母指CM関節症


- 親指の動きが制限される
- 物をつかむと痛む
- 親指の付け根が腫れる
- 親指に力が入らない
- 細かい作業が難しい
すぎやま鍼灸整骨院グループでは、上尾市・久喜市・さいたま市の各院で、母指CM関節症に関するご相談に対応しています。首・肩・肩甲骨・腕の動きや筋力、しびれの範囲、日常生活で負担がかかる動作を確認します。状態に応じて整体・鍼灸・運動療法を組み合わせ、症状の軽減と再発予防を目指します。
母指CM関節症|親指の付け根が痛い・つまむと痛い方へ
「瓶のふたを開けると親指が痛い」「洗濯ばさみをつまめない」「親指の付け根が出っ張ってきた」――そのお悩み、母指CM関節症かもしれません。
ペットボトルのふたを開けるとき、親指の付け根にズキッと痛みが走る。包丁を握る、洗濯ばさみを開く、タオルを絞るといった、今まで何気なくしていた動作がつらくなってきた。
最初は少し休めば落ち着いていたのに、最近は買い物袋を持つときや、スマートフォンを使うときにも親指が気になる。
「使いすぎだから、そのうち良くなると思っていた」「湿布を貼っているけれど、家事をするとまた痛い」「このまま親指が変形して、使えなくなるのではないか」――そのような不安はありませんか。
こうした親指の付け根の痛みには、母指CM関節症(ぼしシーエムかんせつしょう)が関係している場合があります。
親指は、物をつまむ・握る・ひねるといった動作で、毎日のように働いています。そのため、小さな関節の痛みでも、仕事・家事・育児・趣味などに影響することがあります。
上尾市・久喜市・さいたま市のすぎやま鍼灸整骨院では、親指の付け根だけでなく、手首や前腕の状態、実際に痛みが出る動作、普段の手の使い方を確認します。
親指の付け根の痛みは、筋肉のコリだけで判断できません。
母指CM関節症では、関節の軟骨や骨などの変化が関係する場合があります。筋肉をほぐすことだけで、関節の変化が元に戻るわけではありません。今の関節の状態と、何をすると痛むのかを分けて確認することが大切です。
このページで分かること
- 母指CM関節症とはどのような状態なのか
- 親指の付け根が痛む理由
- 腱鞘炎など、似た症状との違い
- 整形外科へ相談したい症状
- マッサージだけでは楽になりにくい理由
- 装具・テーピング・手技療法・鍼灸の役割
- 痛みの軽減から手の使いやすさを考えるまでの経過
- 自宅でできるセルフケア
親指の付け根の痛み、我慢していませんか?
どの動作で痛いのか、どのような生活に戻りたいのかをお聞かせください。
関節の状態を確認し、当院で対応できることをご説明します。
母指CM関節症で、こんなお悩みはありませんか?
- 親指の付け根がズキズキ痛む
- 瓶やペットボトルのふたを開けると痛い
- タオルを絞ると親指に痛みが走る
- 洗濯ばさみをつまむ動作がつらい
- 包丁やフライパンを持つと痛む
- 買い物袋を持つと親指の付け根が痛い
- 鍵を回すときに痛む
- スマートフォンを片手で操作しにくい
- ペンを持って長く書くと痛くなる
- 親指の付け根が腫れたり、出っ張ったりしている
- 物をつまむ力が落ちた気がする
- 親指をかばって、ほかの指や手首まで疲れる
- 整形外科で母指CM関節症と診断された
- サポーターを使っているが、日常生活での負担が気になる
- 手術が必要になるのではないかと不安
母指CM関節症では、特に親指と人差し指で物をつまむ動作や、握った物をひねる動作で痛みが出る場合があります。
一方、親指の痛みがすべて母指CM関節症とは限りません。痛む場所や、引っかかり・しびれの有無などによって、ほかの状態も考える必要があります。
