だる重い肩…実は姿勢のせい? 今こそ見直したいデスクワークのクセ

「朝から肩が重い」「仕事中に肩がだるくなってくる」「マッサージを受けてもすぐ戻る」——そんな肩こりのお悩みを抱えていませんか?その原因、実はあなたの姿勢のクセにあるかもしれません。特にデスクワークをしている人の多くが、気づかないうちに肩こりを悪化させる体勢で長時間過ごしています。

今回は、肩こりと姿勢の深い関係、そして今すぐできる改善ポイントについて詳しく解説します。


姿勢が肩こりを生むメカニズム

人間の頭の重さは約5~6kgあります。この重さを常に首と肩で支えているわけですが、前かがみや猫背の姿勢が続くと、この重量がさらに肩や首に負荷をかけるようになります。特に、以下のような姿勢は要注意です。

  • パソコン画面に顔を近づける前傾姿勢

  • 椅子の背もたれにもたれず浅く座るクセ

  • スマホをのぞき込む「うつむき姿勢」

  • 腕をデスクに乗せず、浮かせた状態でのタイピング

これらの姿勢は肩や首まわりの筋肉を常に緊張させ、血流が悪くなる原因となります。結果として、筋肉の中に老廃物がたまりやすくなり、「コリ」や「だるさ」「痛み」へとつながってしまうのです。


デスクワークでよくある肩こり悪化の習慣

デスクワークをしていると、1時間以上同じ姿勢で座っていることも多いでしょう。そのようなとき、肩こりが悪化しやすい習慣として以下が挙げられます。

  • イスと机の高さが合っていない

  • 足を組む、斜め座りのクセがある

  • モニターの高さが目線より低い

  • 肘掛けがなく、腕が常に浮いている

これらを放置していると、筋肉だけでなく関節や神経にまで影響を及ぼし、慢性的な肩こりへと進行してしまうことも。


姿勢改善で肩こりを防ぐ3つのコツ

  1. イスの高さとモニター位置を見直す
    肘が90度に曲がる高さにイスを調整し、モニターの上端が目線の高さになるように配置します。首を前に突き出す姿勢を防ぎ、肩の負担が減ります。

  2. 1時間に1回は肩回し・立ち上がりを
    長時間同じ姿勢でいることが肩こりの原因になります。タイマーなどを使って1時間ごとに肩を回したり、立ち上がって伸びをするだけでも効果的です。

  3. 骨盤を立てて座る意識を持つ
    骨盤が後ろに倒れると自然と猫背になります。坐骨でしっかり座り、背骨を立てる意識を持ちましょう。


肩こりが治らない場合は専門機関へ

日常生活で姿勢を意識しても、慢性的な肩こりがなかなか改善しない場合は、根本的な筋肉バランスや骨格の歪みが関係している可能性があります。そんなときは、整骨院などの専門機関で適切な施術を受けることが大切です。

当院「すぎやま鍼灸整骨院」では、肩こりに特化した整体・鍼灸・メディカルトレーニングを組み合わせた根本改善プログラムを提供しています。姿勢の歪みを整え、深層の筋肉へアプローチすることで、肩こりを“その場限り”ではなく“根本的”に改善します。


まとめ|まずは「自分の姿勢」を疑ってみよう

肩こりは「仕方ないもの」と思われがちですが、実際には姿勢を見直すことで大きく改善できます。あなたの今の肩こりは、日々の姿勢の積み重ねが作り出した結果かもしれません。姿勢を見直し、必要に応じて専門家のサポートを受けながら、だる重い肩とさよならしましょう。