。具体的には、以下の状況で発生することが多いです:

  1. 転倒
    • 手をついて転倒した際に、手首が過度に伸展されることで、舟状骨が折れることがあります。
  2. スポーツ活動
    • スポーツ中に手を強打する、あるいは転倒することで舟状骨骨折が発生することがあります。特にスノーボードやサッカーなどの接触スポーツでリスクが高まります。
  3. 交通事故
    • 交通事故の衝撃で手首が強打され、舟状骨が骨折することがあります。

舟状骨骨折の症状

舟状骨骨折の主な症状は以下の通りです:

  1. 手首の痛み
    • 特に親指側の手首に痛みが生じます。痛みは、手首を動かすと増強します。
  2. 腫れ
    • 手首の親指側に腫れが見られることがあります。
  3. 圧痛
    • 舟状骨の位置(手首の親指側のくぼみ)を押すと強い痛みが感じられます。
  4. 手首の動きの制限
    • 手首の動きが制限され、特に親指を動かすのが難しくなります。
  5. 握力の低下
    • 手の握力が低下し、物を持つのが困難になることがあります。

 

舟状骨骨折の治療|上尾市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院

上尾市・さいたま市北区土呂宮原すぎやま鍼灸整骨院では、舟状骨骨折の患者様に対して、専門的な診断と総合的な治療を提供しています。以下に、舟状骨骨折の治療手段を詳しくご紹介します。

1. 初診と評価

まず、患者様の症状を詳しくお伺いし、舟状骨骨折の診断を行います。問診、視診、触診、動作検査を通じて、骨折の場所や程度を確認します。必要に応じて、整形外科的な検査や画像診断を参考にすることもあります。

  • 問診:症状の経過や痛みの部位、発生時の状況について詳しく聞きます。
  • 身体検査:手首の動きや圧痛の有無を確認します。舟状骨の位置を押すと痛みがあるかをチェックします。
  • 画像診断:必要に応じて、X線、MRI、CTスキャンなどの画像検査を行い、骨折の詳細を確認します。

2. 手技療法

手技療法は、整骨院ならではの治療方法で、手を使って筋肉や関節を直接治療します。舟状骨骨折の治療では、以下の手技療法を行います。

  • 筋肉のほぐし: 手首や前腕の筋肉をほぐし、関節や腱の緊張を緩和します。筋肉の緊張を和らげることで、血行が良くなり、回復が促進されます。
  • ストレッチ: 手首や前腕の筋肉や靭帯をストレッチすることで、柔軟性を高め、関節への負担を減少させます。適切なストレッチを行うことで、症状の改善が期待できます。
  • 関節の調整: 関節の動きをスムーズにするための調整を行います。手首や指の関節を適切に動かすことで、関節の安定性を向上させ、痛みを和らげます。

3. 鍼灸治療

鍼灸治療は、痛みの緩和と血行促進に効果があります。舟状骨骨折の治療では、鍼を使って手首や前腕のツボに刺激を与え、以下の効果を期待します。

  • 痛みの軽減: 鍼治療によって神経の興奮を抑え、痛みを軽減します。
  • 炎症の抑制: 鍼の刺激によって血行が良くなり、炎症を抑える効果があります。
  • 筋肉の緊張緩和: 鍼治療は、筋肉の緊張を緩める効果があり、関節の負担を減少させます。

4. 電気治療

電気治療は、低周波や中周波の電流を使って筋肉の緊張を緩和し、痛みを和らげる方法です。舟状骨骨折の治療では、以下の方法を用います。

  • 低周波治療: 筋肉に低周波の電流を流し、筋肉を収縮・弛緩させることで、血行を促進し、痛みを軽減します。
  • 中周波治療: 中周波の電流を使って、深部の筋肉や神経に刺激を与え、痛みを和らげます。

5. テーピング療法

テーピング療法は、舟状骨骨折の治療において、筋肉や関節のサポートを目的として行われます。以下のような効果があります。

  • 圧迫軽減: テープを使って手首を適切な位置に固定することで、関節の安定性を保ち、炎症を抑えます。
  • サポート効果: 筋肉や関節をサポートし、日常生活での動作を助けます。適切なテーピングを行うことで、症状の悪化を防ぎます。

6. リハビリテーション

リハビリテーションは、筋力の回復と関節の可動域の改善を目的としています。舟状骨骨折のリハビリでは、以下のエクササイズを行います。

  • ストレッチエクササイズ: 手首や前腕の筋肉や靭帯をストレッチし、柔軟性を高めます。これにより、関節への負担を減少させ、症状の改善が期待できます。
  • 筋力強化エクササイズ: 手首や前腕の筋力を強化するためのトレーニングを行います。軽い負荷をかけた運動や抵抗運動を通じて、筋力を回復させます。
  • 動作改善エクササイズ: 日常生活での動作を改善するためのエクササイズを行います。適切な動作を身につけることで、手首の負担を軽減し、再発を防ぎます。

7. 栄養指導

舟状骨骨折の回復には、適切な栄養が重要です。当院では、バランスの取れた食事の指導も行っています。特に、骨の健康を保つためのカルシウムやビタミンD、炎症を抑えるオメガ3脂肪酸などを豊富に摂ることが大切です。

8. 生活指導

日常生活での注意点や、手首に負担をかけない動作方法についてもアドバイスします。以下の点に注意しましょう。

  • 手首を過度に使わない: 手首や前腕を過度に使う動作を避け、適度な休息を取るように心がけます。
  • 正しい姿勢と動作: 手首を無理な角度で曲げないようにし、正しい姿勢と動作を心がけます。
  • 適切な道具の使用: 適切な道具を使用することで、手首への負担を軽減します。例えば、パソコン作業時にはリストレストを使用し、手首をサポートします。

まとめ

舟状骨骨折は、適切な治療とケアが重要です。上尾市・さいたま市北区土呂宮原すぎやま鍼灸整骨院では、手技療法、鍼灸治療、電気治療、テーピング療法、リハビリテーション、栄養指導、生活指導など、総合的な治療を提供しています。舟状骨骨折でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。あなたの健康と快適な日常をサポートするために、私たちが全力でサポートいたします。