母指CM関節症とは?親指の付け根にある関節の障害です
母指CM関節症とは、親指の付け根にあるCM関節に変化が生じ、痛みや動かしにくさなどが現れる状態です。
正式には、母指CM関節変形性関節症と呼ばれます。
CM関節は、親指の付け根と手首の境目に近い場所にあります。親指を大きく開く、ほかの指に向けて動かす、物をつまむといった動作に関わる関節です。
母指CM関節症では、この関節の軟骨や周囲の組織に変化が生じ、動かしたときの痛みや、親指の付け根の出っ張りなどがみられる場合があります。
親指のCM関節は、なぜ負担がかかりやすいの?
私たちは普段、親指を使ってさまざまな動作をしています。
- 物をつまむ
- 物を握る
- ふたや鍵をひねる
- スマートフォンを操作する
- 重い物を支える
特に、指先で小さな物を強くつまむ際には、親指の付け根にも負担がかかります。
そのため、母指CM関節症がある方では、力を入れてつまむ動作やひねる動作で痛みが出やすくなる場合があります。
母指CM関節症では、軟骨がすり減っているの?
母指CM関節症は、関節の軟骨や骨などの変化を伴う病気です。
ただし、レントゲンで確認される変化と、現在の痛みの強さが必ず一致するわけではありません。
関節の変化があっても痛みが軽い方もいれば、見た目の変形が目立たなくても、日常生活で強い痛みを感じる方もいます。
母指CM関節症は、女性に多いの?
母指CM関節症は、中高年の女性に多くみられます。
年齢に伴う関節の変化や、体質、ホルモンの変化など、複数の要素が関係すると考えられています。
ただし、女性だから必ず母指CM関節症になるわけではありません。また、男性や比較的若い年代の方にもみられます。
母指CM関節症は、関節の変形と痛みを分けて考えることが大切です。
レントゲンなどで確認される関節の変化と、現在の痛みの強さは必ずしも一致しません。「どのくらい変形しているか」だけでなく、「今、どの動作で困っているのか」を確認することが大切です。
親指の付け根が痛いとき、母指CM関節症以外の可能性もあります
親指の周囲には、関節・腱・神経など、複数の組織があります。
そのため「親指の付け根が痛い」という訴えだけで、母指CM関節症と決めつけることはできません。
ドケルバン病|手首の親指側が痛い
ドケルバン病は、親指を動かす腱の周囲で痛みが出る腱鞘炎の一つです。
母指CM関節症と近い場所が痛むこともありますが、手首の親指側が痛む場合には、ドケルバン病なども考える必要があります。
ばね指・ばね母指|親指が引っかかる
親指の曲げ伸ばしで引っかかる、カクッと動く、指が曲がったまま戻りにくい場合には、ばね母指などが関係している可能性があります。
母指CM関節症のように親指の付け根周囲に痛みがあっても、痛む組織や対応が異なる場合があります。
手根管症候群|親指・人差し指・中指がしびれる
親指の痛みに加えて、親指・人差し指・中指のしびれ、夜間の手のしびれなどがある場合には、手根管症候群なども確認する必要があります。
母指CM関節症による関節の痛みと、神経の症状は分けて考えることが大切です。
転倒後の痛みや急な腫れ|骨折などの可能性
転倒して手をついた後から親指の付け根や手首が痛む場合には、骨折や靱帯の損傷などが関係している可能性があります。
ケガの直後から強く痛む、明らかに腫れている、親指を動かしにくい場合には、整形外科での評価を優先してください。
母指CM関節症の原因と関係する要素
母指CM関節症は、必ずしも一つの原因だけで起こるものではありません。
年齢に伴う関節の変化、関節を支える組織の状態、過去のケガ、日常生活での手の使い方など、複数の要素が関係する場合があります。
① 親指を繰り返し使う生活

