胸椎・腰椎圧迫骨折


- 激しい背中の痛み
- 姿勢が悪くなる
- 動作が制限される
- 長時間座れない
- 日常動作が困難
転倒後から背中・腰が強く痛む方へ
胸椎・腰椎圧迫骨折の可能性があります
転倒してから背中や腰が強く痛い。
寝返りや起き上がりで激痛が出る。
咳やくしゃみで背中や腰に響く。
座っている、立っているだけでもつらい。
急な腰痛だと思っていたけれど、なかなか痛みが引かない。
このようなお悩みはありませんか?
胸椎・腰椎圧迫骨折とは、背骨を構成する骨が押しつぶされるように変形して起こる骨折です。
特に、高齢の方、骨粗しょう症がある方、転倒後に強い痛みが出た方では注意が必要です。
急な背中や腰の痛みが出ると「ぎっくり腰かな」と思われることがあります。
しかし、転倒後の強い痛みや、寝返り・起き上がりで強い痛みがある場合は、胸椎・腰椎圧迫骨折が隠れていることがあります。
すぎやま鍼灸整骨院では、圧迫骨折が疑われる場合、無理に施術を行わず、必要に応じて整形外科での画像検査をご案内します。
その上で、医療機関での診断後や回復期に、日常生活での動作指導、痛みをかばった身体のケア、姿勢や再発予防のサポートを行います。
急な腰痛=ぎっくり腰とは限りません
転んでから腰が痛い。寝返りや起き上がりで激痛が走る。「ぎっくり腰かな?」と思っていませんか?
尻もちをついてから、背中や腰が痛い。朝、布団から起き上がろうとすると強い痛みが走る。寝返りのたびに目が覚める。立ったり座ったりするだけでもつらい。
「少し休めば良くなるだろう」
「急に腰が痛くなったから、ぎっくり腰かもしれない」
「高齢だから、腰が痛いのは仕方ないのかな」
そのように考えている方もいると思います。
しかし、ご高齢の方、骨粗しょう症がある方、転倒や尻もちの後から背中・腰が痛くなった方では、胸椎・腰椎圧迫骨折が関係している可能性があります。
骨が弱くなっている場合には、はっきり転倒した覚えがなくても、軽い動作をきっかけに圧迫骨折が起こることがあります。
上尾市・久喜市・さいたま市のすぎやま鍼灸整骨院では、圧迫骨折が疑われる場合、背中や腰を強く揉んだり、無理に動かしたりすることはありません。まず整形外科での診察や必要な画像検査をご案内します。
そして、医療機関で診断を受け、身体を動かしてよい範囲が確認できた回復期には、寝返り・起き上がり・歩行・筋力・バランスなど、日常生活へ戻るためのサポートを考えます。
まず骨折を見逃さないこと。その後に、もう一度安心して動ける生活を考えること。どちらも大切です。

急に腰が痛くなると「ぎっくり腰」と考える方は少なくありません。
もちろん、筋肉や関節などに急な負担がかかり、強い腰痛が出る場合もあります。
しかし、圧迫骨折でも急な背中や腰の痛みが起こるため、症状だけで両者を区別することはできません。
特に、次のような場合には注意が必要です。
・転倒や尻もちの後から痛い
・寝返りで背中や腰に激痛が走る
・布団やベッドから起き上がるのが難しい
・骨粗しょう症と言われたことがある
・以前にも背骨を骨折したことがある
・高齢になってから急に腰痛が出た
・安静にしていても強い痛みが続いている
ただし、圧迫骨折は必ず激痛になるわけではありません。骨粗しょう症がある方では、比較的軽い痛みで気づきにくい場合もあります。
転倒後や骨粗しょう症がある方の新しい背中・腰の痛みでは、まず整形外科で骨の状態を確認してください。
胸椎・腰椎圧迫骨折とは?

