突き指をしたときの正しい対処法|やってはいけないことも解説!


■ 突き指とは?

突き指とは、ボールを受け損ねたり、何かに指先をぶつけた衝撃で、関節や靭帯・腱を痛めるケガです。

軽いものだと関節の軽い捻挫や打撲で済みますが、重度になると骨折や靭帯断裂、脱臼を伴っていることもあります。


■ 突き指をしたときの応急処置|基本は「RICE処置」

突き指は**“引っ張る”のが正しい”と思っている人も多いですが、それはNG!**
炎症や損傷を悪化させる可能性があります。

正しい初期対応は、「RICE(ライス)処置」を行うことです。


【RICE処置とは?】

R:Rest(安静)
痛めた指は**なるべく動かさず安静に。**動かすと悪化のリスクが高まります。

I:Ice(冷却)
患部を冷やして腫れや炎症を抑えます。
→ 氷水を入れたビニール袋や保冷剤をタオルで包み、10~15分冷却。
※ 直接氷を当てると凍傷の恐れがあるため注意。

C:Compression(圧迫)
腫れ防止のために軽くテーピングや包帯で圧迫。
ただし、きつく巻きすぎないように!

E:Elevation(挙上)
心臓より高い位置に手を挙げることで、内出血や腫れを抑えます。


■ 病院・整骨院に行くべき症状の目安

突き指は、軽度のものなら数日で痛みが引く場合もありますが、以下のような場合はすぐに医療機関や整骨院へ相談を。

  • 腫れが強い、熱を持っている

  • 指が変形している(脱臼・骨折の可能性)

  • 関節がグラグラしている・動かせない

  • 内出血や青あざが広がってきた

  • 2〜3日たっても痛みが改善しない

自己判断で様子を見ると、関節が硬くなったり後遺症が残るリスクもあります。


■ すぎやま鍼灸整骨院グループでの対応

当院では、突き指の症状に対して以下のような対応を行っています。


● エコー観察による状態確認

レントゲンではわからない靭帯や腱の状態をエコーで可視化し、損傷の程度を確認します。


● 炎症期は安静・固定・アイシング

痛みや腫れのある時期には、

  • テーピング・包帯での固定

  • 冷却療法(アイシング)
    を行い、炎症の進行を抑えます。


● 回復期には手技療法やリハビリ

痛みが落ち着いてきたら、

  • 関節の可動域を広げる運動

  • 硬くなった筋肉や靭帯への施術

  • 日常動作に戻すためのリハビリ指導

を行い、再発防止と早期復帰をサポートします。


■ よくある誤解とNG行動

× 指を引っ張る(骨折や靭帯損傷があると悪化)
× 温める(初期の炎症期にはNG)
× そのままスポーツを続ける
× 自己流のマッサージや無理なストレッチ


■ 突き指で悩んでいる方へ

「大したことないから」と我慢してしまい、後で指が曲がりにくくなった…
「昔の突き指が治りきっていない」
そんな方も実は少なくありません。

突き指は軽く見られがちなケガですが、正しい処置とリハビリで後遺症を防ぐことができます。

すぎやま鍼灸整骨院グループでは、あなたの症状をしっかり見極めて、最適な施術とアフターケアを提供します。