親指のCM関節は、つまむ・握る・ひねるといった動作で繰り返し使われます。
家事や仕事で親指を使う時間が長い方では、痛みが強くなる動作がないか確認することが大切です。
- 料理で包丁や調理器具を握る
- 瓶のふたを開ける
- 洗濯ばさみを使う
- 子どもを抱っこする
- スマートフォンを操作する
- ペンを長く持つ
- 親指で強く物をつまむ仕事
ただし、こうした動作をしている方全員が母指CM関節症になるわけではありません。
当院では、どの動作が今の痛みを強くしているのかを確認します。
② 関節周囲の筋肉の状態

親指を動かす筋肉や、手のひら・前腕の筋肉は、物をつまむ・握るといった動作に関わっています。
痛みをかばう期間が長くなると、以前のように親指へ力を入れにくくなる方もいます。
そのため、現在の痛みの程度に応じて、親指や手全体の使い方、必要な筋力などを確認します。
ただし、筋力低下だけを母指CM関節症の原因と決めつけることはできません。
③ 年齢に伴う関節の変化
年齢を重ねると、関節の軟骨や骨などに変化が生じることがあります。
母指CM関節症は、こうした変化が親指の付け根の関節にみられる状態です。
ただし、年齢だけで痛みの強さや、今後できることがすべて決まるわけではありません。
④ 靱帯など、関節を支える組織の状態
親指の付け根には、関節を支える靱帯などがあります。
これらの組織の状態や関節の安定性が、母指CM関節症に関係する場合があります。
親指の付け根が不安定に感じる場合や、強くつまむと痛い場合には、関節にどの程度の負担がかかっているかを確認します。
⑤ 手首や前腕の使い方
親指だけでなく、手首や前腕の動きも、つまむ・握る・ひねる動作に関わっています。
例えば、親指だけに強く力を入れて物を持っている場合には、持ち方や道具の使い方を見直すことがあります。
ただし、手首や前腕の使い方が母指CM関節症の唯一の原因であるとは限りません。
⑥ 女性にみられる身体の変化

