交通事故による自律神経の乱れ



1. 交通事故後に起きる「見えない不調」とは?|上尾市-久喜市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院
「事故からしばらくして、なんだか体が変わった気がする」
「病院では『異常なし』と言われたけど、めまいや息苦しさが続く」
こういった声は、交通事故のあと当院にも多く寄せられます。
その正体は自律神経の乱れです。
自律神経は、私たちの体を自動でコントロールする重要な神経で、呼吸・心拍・血圧・体温・消化などを休むことなく調整しています。
事故による衝撃や精神的ストレスが加わると、このバランスが崩れ、身体と心の働きにブレーキがかかります。
特に、むちうちによる頚部の損傷は自律神経と深く関わっており、首の奥の緊張が血流や神経の働きを阻害して、さまざまな症状を引き起こします。
2. なぜ交通事故で自律神経が乱れるのか?|上尾市-久喜市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院
交通事故後に続く不調の背景には、体の構造的変化・神経系の反応・精神的要因が複雑に絡み合っています。
特に首(頚部)は、自律神経の中枢や重要な神経経路が集中しており、事故の衝撃が直接・間接的に影響を与えます。
① むちうちによる頚部の損傷と神経圧迫
交通事故で最も多いのがむちうち(頚椎捻挫)です。
追突などの衝撃で首が前後に大きくしなり、その反動で筋肉・靭帯・関節包に微細な損傷が起こります。
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深層筋の緊張
首を支える「深頚筋」や後頭下筋群が緊張して固くなります。
これらの筋肉の間やすぐそばを自律神経とつながる神経・血管が通っており、緊張が続くと血流や神経の伝達が阻害されます。 -
神経の通り道の圧迫
頚椎の関節の隙間(椎間孔)や椎骨動脈の走行部が狭くなり、脳や耳へ送られる血液が不足。
めまいやふらつき、頭痛の原因になります。
イメージとしては、電気ケーブル(神経)や水道管(血管)の周りを硬いコード(筋肉)がきつく締め付けている状態です。
② 交感神経の過剰な興奮
自律神経は交感神経と副交感神経からなります。
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交感神経:戦う・逃げるモード(心拍上昇、筋緊張、血圧上昇)
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副交感神経:休む・回復するモード(消化促進、筋弛緩、心拍低下)
事故の衝撃や痛みによって、体は「危険!」と判断し、交感神経が優位に働きます。
本来なら危険が去れば副交感神経に切り替わりますが、むちうちの痛みや首の不安定さが続くと、交感神経が常にアクセルを踏みっぱなしの状態になります。
③ 脳と耳と首の情報のズレ
人間のバランス感覚は、耳(前庭器官)・目・首の筋肉や関節からの情報を統合して保たれています。むちうちで首の動きや感覚が狂うと、この情報が脳内でズレを起こし、めまいやふらつきを感じやすくなります。
例えば、
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目は「まっすぐ立っている」と認識しているのに、
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首の筋肉や関節からは「少し傾いている」という情報が送られる
この矛盾を脳が補正しようとして疲労し、自律神経のバランスにも影響します。
④ 精神的ストレスの影響
交通事故は肉体的なケガだけでなく、心にも大きな影響を与えます。
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事故の瞬間を思い出すと緊張する
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車に乗るのが怖くなる
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寝る前に不安感が強くなる
こうした心理的ストレスは、脳の扁桃体を介して自律神経にダイレクトに影響し、交感神経優位の状態を長引かせます。
これはPTSD(心的外傷後ストレス障害)の軽度の形として表れることもあります。
⑤ 活動量低下による二次的悪化
事故後は安静を余儀なくされ、家で横になる時間が増えます。
これにより筋力・血流・呼吸の深さが低下し、副交感神経が働きにくい体質に傾きます。
さらに、活動量の低下→血流低下→筋緊張増加→痛み・不安感増加…という悪循環に入り、自律神経の乱れが固定化してしまいます。
3.交通事故後の自律神経の乱れによくある症状|上尾市-久喜市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院
【身体面の症状】
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首・肩・背中のこわばり
むちうち後に筋肉が緊張し続け、血流が悪化 -
頭痛・頭重感
後頭部〜こめかみが締めつけられるように痛む -
めまい・ふらつき
上を向く、振り返る、人混みで悪化しやすい -
動悸・息苦しさ
安静時や就寝前でも心拍が早まる -
手足のしびれ・冷え
左右差が出ることもある -
慢性的な倦怠感
