PMS:月経前症候群
- 月経前になると頭痛がする
- 月経に近づくにつれてお腹も張る
- イライラしたり落ち込んだり起伏が激しい
- 胸が張ってしまう
- 関節や筋肉に痛みが出る
PMS:月経前症候群って何?|上尾市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院
生理が近づいてくると心身が不安定になる女性はとても多いです。無性にイライラしたり、気分が落ち込んだり、普段泣かないのに涙もろくなったり。胸が張ったり、お腹が痛くなったり肌荒れしたり、頭痛がしたり、食欲が以上に高まったり、などなどお心当たりがある方もいるのではないでしょうか?
月経の周期と連動して、「心」にも「体」にも様々な変化がみられることがあります。
ある程度の変化はホルモンの影響による自然な変化で、上手く付き合えるものです。
ですが、自律神経の乱れやストレスなどがあると症状が強くなり、毎月月経前に苦しめられてしまうことがあります。
それがPMS:月経前症候群と呼ばれる状態です。
精神の不安定さがとくに強い重症例はPMDD:月経前不快気分障害と区別されています。
PMSの症状は?|上尾市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院
症状は人によって様々ですが、生理開始前の7~10日くらいの期間に、多くは「心」と「体」の両方に何らかの変化がみられます。
心の症状
- 抑うつ状態(気分が落ち込む)
- 感情の起伏が激しくなる
- イライラ
- 抑えがたい怒り・衝動感
- 不安が高まる
- 緊張が高まる
- 涙もろくなる
- 意欲や集中力が低下する
- 人に会いたくなくなる
- 不眠・過眠
体の症状
- 頭痛、片頭痛
- 手足のむくみ
- 乳房の張り・痛み
- お腹の張り・膨満感
- 下腹部の痛み
- 腰痛
- ほてり
- 便秘、下痢
- 疲労感・だるさ
- 肌荒れ
- 食欲が高まる
- 甘いものが異常に欲しくなる
などなど、当てはまるものはいくつあったでしょうか?
これらの症状のうち、心の症状がとくに重く、精神の不安定さから人と衝突や摩擦が増えたり、引きこもりがちになって社会活動に支障をおよぼしたりするときはPMDD月経前不快気分障害の症状と考えられます。
PMSの特徴|上尾市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院
PMS:月経前症候群の症状には以下のような特徴があります。
- 月経開始前7~10日前ごろから症状が現れる
- 生理開始とともに症状は軽減し、生理終了後にはほぼ消失する
人によっては排卵時(生理開始前14日前後)にも症状がみられたり、生理終了時まで症状が持続することもありますが、いずれにしても生理終了後~排卵までの期間には症状がみられなくなるのが特徴です。
この症状によって、
- 辛いのを我慢して無理をしている
- 毎月生理前の期間が憂うつで仕方がない
- 仕事や学校に行きたくなくなる
- 仕事でミスが増える
- 必要な家事や用事ができない
- 家族や恋人に八つ当たりして関係が悪くなってしまう
- 大切な予定を直前キャンセルしてしまう
- その場しのぎの痛み止めなどを常用している
などの状態があれば、PMSと考えられます。
PMS:月経前症候群の原因|上尾市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院
ホルモンの変動
月経には女性ホルモンが大きく影響し、周期的に変動しています。女性ホルモンは、大きく分けると2つの種類があります。
- エストロゲン(卵胞ホルモン)
- プロゲステロン(黄体ホルモン)
エストロゲンは卵子を成長させるためのホルモンです。
月経の出血終了直後~排卵(月経開始14日前後)までに分泌量が上昇し、排卵後は急速に減少します。それに対し、黄体ホルモンのプロゲステロンは排卵後に分泌量が上昇し、月経がはじまると急激に下がります。
月経前症候群(PMS)の症状は、黄体ホルモンのプロゲステロンの分泌が増える排卵後~月経開始前にかけておこるため、プロゲステロンの作用が心身に様々な影響をおよぼすと考えられています。
ストレス
女性ホルモンのバランスには、ストレスが大きくかかわります。
ストレスによって生理が止まったり、痛みが増したりということもめずらしくはないように、ストレスと月経は深い関連性があります。女性ホルモンの分泌は脳の視床下部から下垂体を通して卵巣へと指令が伝わり、その分泌が調整されています。
脳が月経をコントロールしているため、ストレスによってホルモンバランスが影響を受けやすいのです。