母指CM関節症は、中高年の女性に多くみられます。
年齢やホルモンの変化などが関係すると考えられていますが、更年期に入ったから必ず母指CM関節症になるわけではありません。
また、更年期にみられる手指の痛みが、すべて母指CM関節症というわけでもありません。
母指CM関節症の原因を、親指の使いすぎだけに決めつけないことが大切です。
関節の変化、年齢、関節を支える組織、日常生活での手の使い方など、関係する要素は人によって異なります。当院では「どの動作で痛いのか」「何をすると負担が増えるのか」を確認し、今の状態に合わせて対応を考えます。
母指CM関節症を放置するとどうなるの?
母指CM関節症は、「少し痛いだけだから」と我慢してしまう方もいる症状です。
ただし、痛みのために親指を使いにくくなると、家事や仕事などへの影響が大きくなる場合があります。
一方で、母指CM関節症のある方全員が、必ず重い変形や手術へ進むわけではありません。
① 関節の出っ張りや形の変化が目立つ場合がある
母指CM関節症では、関節の変化によって、親指の付け根が出っ張って見える場合があります。
ただし、出っ張りがあることと、痛みの強さが必ず一致するわけではありません。
変形が進んでいるかどうかは、必要に応じて医師が診察や画像検査で確認します。
② 親指をかばって、ほかの部分まで疲れやすくなる
親指の付け根が痛むと、物の持ち方や手の使い方が変わる場合があります。
その結果、ほかの指や手首、前腕などに負担を感じる方もいます。
③ 家事や仕事で、できない動作が増える場合がある
- 瓶のふたを開ける
- ドアノブを回す
- 包丁を握る
- 洗濯ばさみを開く
- 字を書く
- スマートフォンを持つ
- 買い物袋を持つ
親指は日常生活で使う機会が多いため、小さな痛みでも不便を感じやすい部分です。
④ つまむ力が落ちたように感じることがある
母指CM関節症では、親指の付け根に痛みがあるため、強くつまむ動作を避けるようになる場合があります。
「痛くて力を入れられない」という状態と、実際に筋力が低下している状態は分けて確認する必要があります。
⑤ 長引く痛みが、不安につながる場合がある
「また痛くなるのでは」「以前のように家事ができない」「変形が進むのでは」といった不安を感じる方もいます。
当院では、今の状態と対応できる範囲を分かりやすくお伝えし、日常生活で困っていることを伺います。
⑥ 症状によっては手術が検討される場合もある
母指CM関節症では、装具や薬、運動などの保存的な対応が検討されます。
それでも強い痛みや生活上の支障が続く場合には、医師が手術について相談することがあります。
手術が必要かどうかは、関節の状態や症状、ご本人の生活上の希望などによって異なります。
親指の付け根の痛みを、我慢し続けている方へ。
母指CM関節症では、痛みが続くことで、物をつまむ・握る・ひねるといった日常動作がつらくなる場合があります。今どの程度の痛みがあり、どの動作に困っているのかを確認することが、これからの手の使い方を考える第一歩です。
母指CM関節症で、まず整形外科へ相談したい症状
親指の付け根の痛みが続く場合、母指CM関節症かどうかを確認するために、整形外科での診察が役立ちます。
特に、次のような状態では医療機関での評価を優先してください。
- 転倒や打撲の後から強く痛む
- 親指の付け根が急に大きく腫れた
- 関節が赤く、熱を持っている
- 発熱を伴う
- 親指が明らかに変形している
- 痛みが強く、物をほとんどつまめない
- 安静にしていても強く痛む
- しびれや感覚の変化もある
特に、強い熱感や発熱を伴う場合、ケガの直後から強く痛む場合には、整骨院での施術より医療機関での診察を優先してください。
なぜマッサージだけでは、母指CM関節症が楽になりにくいの?
親指の付け根が痛むと、手のひらや前腕の筋肉まで張っているように感じる場合があります。
そのため、親指の周囲や前腕をマッサージして、一時的に楽になることもあるでしょう。
しかし、母指CM関節症は、親指の付け根にある関節そのものの変化が関係している状態です。
理由① 関節の軟骨や骨の変化は、揉んでも元に戻らないため
母指CM関節症では、関節の軟骨や骨などに変化が生じている場合があります。
マッサージによって、その変化自体を元に戻すことはできません。
理由② 痛みが出るつまみ方・握り方が変わっていないため
施術後に楽になっても、以前と同じように瓶のふたを強くひねる、親指の先だけで重い物をつまむなどの動作を繰り返せば、痛みが戻る場合があります。
そのため、日常生活で何をすると痛いのかを確認する必要があります。
理由③ 関節を支える工夫が必要な場合があるため
母指CM関節症では、装具やサポーターなどで親指の付け根を支えることが、痛みの軽減に役立つ場合があります。
前腕を揉むことだけでは、このような関節へのサポートに代わることはできません。
理由④ 痛みが落ち着いた後の使い方も大切なため
痛みが軽くなった後も、仕事・家事・趣味などで手を使う生活は続きます。
当院では、必要に応じて手の使い方や、負担を減らすための工夫もお伝えします。
「筋肉がほぐれたこと」と「関節への負担が減ったこと」は同じではありません。
マッサージによって手のひらや前腕の張りが軽くなっても、親指の付け根には、日常生活で繰り返し負担がかかります。関節の状態・つまむ動作・装具によるサポート・生活での手の使い方を合わせて考えることが大切です。
整形外科では、母指CM関節症をどのように確認するの?
母指CM関節症が疑われる場合、医師が痛む場所や親指の動きを確認し、必要に応じてレントゲンなどの画像検査を行います。
レントゲンでは、関節の隙間や骨の変化などを確認する場合があります。
ただし、画像の変化と痛みの程度は、必ずしも同じではありません。
そのため、現在の症状や生活上の困りごとも、診察時に伝えることが大切です。
装具やサポーターが検討される場合があります
母指CM関節症では、親指の付け根を支える装具が、保存的な対応の重要な選択肢の一つです。
つまむ・握るといった動作で関節へかかる負担を考えながら、日常生活で使いやすい装具が検討されます。
装具の種類や使用時間は、現在の状態に合わせて医師などへご相談ください。
薬や注射が検討される場合もあります
痛みが強い場合には、医師が塗り薬や飲み薬、注射などを検討する場合があります。
薬や注射を使用すること自体が悪いわけではありません。
必要な治療を受けながら、手の使い方や日常生活での負担についても考えることが大切です。
すぎやま鍼灸整骨院の母指CM関節症へのサポート
すぎやま鍼灸整骨院では、現在の痛みや、整形外科での診断・治療方針を確認しながら、当院でできるサポートを考えます。
母指CM関節症の方全員に、同じ施術を行うわけではありません。
親指の付け根に強い痛みがある方と、日常生活では落ち着いているものの仕事中につらくなる方では、必要な対応が異なる場合があります。
① 状態の確認|エコー観察・手の使い方の確認