朝起きた瞬間から疲れている -
胃腸の不調
食欲不振、便秘・下痢の繰り返し -
異常な発汗
手のひら・背中など部分的に汗が出る
【精神面の症状】
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不安感・緊張感が抜けない
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イライラしやすい
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集中力が続かない
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気分の落ち込み
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事故の場面を思い出すと動悸・息苦しさ(軽いPTSD反応)
【睡眠・日常生活への影響】
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寝つきが悪い(30分以上眠れない)
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夜中に何度も目が覚める
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夢が多く、熟睡できない
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朝起きても疲労感が残る
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仕事や家事でのパフォーマンス低下(ミス増加、集中力低下)
4.なぜすぎやま鍼灸整骨院が選ばれるのか|上尾市-久喜市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院
1. 技術力 〜症状の根本に届く施術〜
交通事故後の不調は、単なる筋肉痛やコリではなく、むちうちによる頚部損傷+自律神経の乱れが絡み合っています。
一般的な整骨院では「ほぐす」「温める」といった表面的なケアで終わってしまうこともありますが、当院は違います。
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炎症期・回復期・予防期に応じた施術の組み立て
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ハイボルト・超音波・頚椎アライメント調整などを症状ごとに最適化
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自律神経の安定までをゴールとした計画的アプローチ
だから、ただ痛みが引くだけでなく、めまい・動悸・不眠などの長引く不調まで改善が期待できます。
2. 整形外科との連携 〜医療との二人三脚〜
交通事故の治療は、整骨院だけで完結できない場合があります。
骨折や靭帯損傷の疑い、MRI・レントゲンなどの精密検査が必要な時、医療機関との連携は欠かせません。
当院は地域の複数の整形外科と連携しており、必要なときに速やかに紹介できます。
さらに、医師からの診断書や画像所見をもとに施術計画を立てるため、医療の根拠に基づいた安全な施術が可能です。
だから、患者さんは「整形外科と整骨院、どちらも通って良いのか?」という不安なく、両方のメリットを得られます。
3. お子様連れでも安心の環境
事故後の通院は、症状がつらくても「小さい子がいるから無理」と諦める方も多いです。
当院はそうした方が安心して通えるよう、環境を整えています。
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キッズスペース完備(絵本・おもちゃあり)
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ベビーカーごと入室OK
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施術中はスタッフが見守り対応
だから、育児中の方も「通いたいけど無理」という壁をなくし、早期からしっかり回復に専念できます。
4. 提携弁護士による法律サポート
交通事故後の大きなストレスのひとつが、保険会社とのやり取りや示談交渉です。
対応を誤ると、本来受けられるはずの補償が減ってしまうケースもあります。
当院は交通事故案件に強い弁護士と提携しており、希望があれば無料相談が可能です。
補償額の妥当性チェックや後遺障害申請のアドバイスなど、施術と法律サポートをワンストップで受けられるのが強みです。
だから、患者さんは体の回復だけでなく、金銭面・法的な不安も解消しながら安心して通院できます。
まとめ
技術力 × 医療連携 × 通いやすさ × 法律サポート
この4つが揃っている整骨院は多くありません。
上尾市・すぎやま鍼灸整骨院は、この体制を継続的に整えているからこそ、事故後の患者さんから「ここなら全部任せられる」と選ばれ続けています。
5.上尾市・すぎやま鍼灸整骨院のアプローチ|上尾市-久喜市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院
交通事故後の自律神経の乱れは、痛みだけにアプローチしても改善が不十分です。
当院では、痛みの軽減 → 自律神経の安定 → 再発予防という3段階の流れで、体と心を整えます。
