腰椎分離症




- 腰の痛みが続く
- 運動後の痛みが辛い
- 姿勢が悪くなる
- 長時間座れない
- 日常動作が困難
腰椎分離症とは?|上尾市-久喜市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院

腰椎分離症という言葉を初めて聞く人もいるかもしれませんね。これは、背骨、特に腰の部分の骨(腰椎)に起こるケガの一種です。
簡単に言うと、腰椎の後ろ側にある一部の骨に、ヒビが入ったり、完全に折れてしまったりした状態を指します。
でも、「骨折」と聞くと、何か大きな事故や強い衝撃で起こるものだとイメージするかもしれませんね。この腰椎分離症は、そうした単発の事故で起こるというよりも、特定のスポーツを頑張っている成長期の子どもたちに比較的よく見られる、ちょっと特殊なケガなんです。
腰椎分離症は「疲労骨折」の一種
腰椎分離症のほとんどは、疲労骨折と呼ばれるもので発生します。
普通の骨折が「ポキッと一回で折れる」のに対し、疲労骨折は「同じ場所に繰り返し小さな負担がかかり続けることで、金属疲労のように徐々にヒビが入る」という特徴があります。
成長期はまだ骨が大人ほど固まっていないため、繰り返し無理な力が加わると、特に弱くなっている部分に小さなダメージが蓄積してしまうのです。
腰椎って体のどこにあるの?

腰椎分離症を理解するには、まず「腰椎」が体のどこにあって、どんな役割をしているのかを知っておきましょう。
私たちの背骨は、たくさんの小さな骨が積み木のように連なってできています。この連なりを「脊椎」と呼びます。
脊椎は、上から「頚椎」、「胸椎」と続き、一番下にあるのが「腰椎(ようつい)」です。腰椎は全部で5つあり、この部分が体の上半身と下半身をつなぐ、非常に重要な土台の役割を担っています。
腰椎分離症が起こるのは、腰椎のそれぞれの骨の「椎弓」という、後ろ側の細くなっている部分です。
椎弓(ついきゅう)の役割
椎弓は、背骨の中を通る大切な神経(脊髄)を後ろから守るアーチのような形をしています。
この「椎弓」という、少し細い部分に、ジャンプやひねる動作で繰り返し大きなストレスがかかると、分離(ヒビや骨折)が起こってしまうのです。
なぜ成長期のアスリートに多いの?

腰椎分離症は、スポーツに熱中している10代前半(主に小学校高学年~中学生)に最も多く発症します。
その背景には、大きく分けて二つの理由があります。
理由① 成長途中の骨の弱さ
思春期に入ると、骨は急激に成長しますが、この時期の骨の構造は、まだ大人と比べて柔らかく、完成されていません。
ちょうど、工事中の未完成な建物に無理やり重い荷物を乗せるようなイメージです。硬くなる前の骨に強いストレスが集中すると、耐えきれずにダメージが蓄積してしまいます。
理由② 「腰を反る」「ひねる」動作の繰り返し
分離症を起こしやすいスポーツには、共通する動作があります。それは、腰を強く反ったり(伸展)、激しくひねったりする(回旋)動作です。
腰椎分離症の原因|上尾市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院
この分離症が、ただの「腰痛」と決定的に違うのは、骨そのものに原因があるという点です。では、どうして健康なはずの骨にヒビが入ってしまうのでしょうか?
原因の核心は「骨のストレス集中」

分離症の主要な原因は、腰椎の一部に過剰なストレスが集中し、その負担が繰り返されることに尽きます。
腰椎は、前後の動きと、左右のひねりを組み合わせています。スポーツでジャンプし、着地した瞬間にひねりながら体勢を立て直す、といった動作が毎日続くと、骨の後ろ側の細い部分に、強い「せん断力」や「引き伸ばされる力」が集中してしまうのです。
この負担に耐えきれなくなった骨の細胞が、小さな破壊と修復を繰り返すうちに、修復が追いつかなくなり、やがてヒビに至ります。
根本的な原因は「動作のクセ」と「体の硬さ」

単に運動量が多いから分離症になる、というわけではありません。同じようにハードな練習をしている子でも、なる子とならない子がいます。その違いは、体の使い方やコンディションにあります。
腰椎分離症は、単なる「使いすぎ」ではなく、「間違った使い方や、硬い体で無理に使い続けたこと」の結果として起こる、疲労骨折だと考えることができます。





