また、自律神経も同じ視床下部が中枢になっているため、ストレスはホルモンバランス・自律神経のバランスの両方を乱し、心身に様々な不調が現れるようになります。
睡眠リズムの乱れ
ホルモンの分泌や自律神経の安定には睡眠が欠かせません。生理前にはやけに眠くなるという人も多いと思います。それは、身体が妊娠に備えて守りの体制に入るため、ある程度は自然の働きと言われています。
ところが、家事やお仕事などで忙しい状態にあると、十分な睡眠が取れないことで心身の不調やイライラ感が増したり、反対に過眠によってむくみや抑うつなどの症状につながったりすることがあります。
カフェイン
最近の研究によると、カフェインを多く摂る人PMS:月経前症候群になりやすいという報告があります。カフェインは脳を興奮させ、不安やイライラを高める原因になるため、PMS:月経前症候の方はカフェインを控えることが推奨されています。
塩分・糖分の摂り過ぎ
塩分の摂り過ぎはむくみの症状を悪化させます。また、白砂糖の摂り過ぎは急速に血糖値を上げ、それが下がったときの低血糖状態からイライラなどがおこりやすくなると言われています。ストレスを起こしにくくするのはPMS:月経前症候群を悪化させないためにも重要です。
食事バランスの乱れ
カフェインや塩分・糖分の話をしてきましたが、それだけではなくビタミンやミネラル、タンパク質や糖質など食事のバランスが全体に乱れていると、PMS:月経前症候群の症状が不安定になります。
PMS:月経前症候群の治療|上尾市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院
上尾市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま整骨院では鍼灸治療をご提案させていただいております。
東洋医学の鍼灸では、気・血・水のバランスを整えることで、PMSの症状緩和が期待できます。鍼灸治療では、
- 血流の改善
- 交感神経と副交感神経のバランスを整える
- からだを温める
といった治療をほどこします。PMSの症状改善には血流の滞りを改善する必要があります。血流を改善することで、イライラしたりお腹が張ったりするなどの症状をやわらげることができます。また気と血の循環が足りないため、気持ちが沈んだり不安になったりするので、自律神経を整えることが大切です。PMSを気・血・水のバランスを整えることで改善させましょう。
血流の改善|上尾市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院
PMSの症状を改善させるために鍼灸治療のハリは有効です。というのも細胞が活性化し、血行がよくなるからです。具体的にいうと、鍼灸のハリによって小さな傷がつきます。小さな傷は目に見えないほどですが、からだは傷ついた部分を修復させようと血流を増やします。
血流が増えれば、細胞に栄養がいきわたり赤血球は酸素を、白血球は免疫を多く運ぶようになるのです。結果的にハリをほどこした場所だけではなく、ハリをほどこした場所中心に広い範囲の細胞が活性化され、血流が改善されていきます。
交感神経と副交感神経のバランスを整える|上尾市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院
血流をよくしたら、自律神経のバランスも整えましょう。交感神経と副交感神経のバランスをとることによって、自律神経が整います。交感神経と副交感神経は、どちらかが上がればどちらかがさがります。
具体的には交感神経が動けば、副交感神経は動きません。逆も同じで、副交感神経が動けば交感神経は動かないのです。鍼灸で整えればイライラなど、PMSによるこころの症状をやわらげる効果が期待できます。
からだを温める|上尾市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院
PMSによるツラい症状を緩和するには、からだを温めることが大切です。からだを温めるには腹部に鍼灸のお灸が効果的。腹部をお灸により温めることで内臓がよく動き、からだが温まると考えられているからです。
お灸は熱いものとイメージする方も多いでしょうが、最近のお灸は火傷はもちろん痕ものこりません。皮膚とお灸の間に空気の層があるからです。またお灸をすれば白血球の数が増えると研究報告されています。白血球が増えることで自己免疫力が高まり、自律神経も整います。
よくある質問|上尾市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院
Q1 鍼って痛いの?
