グロインペインとは?|股関節まわりの痛みに悩む方へ
■ グロインペインってどんな症状?
グロインペイン(Groin Pain)とは、
直訳すると「鼠径部(そけいぶ)の痛み」ですが、医学的には股関節の前面や内もも周辺にかけて起こる慢性的な痛みの総称として使われています。
特にスポーツ選手に多く、**「スポーツヘルニア」「鼠径部痛症候群」**とも呼ばれます。
■ 主な痛みの場所と特徴
✔ 鼠径部(太ももの付け根あたり)
✔ 内もも(内転筋)
✔ 下腹部や骨盤まわり
【こんな症状がある人は要注意】
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キック動作やダッシュで痛みが出る
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長時間座ったあとに立ち上がると痛い
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片足立ちや体重移動で違和感がある
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ストレッチで内ももが突っ張るような感覚
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股関節の奥が「ズーン」と重だるい
痛みは動くと強くなり、休むと軽くなるのが一般的ですが、進行すると常に違和感がある状態になることもあります。
■ グロインペインの原因は?
グロインペインの原因は一つではなく、複数の筋肉や関節、神経が関係している複合的な障害です。
主な原因には:
【1】使いすぎ(オーバーユース)
サッカー、ラグビー、陸上競技などでの繰り返しのキック・方向転換・ダッシュ動作によって、股関節周囲の筋肉や腱に負担が蓄積。
【2】筋力バランスの崩れ
腹筋・内転筋・腸腰筋・臀部の筋力バランスが崩れると、股関節の安定性が低下し、特定の部位に過剰な負担が集中。
【3】姿勢や骨盤の歪み
骨盤の傾き、反り腰、猫背などがあると、股関節の可動性が低下し痛みが起きやすくなります。
【4】柔軟性不足や可動域制限
内転筋(内もも)や腸腰筋(股関節の前面)が硬いと、動作のたびに負担がかかります。
■ すぎやま鍼灸整骨院グループでのグロインペインへの対応
当院では、痛みの原因を明確にし、再発させない体づくりを重視した施術を行っています。
【1】エコー観察で状態を見える化
鼠径部の筋肉・腱・靭帯の状態をエコーで可視化し、炎症や損傷の有無を確認。
レントゲンでは分からない「軟部組織」の状態を把握できます。
【2】骨格・骨盤・股関節の調整
姿勢や歩行のバランスに着目し、股関節や骨盤の歪みを整えて、再発しにくい体へ。
【3】筋膜リリース・鍼灸・電気施術
痛みのある箇所の筋肉の緊張を、手技・筋膜リリース・鍼・特殊電気療法でやさしく緩め、血流と回復力を高めます。
【4】リハビリ指導・セルフケアの提案
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内転筋や腸腰筋のストレッチ
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股関節まわりの安定性を高める体幹トレーニング
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日常での体の使い方やフォームの指導
を通して、痛みの根本から改善し、競技復帰を目指します。
■ グロインペインでお悩みの方へメッセージ
「運動中だけじゃなく、日常生活でも痛みが出てきた…」
「病院では異常なしと言われたけど、まだ痛い」
「何度も再発して、思い切りプレーできない」
その痛み、我慢しないでください。
グロインペインは、早期の対応と適切なリハビリで回復が期待できる症状です。
すぎやま鍼灸整骨院グループでは、あなたの体の状態をしっかり見極め“今だけでなく将来を見据えたサポート”を行います。