股関節インピンジメント(FAI)

- 足の付け根が詰まる感じがする
- 深くしゃがむと痛い
- 靴下が履きにくい
- 長時間座るとつらい
- 階段の上り下りが痛む
すぎやま鍼灸整骨院グループでは、上尾市・久喜市・さいたま市の各院で、股関節インピンジメント(FAI)に関するご相談に対応しています。痛む場所だけでなく、関節の安定性、可動域、筋力、フォームや歩行を確認します。必要に応じてエコー観察や医療機関への受診案内を行い、施術とリハビリで競技・日常生活への復帰を支援します。
1. 股関節インピンジメント(FAI)とは

「股関節インピンジメント(FAI)」とは、股関節の骨同士がぶつかってしまう状態のことです。
本来、股関節は丸い骨(大腿骨頭)と受け皿(寛骨臼)でスムーズに動く関節です。しかしFAIでは、骨の形に異常があったり、動きの癖があったりして、動くたびに骨と骨がこすれ合い、痛みや引っかかり感が出てしまいます。
「FAI=Femoroacetabular Impingement」という英語名の頭文字をとって、FAI(エフエーアイ)と呼ばれています。
2. なぜ起こる?股関節の仕組みと異常
股関節は、体の中でも特に重要な関節です。上半身を支えたり、歩いたり、しゃがんだりする動きに必要不可欠です。
この股関節は、
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大腿骨頭(太ももの骨の丸い部分)
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寛骨臼(骨盤のくぼみ)
この2つが合わさって構成されています。
FAIでは、この形や動きに異常があるため、股関節を深く曲げたり、内側にひねったりした時に、骨同士がぶつかってしまいます。
これが「インピンジメント=ぶつかり」です。
3. FAIの3つのタイプ
FAIには、3つのタイプがあります。
CAM型
太ももの骨(大腿骨)の形が丸くなく、少し出っ張っているような形をしています。
この出っ張りが、動かすたびに股関節の中に引っかかり、関節唇(かんせつしん)というクッションの役割をする軟骨を傷つけてしまいます。
よく見られるのは、成長期に運動を激しくした男子に多く見られるタイプです。
Pincer型
こちらは反対に、受け皿である骨盤側の寛骨臼が大きすぎて、大腿骨を包み込みすぎてしまうタイプです。
そのため、動かすとすぐに骨同士が接触し、痛みや動かしにくさが出てしまいます。
女性に多いタイプとされます。
混合型
CAM型とPincer型が両方あるタイプです。
最近はこの「混合型FAI」が最も多いといわれています。
4. 主な症状と日常生活への影響
股関節インピンジメント(FAI)になると、多くの人がまず感じるのは「足の付け根の違和感」や「動かしたときの詰まり感」です。
代表的な症状
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足の付け根(鼠径部)の痛み
→ 特に「立ち上がるとき」「椅子に座るとき」「靴下をはくとき」など、股関節を深く曲げる動きで痛みが出ます。 -
股関節の引っかかり感・詰まり感
→ 「なんか動きがスムーズじゃない」「何かが引っかかるような感じがする」と表現されることが多いです。 -
動かせる範囲がせまくなる(可動域制限)
→ 特に「内側にひねる」「深くしゃがむ」などの動作がしづらくなります。 -
運動後の痛み・長時間動いた後の疲労感
→ 運動後に足の付け根が重だるくなったり、痛みが出たりします。 -
歩き方が変わる(跛行)
→ 無意識に股関節をかばってしまい、体のバランスが崩れてきます。
日常生活への影響
FAIはスポーツ選手だけでなく、日常生活を送っている人にも多くの影響を与えます。
たとえば――
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電車やバスで長く座っていると足の付け根が痛む
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掃除機をかけたり、子どもを抱っこしたりすると痛みが走る
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痛みで夜中に目が覚めるようになる
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靴ひもを結ぶときに前屈みになるのがつらい
これらの動作はすべて股関節に負担がかかるため、FAIを放置すると仕事や家事、育児にも大きな支障が出てくるのです。
5. FAIになりやすい人の特徴
① 成長期に激しい運動をしていた人