初回では、現在の症状や日常生活で困っている動作を伺います。
必要に応じて、親指や手首の動き、周囲の組織の状態などを確認します。
当院ではエコーを補助的な観察として用いる場合がありますが、エコー観察だけで母指CM関節症の医学的診断や関節の変形の程度を確定するものではありません。
必要に応じて、整形外科での評価をご案内します。
- 手首の動き
- 前腕の張り
- 物をつまむ・握る動作
- 仕事や家事での手の使い方
- 日常生活で困っていること
② 手技療法|周囲の筋肉のつらさに配慮する

母指CM関節症の方では、痛みをかばうことで手のひらや前腕に張りを感じる場合があります。
そのような場合、現在の状態に合わせて周囲への手技療法を検討します。
ただし、痛むCM関節を強く押したり、無理に動かしたりすることは優先しません。
目的は、関節の軟骨や骨の変化を手技で元に戻すことではなく、周囲のつらさや動かしにくさに配慮することです。
③ 鍼灸|痛みや周囲の筋肉の張りへの選択肢

長く続く痛みや、前腕・手首周囲の筋肉の張りがある場合には、ご本人のご希望と状態に応じて鍼灸を検討することがあります。
ただし、鍼灸によって母指CM関節症の軟骨が再生する、関節の変形が元に戻る、手術を必ず避けられるという説明は行いません。
整形外科での治療や、必要な装具・生活での工夫に代わるものではなく、現在の状態に応じた選択肢の一つとして考えます。
④ テーピング・装具|親指の付け根を支える

母指CM関節症で、つまむ・握るときの痛みが強い方には、親指の付け根を支える方法が役立つ場合があります。
当院では、必要に応じてテーピングなどを検討します。
また、母指CM関節症では装具やサポーターによる支持が重要な選択肢となるため、医師などと相談しながら、現在の生活に合う方法を考えることが大切です。
装具は、親指を強制的にまっすぐにするためのものではありません。
⑤ 物理療法|現在の状態に合わせて検討する