それぞれのフェーズで「何を」「なぜ」行うのかを明確にしています。
フェーズ1:炎症と過緊張を抑える時期(事故直後〜5週間)
目的:痛み・腫れ・筋緊張を早期に鎮め、神経の興奮を落ち着ける
施術内容
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ハイボルト療法
深部の神経にアプローチし、痛みの信号を脳に送りにくくします。神経の興奮を抑えることで、交感神経の過剰反応を緩和します。 -
超音波療法
1秒間に100万回以上の微細振動で深部組織を温め、血流を促進。炎症の回復スピードを高めます。 -
手技療法(ソフトタッチ)
首や肩、背中の表層〜中層筋をやさしく緩め、血流とリンパの流れを改善。過緊張を取ることで呼吸も深くなります。
まずは「炎症の火事」を消すことが最優先。その上で神経の興奮を鎮め、体が回復モードに入れる環境を作ります。
フェーズ2:自律神経の安定と体の再教育(6〜20週間)
目的:交感神経優位の状態を解消し、副交感神経が働く時間を増やす
施術内容
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頚椎アライメント調整
むちうち後に歪んだ首の配列をやさしく整え、神経・血管の通り道を確保。めまいや頭痛の軽減を狙います。 -
胸郭モビリゼーション
肋骨と胸骨の動きを改善し、横隔膜を使った深い呼吸を取り戻します。呼吸が変わると自律神経も安定しやすくなります。 -
眼球運動トレーニング
ゆっくりと視線を上下・左右に動かし、耳(前庭器官)と首の協調を再教育。ふらつきや不安定感を減らします。 -
姿勢・生活習慣の再設計
座り方・デスク環境・車の運転姿勢など、症状が戻りにくい生活動作を具体的に指導します。
炎症が落ち着いたら、「乱れてしまった神経のスイッチ」を切り替える練習期間。体の使い方や呼吸を元に戻すのがポイントです。
フェーズ3:再発予防と負荷耐性の強化(21〜42週間)
目的:生活や仕事に完全復帰しても、症状が再発しにくい体を作る
施術内容
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頚部安定エクササイズ
深頚筋や僧帽筋下部など、首と肩を支える筋肉を強化。骨格で支え、筋肉で微調整する理想的な姿勢を作ります。 -
歩行改善トレーニング
腕振り・骨盤の回旋・重心移動を意識し、全身の連動性を高めます。歩行中の呼吸と心拍のリズムも安定させます。 -
生活動線の改善
家事や仕事の動作(台所の高さ調整、PC画面位置、荷物の持ち方など)を患者様ごとにアドバイスします。 -
セルフケア習慣の固定化
朝・昼・夜に分けた短時間のストレッチや呼吸法を紙・LINEで共有し、忘れにくくします。
最後は「元の生活でも崩れない体」を作る段階。日常動作そのものが予防トレーニングになるように仕上げます。
よくある質問(FAQ)|上尾市-久喜市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院
Q1. 病院の検査で異常なしと言われましたが、施術は必要ですか?
A. 異常なしでも自律神経の乱れは起こります。痛みや不調がある場合は早期施術が回復を早めます。
Q2. 事故から時間が経っています。今からでも改善しますか?
A. 適切な施術で改善が期待できます。早いほど効果的ですが、数か月経っていても諦めないでください。
Q3. めまいが強くて通院できるか不安です。
A. 初期は短時間・低負担の施術から始め、体調に合わせて進めますのでご安心ください。ご不安なことがあればお気軽にお問い合わせください。
Q4. 保険は使えますか?
A. 自賠責保険を使えば窓口負担0円で通院できます。加害者側でも保険内容によって適用可能です。
Q5. 他の整骨院や整形外科から転院できますか?
A. 可能です。保険会社に連絡するだけで、手続きは当院がサポートします。
Q6. 子どもを連れて行っても大丈夫ですか?
A. キッズスペース完備・ベビーカー入室可・スタッフ見守りありで安心して通えます。
Q7. 保険会社や示談交渉が不安です。
A. 交通事故に強い提携弁護士をご紹介できます。法律面のサポートも可能です。
まとめ|上尾市-久喜市-さいたま市北区土呂/宮原すぎやま鍼灸整骨院

交通事故の後は、外傷がなくても自律神経が乱れ、めまい・動悸・不眠・倦怠感などの不調が現れることがあります。これらは、むちうちによる頚部の損傷や精神的ストレス、生活リズムの変化が重なって引き起こされ、事故直後だけでなく数日から数週間後に出てくることも珍しくありません。
そのまま放置すると症状が慢性化し、仕事や家事、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。
すぎやま鍼灸整骨院では、痛みの緩和だけでなく、自律神経の安定と生活習慣の改善までを視野に入れた三方向からのアプローチで施術を行っています。
さらに、交通事故治療に必要な技術力、整形外科との連携による医療的サポート、お子様連れでも安心して通える環境、そして提携弁護士による法律面での支援という4つの強みを備えています。これにより、身体的・精神的な不安を抱える患者様が、安心して回復に専念できる環境を整えています。
事故後から体調が戻らない方、病院で「異常なし」と言われても不調が続く方は、一人で抱え込まず、どうぞ当院にご相談ください。