FAIは、「成長期の骨がまだ柔らかい時期に、繰り返し股関節に強い負荷がかかったこと」が原因となることがあります。
たとえば――
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サッカーでキックを繰り返す
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バスケットボールでジャンプ&着地を何度もする
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野球やテニスなどで体をねじる動作を繰り返す
こういった動作は股関節の奥深くまで動かすため、骨の成長に影響し、CAM型FAIの原因となる骨の変形が起こるのです。
② 股関節が硬い or 柔らかすぎる人
股関節の柔軟性が足りないと、スムーズに関節が動作せず動かすたびにぶつかりやすくなります。逆に、柔らかすぎる人は筋肉で関節を支えきれず、やはり異常な動きになってしまい、股関節インピンジメントを起こすことがあります。
③ 足・膝・骨盤のバランスが悪い人
FAIは股関節だけの問題ではなく、膝・足首・骨盤などの連動性が崩れていても起こります。
たとえば――
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O脚やX脚など、脚の軸がずれている
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偏平足や外反母趾で体重のかかり方がアンバランス
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反り腰で股関節が常に前に押し出されている
このような「からだ全体のクセ」がFAIの原因になっていることも多いのです。
6. 股関節インピンジメント(FAI)放っておくとどうなるの?
FAIは、初期の段階では「ちょっとした違和感」や「軽い痛み」しか出ないこともあります。
ですが、それを我慢し続けたり、無理して運動を続けたりすると、股関節の中の軟骨や関節唇(かんせつしん)がどんどん傷ついていきます。
やがて以下のような進行が起きてしまいます↓
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関節唇損傷(クッションのような軟骨が裂けてしまう)
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関節内で炎症が慢性化し、慢性関節炎へ
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軟骨がすり減って骨同士が直接ぶつかる
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変形性股関節症へと移行
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歩くのもつらくなり、人工関節の手術が必要になることも
つまり、「ただの股関節の痛み」と軽く考えると、将来的には大きな問題に発展する可能性があるということです。
7. すぎやま鍼灸整骨院でのアプローチ(根本改善をめざす徹底施術)
当院では、股関節インピンジメント(FAI)に対して「その場の痛みだけでなく、原因から整えること」にこだわった施術を行っています。
そのために、評価・分析・施術・運動指導・再発予防まで、すべての工程に専門的な考え方と技術を盛り込んでいます。
■ STEP①:丁寧な評価と動作分析

最初に行うのは、股関節インピンジメントの状態を正しく把握するための詳細な評価です。
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姿勢と骨盤の位置を観察:骨盤が前に傾いていないか、左右差はないかを確認
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歩き方や立ち方のクセを確認:股関節をかばって歩いていないか
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股関節の可動域と筋力テスト:内旋・屈曲・伸展・外転・内転などの可動範囲を数値で確認
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エコー検査(必要に応じて):関節包や腸腰筋、滑液包の炎症状態をチェック
「どこが本当の原因か?」を明確にすることで、施術の的確性と効果が大きく変わります。
■ STEP②:多角的かつ専門的な施術内容
1. 股関節の動きを整える「整体・関節モビリゼーション」

FAIの原因である「骨のぶつかり」を減らすためには、股関節まわりの関節可動性の回復が必要不可欠です。
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骨盤の動きを細かく調整し、股関節の負担を分散
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股関節そのものに対して、痛みの出ない範囲でやさしく動きをつける
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寛骨臼と大腿骨頭の動きに「すき間」を生み出す
これにより、引っかかり感が軽減され、「スッと動かせる感覚」が戻ってきます。
2. 鍼灸施術による深部の炎症と筋緊張の緩和

FAIでは、股関節の奥深くの筋肉や関節包に慢性的な炎症と緊張が発生しています。
鍼灸では、表面からは届かないインナーマッスル(腸腰筋・深層外旋六筋など)や関節包周辺の組織に直接アプローチが可能です。
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硬くなった関節包を緩めることで、動きの制限を改善
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炎症による痛みや血流障害を改善し、回復力を高める
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自律神経にも作用し、夜間痛や疲労感の改善にもつながる
痛みが強い場合や慢性化しているFAIには、鍼灸による深部調整が非常に有効です。
3. 筋膜リリースで“滑らかさ”を取り戻す