当院では、症状に応じて超音波などの物理療法を検討する場合があります。
ただし、物理療法によって母指CM関節症の軟骨が再生したり、関節の変形そのものが元に戻ったりすることを保証するものではありません。
痛みの状態やほかの対応との組み合わせを考え、必要性を確認します。
⑥ 日常生活での使い方・運動のご案内
母指CM関節症では、施術を受ける時間以外にも、親指を使う生活が続きます。
そのため、今どの動作で痛むのかを確認し、必要に応じて道具の使い方や負担を減らす工夫をご案内します。
痛みが落ち着いてきたら、親指や手全体を無理のない範囲で動かすことも考えます。
当院が大切にしているのは、施術中だけでなく、日常生活で手を使いやすくすることです。
母指CM関節症では、家事や仕事のたびに親指を使うため、施術を受ける時間以外の負担も大切です。必要な施術・装具・生活での工夫を組み合わせながら、今の手でできることを一緒に考えていきます。
母指CM関節症と診断された方もご相談ください
親指の痛み、手首・前腕の状態、日常生活での使いにくさを確認します。
必要な医療機関での評価や装具も大切にしながら、当院でできることをご説明します。
母指CM関節症の痛みが落ち着くまでの経過
母指CM関節症の経過は、現在の痛みの強さ、関節の状態、仕事・家事での負担、装具の使用状況などによって異なります。
そのため「何回で必ず治る」「何週間で変形がなくなる」といった説明は行いません。
一方で、関節の形の変化が残っていても、痛みや日常生活での使いやすさが変化する場合があります。
第1段階|痛む場所と、つらい動作を確認する
まず、母指CM関節症が疑われる場所の痛み、腫れ、関節の動き、物をつまむ・握る・ひねる動作を確認します。
ケガの後から痛い場合や、強い腫れ・熱感などがある場合は、整形外科での評価を優先します。
第2段階|痛みの強い動作で、負担を減らす方法を考える
瓶のふたを開ける、洗濯ばさみを使う、包丁を握るなど、どの動作がつらいのかを整理します。
必要に応じて、装具・テーピング・道具の使い方などを考えます。
第3段階|日常生活での痛みの変化を確認する
施術室の中だけでなく、家事や仕事の中で親指がどの程度使いやすくなったかを確認します。
痛みが強い場合には、無理に運動量を増やさず、生活での負担を見直します。
第4段階|手の動きや筋力を段階的に考える
痛みが落ち着いてきたら、現在の状態に合わせて親指や手全体の運動を考えます。
最初から強く握る、指先で強くつまむといった運動を行うわけではありません。
日常生活で必要な動作へ、無理のない範囲でつなげます。
第5段階|仕事・家事・趣味での使いやすさを確認する
料理をしたい、細かな手作業を続けたい、趣味の手芸や楽器を楽しみたいなど、目標に合わせて手の使い方を考えます。
痛みが続く場合や、関節の変形が進んでいる場合には、医師と治療方針を相談することも大切です。
母指CM関節症の改善経過は、関節の形だけで判断しません。
骨や関節の変化が残っていても、痛みや日常生活での使いやすさに変化がみられる場合があります。親指の痛み・つまむ力・握る動作・家事や仕事での使いやすさを確認しながら、今後の目標を考えます。
母指CM関節症の方が、ご自宅で気をつけたいこと
母指CM関節症では、毎日の手の使い方を少し工夫することで、つらい動作への負担を減らせる場合があります。
「親指を一切使わない」ことを目指すのではなく、痛みが出る動作を確認し、必要な工夫を考えていきましょう。
① 親指の先だけで、強く物をつままない
洗濯ばさみや袋の端などを、親指と人差し指の先だけで強くつまむと、痛みが出る場合があります。
可能であれば手のひら全体を使う、道具を利用するなど、負担を減らせる方法を考えましょう。
② 瓶のふたは、開封補助具を使う
瓶のふたやペットボトルのふたを無理にひねると、親指の付け根が痛むことがあります。
滑り止めや開封補助具などを使い、親指だけに力が集中しにくい方法を選びましょう。
③ 持ち手の細い道具を見直す
包丁やペンなど、細い持ち手を強く握り込むと、親指の付け根に負担を感じる場合があります。
必要に応じて、持ち手の太い道具や握りやすい道具を検討しましょう。
④ スマートフォンを片手で操作し続けない
片手でスマートフォンを持ち、親指だけで画面の端まで操作すると、痛みが出る方もいます。
両手で持つ、反対の手も使う、途中で休憩を入れるなど、負担を分散できる方法を考えましょう。
⑤ 痛みが強い時期は、装具の使用を医師へ相談する
母指CM関節症では、親指の付け根を支える装具が役立つ場合があります。
現在の痛みや仕事での使い方に合わせて、適した装具について相談しましょう。
母指CM関節症のセルフケア|痛みを増やさない範囲で
ここでは、親指の付け根に無理な力をかけないセルフケアをご説明します。
痛みが強いときや、関節が赤く腫れているときは、無理にストレッチや運動を行わないでください。
STEP1.親指をやさしく動かす

親指の動かしにくさが気になる方は、痛みが出ない範囲で軽く動かしてみましょう。
- 手の力を抜き、楽な姿勢をとります。
- 親指を無理のない範囲で、ゆっくり開きます。
- 痛みが出ない範囲で、元の位置へ戻します。
- 数回を目安に、現在の状態を確認しながら行います。
親指を反対の手で強く引っ張る、付け根を押し込む、痛みを我慢して反らすといった方法は避けてください。
STEP2.手浴・温めケア