A1 痛くありません。
鍼治療というと”痛い”というイメージをお持ちの方が多いと思いますが、体質、敏感さに応じて、鍼の太さや手技を変えて治療を行いますので決して痛いものではありません。
Q2 お灸って熱い?
A2 熱くありません。温かく気持ちいいです。
当院では間接灸といって、直接皮膚の上に行わない方法がほとんどですので、熱いというよりは温かくて気持ちが良いほどです。
Q3 鍼で病気に感染したりしない?
A3 感染の心配はありません。
当院では使用している鍼は全てディスポーザブルタイプ(使い捨て鍼)ですので感染の心配は全くありませんのでご安心ください。
Q4 どんな格好で施術を受けますか?
A4 治療用のお着替えをご用意しております。
症状によって患部だけの治療もありますが、身体全体の治療が行われることもあります。
したがって背中や足などツボを使って鍼灸治療するため、着替えをしていただく場合もありますし、そのままで行う事もあります。
Q5 鍼灸治療後はお風呂に入っても大丈夫?
A5 お風呂は入っても大丈夫です。※お悩みにより異なる場合もございます。
入浴は特に問題はありませんが、例えばぎっくり腰や捻挫など、急性の疾患で患部に炎症を起こしている場合は入浴を控えていただいてます。
その都度、治療の後に説明させて頂きますのでご安心ください。
Q6 鍼灸治療はどのくらいの間隔で受けたらいい?
A6 最低週1回を推奨しています
症状によって変わりますが、症状と痛みが強い場合などはあまり間隔を空けずに続けた方が効果的です。
慢性疾患の方は週1回ないし10日、2週間に1回で、健康管理や病気の予防などは月1~2回でご案内させていただいております。鍼灸治療にいらっしゃる際にご相談ください。
Q7 鍼が合わないとかってありますか?
A7 合わないことはありません。詳細はご相談ください。
→基本的に鍼が合わないということはありませんが鍼が合わないと思われた場合は、体質と行った治療法との相性が悪かったと思われます。
一口に鍼治療といってもいろいろな方法があリます。
施術者によっても違いはありますので自分に合う先生を見つけられるとお身体も変わって来ますので是非試してみて下さい。
Q8 何故鍼灸は効くのですか?
A8 「ツボ」に刺激を加えることによりお体の不調を早めに回復させたり、関係している内臓や器官及び組織を早く回復させてくれる効果が期待されています。
東洋医学では生体内の各器官の不調は、それに関連する体表目の神経や組織に痛み・凝り・変わった色などといった状態で現れます。
それが反応点「ツボまたは経穴」と呼ばれるところです。
鍼灸治療はその反応点「ツボ」に刺激を加えることにより成体の不調だった部分を早めに回復させたり、関係している内臓や器官及び組織を改善したりすることができると考えられています。
また、鍼や灸を行って、痛みを軽減したり、だるいなどの全身症状が改善することもできます。
Q9 どんなハリを使うの?
A9 髪の毛よりも細く、ステンレスのはりを使用致します。
※ステンレスなので金属アレルギーの方も安心安全に鍼灸治療が可能です。
Q10 ツボってなんですか?
A10 ツボは経穴とも呼ばれ、世界的に認められているものになります。
その数は361個、中には左右対の経穴もあり、全身には約700個の経穴が存在していますまた、名前や位置が特定されておらず、押したときに痛みなどの反応が現れたりしこりがあったりする場所も、ツボの一つとされます。
これらを鍼灸治療で刺激することで、身体に様々な効果をもたらします。
Q11 治療に何分くらいかかるの?
A11 当院では局所の施術ですと15分から20分、全身の施術ですと30-40分位になります。
Q12 はり治療は何回くらいうければ、効果があるの?
A16 ひとり一人お身体の症状も違うので一概には言えませんが、1回目で効果を感じて頂ける場合もありますし、回数を重ねていくことで効果を実感頂ける場合もあります。
なので、当院ではまずは最低でも5回程度の施術を受けて頂くようお願いしています。
Q13生理中も受けられるの?
A13 生理中も問題なく受けて頂けます。