股関節インピンジメントがある方は、鼠径部・大腿部・お尻まわりの筋膜が癒着(ゆちゃく)して動きが悪くなっていることがほとんどです。
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腸腰筋・大腿直筋・縫工筋など、鼠径部まわりの滑走性を改善
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大臀筋・中臀筋・梨状筋など、股関節を支える筋膜をリリース
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リリース後に正しい可動を再教育することで“再癒着”を予防
筋膜の滑らかさが戻ることで、「詰まり感」や「動かしにくさ」が軽減します。
4. メディカルトレーニングで正しい動作を学び直す

FAIを根本から改善するには、正しく股関節を動かし、負担をかけすぎない使い方を身体に覚えさせることが大切です。
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中殿筋・腸腰筋・深層外旋筋を狙ったエクササイズ
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骨盤を安定させる体幹トレーニング(特に腹横筋の活性化)
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過剰な前傾や外旋の癖を修正する動作REトレーニング
FAIが起きる背景には、「本来使うべき筋肉が使えていない」「余計なところで動いている」という代償運動の問題があるため、それを正すことが症状改善の鍵です。
5. インソール療法で足元から全身バランスを整える

股関節の不調は、足元の崩れ(足アーチの低下・かかとの傾き)から始まっていることも多くあります。
すぎやま鍼灸整骨院では、歩行分析や足底圧検査の結果をもとに、オーダーメイドのインソールを提案しています。
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偏平足、外反母趾、回内足などによる過剰な内旋を補正
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股関節へのストレスを歩くたびに軽減
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筋肉に頼らず、骨格から安定した動きをサポート
股関節の痛みが「足のせい」で起きているケースもあり、見逃せないポイントです。
■STEP③: 日常生活・セルフケア指導
施術と同じくらい大切なのが、日常の動き方の改善です。
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座り方や立ち上がり方で股関節に負担をかけない工夫
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自宅でできるセルフストレッチ(股関節前面・お尻)
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運動再開のタイミングや注意点のアドバイス
症状の出にくい身体を、自分自身でも作っていけるようにサポートします。
8. よくある質問Q&A
Q. 股関節インピンジメントは手術しないと治らないの?
→答えは「NO」です。初期〜中等度のFAIであれば、適切な施術と運動指導によって手術せずに改善するケースが非常に多いです。
当院でも、手術を回避できた患者様が多数いらっしゃいます。
Q. どれくらい通えばよくなりますか?
→個人差はありますが、週1~2回の通院で3か月前後を目安に改善を目指します。
ただし、症状が重い場合や競技復帰を目指す場合は、より継続的なリハビリが必要です。
Q. スポーツはいつから再開できますか?
→痛みが落ち着き、正しい股関節の使い方が身についてからの再開が理想です。無理をすると悪化のリスクがあるため、段階的に再開していく指導を行います。
Q. 学校や仕事帰りでも通えますか?
→はい。すぎやま鍼灸整骨院は平日夜や土日も営業しており、予約制で待ち時間も少なく通いやすい環境を整えています。
まとめ:股関節の痛みを「しかたない」で終わらせない
股関節インピンジメント(FAI)は、成長期や日々の使い方のクセなど、誰にでも起こりうる「骨と動きのミスマッチ」から始まります。
しかし、それを正しく理解し、適切な施術とトレーニングを行えば、痛みの改善・可動域の回復・再発予防まで十分に可能です。
私たちすぎやま鍼灸整骨院は、
「どこに行ってもよくならなかった…」
「もう年だから仕方ない…」
そんなふうにあきらめかけたあなたにこそ、全力で向き合います。
原因を見つけ、体の使い方を変え、人生をもう一度前向きに――