冷えによって手がこわばっているように感じる場合には、温めると動かしやすく感じる方もいます。
- 熱すぎないお湯を用意します。
- 無理のない範囲で手を浸します。
- 5〜10分程度を目安に、心地よく感じる範囲で温めます。
- 温めた後も、親指を無理に動かさないようにしましょう。
赤く腫れている、熱を持っているなどの場合には、温めずに医療機関での確認を優先してください。
STEP3.無理のないグーパー運動
手全体を使いにくくなっている方では、痛みのない範囲で指を軽く開閉する運動を考えます。
- 手の力を抜きます。
- 指を軽く曲げ、強く握り込まずに小さなグーを作ります。
- ゆっくり指を開きます。
- 親指の付け根に痛みが出ない範囲で、数回繰り返します。
強く握るほど効果的というものではありません。親指の付け根に痛みが出る場合は中止しましょう。
STEP4.腫れや痛みが強いときの冷却

親指の付け根を使った後に痛みや軽い腫れがある場合には、冷却によってつらさが和らぐことがあります。
冷却する際は、氷や保冷剤をタオルで包み、短時間から様子を見ましょう。
皮膚へ直接当て続けたり、感覚が鈍い状態で長時間冷やしたりしないようにしてください。
急に強く腫れた、赤く熱を持っている、発熱があるなどの場合には、セルフケアだけで様子を見ず、医療機関での評価を優先してください。
セルフケアは、痛みを我慢して親指を動かすためのものではありません。
母指CM関節症では、無理なストレッチや強い握り込みによって、かえって親指の付け根がつらくなる場合があります。痛みを増やさない範囲で動くことと、日常生活で関節への負担を減らすことを両立して考えましょう。
母指CM関節症についてよくある質問
Q1.母指CM関節症は放っておくとどうなりますか?
A.痛みや生活上の不便が続いたり、関節の変化が進んだりする場合があります。
ただし、すべての方が必ず重い変形や手術へ進むわけではありません。痛みが続く場合は、現在の状態を医師に確認していただくことが大切です。
Q2.湿布やサポーターだけで良くなりますか?
A.痛みの軽減や、親指の付け根を支えるために役立つ場合があります。
母指CM関節症では、装具・サポーターは保存的な対応の重要な選択肢です。薬の使用や装具の種類については医師などに相談し、必要に応じて生活での使い方も見直しましょう。
Q3.母指CM関節症は女性に多いのはなぜですか?
A.年齢に伴う関節の変化や、ホルモンの変化など、複数の要素が関係すると考えられています。
ただし、女性であれば必ず発症するわけではなく、男性にも母指CM関節症はみられます。
Q4.整形外科と整骨院、どちらに行けばいいですか?
A.まず、痛みの原因や関節の状態を整形外科で確認することが大切です。
母指CM関節症と診断された方は、医師の治療方針を踏まえながら、当院で対応できる手首・前腕のつらさや、生活での手の使い方についてご相談いただけます。
Q5.何回くらいで母指CM関節症に変化が出ますか?
A.症状の強さ・関節の状態・生活での負担などによって異なります。
比較的短い期間で痛みや動かしやすさに変化がみられる方もいますが、何回で必ず改善するというものではありません。
痛みが続く場合は、同じ施術を続けるだけでなく、装具や医学的な治療方針の見直しも大切です。
Q6.母指CM関節症の変形は、整体で元に戻せますか?
A.整体で、軟骨や骨の変化そのものを元に戻すことはできません。
一方で、関節の形の変化が残っていても、痛みや日常生活での使いやすさが変化する場合があります。
Q7.親指の付け根が痛いとき、マッサージしてもいいですか?
A.痛む関節を強く押したり、無理に動かしたりすることは避けてください。
周囲の筋肉の張りがある場合には手技療法を検討することがありますが、関節の変形をマッサージで戻すことはできません。
Q8.親指を固定すると、動かなくなりませんか?
A.装具の種類や使用時間は、症状と生活に合わせて考えます。
必要な場面で親指の付け根を支えながら、無理のない範囲で手を使うことも大切です。自己判断で長期間強く固定せず、医師などへ相談しましょう。
Q9.母指CM関節症に鍼灸はできますか?
A.現在の症状やご希望に応じて、ご提案する場合があります。
ただし、鍼灸によって軟骨が再生する、関節の変形が元に戻る、手術を回避できると保証するものではありません。
Q10.親指の付け根が出っ張っています。手術が必要ですか?
A.出っ張りだけで、手術が必要かどうかは決まりません。
関節の状態、痛み、日常生活での支障、保存的な対応による経過などを踏まえて、医師と相談することになります。
Q11.仕事や家事で親指を使わないわけにはいきません。どうすればいいですか?
A.すべての動作をやめるのではなく、負担を減らせる方法を考えます。
例えば、瓶の開封補助具、太い持ち手の道具、両手で持つ方法、途中の休憩、必要な場面での装具などが選択肢になります。
Q12.母指CM関節症でも、趣味やスポーツを続けられますか?
A.現在の状態と、必要な手の使い方によって異なります。
痛みが強い場合は負担を調整し、必要な治療や装具を検討します。日常生活での使いやすさを確認しながら、趣味やスポーツへ段階的につなげることが大切です。
親指の付け根の痛みを「使いすぎだから仕方ない」で終わらせないために

親指の付け根が痛むと、今まで当たり前にできていた動作が、少しずつ負担に感じられることがあります。
瓶のふたを開ける。包丁を握る。洗濯物を干す。ペンを持つ。スマートフォンを操作する。
一つひとつは小さな動作でも、毎日の生活では欠かせないものばかりです。
「こんな小さな関節の痛みで相談していいのかな」「年齢のせいだと言われたから、我慢するしかないのかな」――そう感じている方もいらっしゃるかもしれません。
母指CM関節症では、関節の変形そのものを整体で元に戻すことはできません。しかし、今どの動作で痛むのか、関節を支える方法が必要か、生活でどのような工夫ができるかを考えることには意味があります。
すぎやま鍼灸整骨院では、親指の付け根だけでなく、手首・前腕・日常生活での手の使い方を必要に応じて確認します。
そして、必要な医療機関での評価や装具を大切にしながら、当院でできることをご説明します。
親指の痛みがあっても、これからの生活でできることを一緒に考えていきます。
料理を楽しみたい。仕事を続けたい。趣味の手芸や楽器を続けたい。母指CM関節症のお悩みは、患者様によって異なります。関節の状態を確認し、必要な対応と手の使い方を考えながら、毎日の生活で大切にしたい動作へつなげていきましょう。
上尾市・久喜市・さいたま市で母指CM関節症による親指の付け根の痛み、つまむときの痛み、握りにくさなどにお悩みの方は、すぎやま鍼灸整骨院へご相談ください。

母指CM関節症の痛みと、これからの手の使いやすさをご相談ください
親指の付け根が痛む場面や、仕事・家事・趣味で困っていることをお聞かせください。
現在の状態に合わせて、必要な対応を一緒に考えます。

執筆者・監修
柔道整復師(国家資格)平本 龍也|上尾小泉院 院長・治療家歴15年

私は中学から大学まで野球を続けていました。
競技生活の中で度重なるケガに悩まされ、整骨院で柔道整復師の方に施術をしていただいたことが、この職業を知るきっかけになりました。
現在は施術者として、患者様一人ひとりの痛みやお悩みに向き合っています。
母指CM関節症では、親指の付け根の痛みだけでなく、家事や仕事でどのような動作に困っているのかを大切にしています。関節の状態を確認し、必要な医療機関での評価も踏まえながら、これからも手を使い続けるためにできることを一緒に考えていきます。
ご来院いただいた皆様にとって、安心して体を預けられる治療院を創ることが目標です。
すぎやま鍼灸整骨院グループをどうぞよろしくお願いいたします。
参考情報
・American Academy of Orthopaedic Surgeons(AAOS)「Arthritis of the Thumb」
https://www.orthoinfo.org/diseases–conditions/arthritis-of-the-thumb/
・American College of Rheumatology / Arthritis Foundation「2019 Guideline for the Management of Osteoarthritis of the Hand, Hip, and Knee」
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11488261/
※本ページは母指CM関節症に関する一般的な情報提供を目的としています。医学的診断、画像検査、薬・注射・装具の処方、手術の必要性の判断は医師へご相談ください。施術・鍼灸・運動・テーピングによる変化には個人差があり、関節の軟骨や骨の変形を元に戻すことを保証するものではありません。