それが私たちの使命です。
お気軽にご相談ください。あなたの股関節に、本気で向き合います。
症例
症例①|サッカーで股関節を深く曲げると鼠径部に痛みが出ていた20代男性
患者情報
20代男性/会社員・趣味でサッカー
お悩み
サッカー中に方向転換やボールを蹴る動作をした際、股関節の前側から鼠径部に痛みを感じるようになりました。
最初は運動後だけでしたが、徐々にしゃがみ込みや股関節を深く曲げる動作でも痛みを感じるようになり、「このままサッカーを続けられなくなるのでは」と不安になり来院されました。
来院時の状態
股関節を深く曲げる動作や、曲げながら内側へひねる動作で鼠径部に痛みがみられました。
さらに動作を確認すると、股関節だけでなく足首や体幹の動きにも左右差があり、しゃがみ込みや方向転換の際に股関節へ負担が集中しやすい状態でした。
国家資格者による評価
股関節インピンジメント症候群(FAI)は、大腿骨や骨盤側の形態などによって、股関節を動かした際に骨同士が衝突しやすくなることが関係します。
そのため、整体によって骨の形そのものを変えることを目的にはしません。
この方については、痛みが出る股関節の角度を確認するとともに、足首・骨盤・体幹などを含めて、スポーツ動作の中で股関節へ負担を集中させている要素がないか評価しました。
施術方針
痛みを我慢して股関節を強くストレッチするのではなく、まず痛みが出る動作や角度を避けながら周辺の緊張を整えました。
その後、股関節だけに頼らず足首・体幹まで使って動けるよう、段階的にトレーニングを追加しました。
経過
初期は深くしゃがむ動作や強い方向転換を控えながら施術を行いました。
痛みが落ち着いてきた段階からスクワットなどの基本動作を確認し、徐々にランニング、切り返し、サッカー動作へと運動強度を上げました。
継続する中で「日常生活では股関節を気にすることが減った」「軽いサッカーでは鼠径部の痛みを感じにくくなった」との変化がみられました。
現在の状態・今後の目標
強度の高いプレーでは違和感が出ることがあるため、現在も動作確認とトレーニングを継続しています。
最終的には痛みを軽減するだけでなく、全力で走る・蹴る・方向転換するといった動作を不安なく行い、サッカーを続けられる状態を目標にしています。
症例②|長時間座った後に股関節の付け根が痛くなる40代女性
患者情報
40代女性/デスクワーク
お悩み
数か月前から、長時間座っていると股関節の前側から鼠径部に詰まるような感覚が出るようになりました。
特に車の運転やデスクワーク後に立ち上がる際に痛みがあり、靴下を履く、低い椅子に座るなど股関節を深く曲げる動作もつらくなっていました。
整形外科で股関節インピンジメント症候群について説明を受け、身体の使い方も改善したいと来院されました。
来院時の状態
股関節を深く曲げると前方に詰まり感があり、動かせる範囲にも左右差がみられました。
また、股関節だけでなく背中や骨盤周辺の動きも小さく、椅子から立ち上がる際には身体を前へ大きく倒して股関節へ負担をかける動作がみられました。
国家資格者による評価
股関節の前側に痛みがあるからといって、必ずしもすべてが股関節インピンジメント症候群とは限りません。
股関節唇や関節軟骨などが関係する場合もあるため、医療機関での評価も重要です。
この方については医療機関での評価を踏まえたうえで、股関節の可動範囲や体幹・骨盤・下半身の使い方を確認し、日常動作で股関節の前方へ繰り返し負担がかかっていることにも着目しました。
施術方針
「硬いからもっと曲げる」という考えで股関節を無理にストレッチすることはせず、痛みが出ない範囲で股関節周辺や背中などの動きを整えました。
症状が落ち着いてからは、お尻や体幹などを使いやすくするトレーニングを追加し、立ち上がりやしゃがみ動作を確認しました。
経過
初期は長時間座った後の痛みが強かったため、仕事中の座り方や股関節を深く曲げ続ける時間についても見直しました。
施術と運動を継続する中で、「立ち上がるときの股関節の詰まりが以前ほど気にならない」「靴下を履く動作がしやすくなった」といった変化がみられました。
その後は日常生活だけでなく、階段やスクワットなど負荷の高い動作へ段階的に進めています。
現在の状態・今後の目標
長時間座った後には股関節の違和感が出ることがありますが、日常生活で痛みを気にする場面は以前より減っています。
現在は股関節を無理に動かして可動域だけを広げるのではなく、仕事・運転・旅行などで長時間座っても股関節への不安が少ない身体をつくることを目標にしています。
※症例は一例であり、施術による変化や必要な期間には個人差があります。股関節インピンジメント症候群(FAI)では骨の形態や股関節唇・関節軟骨の状態などが症状に関係することがあります。強い痛み、引っかかり、ロッキング、急激な可動域低下などがみられる場合には、整形外科での画像検査・評価をおすすめします。