胸椎・腰椎圧迫骨折とは、背骨を構成する「椎体」という骨が、押しつぶされるように変形して起こる骨折です。
胸椎は背中の部分、腰椎は腰の部分にあたります。圧迫骨折は、背中から腰へ移るあたりに生じることもあります。
骨が十分な強さを保っている場合には、大きな衝撃を受けたときに骨折が起こることがあります。
一方、骨粗しょう症などで骨が弱くなっている場合には、尻もちや軽い転倒、日常生活での動作など、比較的小さな負担でも骨折が起こる場合があります。
圧迫骨折が複数の背骨に生じると、背中が丸くなる、身長が低くなるといった変化につながることもあります。
「重い物を持っていない」「大きく転んでいない」から圧迫骨折ではない、とは言い切れません。
圧迫骨折が起こりやすい方

① 骨粗しょう症がある方
骨粗しょう症は、骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。
骨粗しょう症そのものでは痛みがないことも多いため、骨折が起こって初めて気づく方もいます。
すでに骨粗しょう症と診断されている方が、新しく背中や腰の痛みを感じた場合には、圧迫骨折の可能性も考える必要があります。
② ご高齢の方
年齢を重ねると、骨の強さや筋力、バランス能力などが変化する場合があります。
特にご高齢の方が転倒や尻もちの後に腰痛を感じている場合には、「いつもの腰痛」と判断せず、医療機関で確認することが大切です。
③ 閉経後の女性
女性は閉経後、骨の量が減りやすくなることがあり、骨粗しょう症や骨折のリスクが高まる場合があります。
転倒の記憶がなくても、急な背中・腰の痛みや身長の変化がある場合には、骨の状態について医療機関で相談しましょう。
④ 転倒・尻もちをついた方
家の中で転んだ、椅子から滑り落ちた、段差で尻もちをついたなど、日常生活の中の転倒でも圧迫骨折が起こることがあります。
特に転倒後から寝返りや起き上がりで痛む場合には、骨折の確認を優先します。
⑤ 交通事故・転落など強い衝撃を受けた方
交通事故や高い場所からの転落など、大きな力が加わった場合にも背骨の骨折が起こることがあります。
この場合には圧迫骨折だけでなく、ほかの損傷も含めて確認する必要があるため、速やかに医療機関で評価を受けてください。
⑥ 過去に背骨などの骨折を経験した方
以前に背骨や手首、股関節周辺などを骨折したことがある方では、骨の強さや転倒リスクを改めて確認することが大切です。
骨折の経験がある方は、次の骨折を防ぐための医療機関での評価も重要になります。
胸椎・腰椎圧迫骨折でみられる主な症状

寝返りで背中や腰が痛い
寝返りを打つときに背中や腰へ強い痛みが走ることがあります。
夜間に何度も痛みで目が覚めると、睡眠不足や日中の疲労にもつながります。
起き上がるときに激痛が出る
ベッドや布団から身体を起こすときに、背中や腰が強く痛む場合があります。
「起き上がり方が分からない」「朝が一番怖い」という方もいます。
立つ・座る・歩くなどの動作がつらい
立ち上がり、椅子へ座る、歩き始めるなど、日常生活の動作で痛みが出る場合があります。
痛みの強さは骨折の状態などによって異なります。
背中が丸くなった・身長が低くなった
圧迫骨折によって背骨の形が変わると、背中が丸くなったり、身長が低くなったりする場合があります。
ただし、見た目の変化だけで新しい骨折があるかどうかは判断できません。
強い痛みがない場合もある
圧迫骨折は必ず激痛を伴うものではありません。
骨粗しょう症がある方では、軽い背中の痛みや身長の変化などをきっかけに、医療機関で骨折が確認されることもあります。
足のしびれ・筋力低下がある
骨折の状態によっては、神経に関係する症状が出る場合があります。
足のしびれが強い、足に力が入らない、歩きにくさが進んでいる場合には、早急に医療機関へ相談してください。
すぐに医療機関で確認したい危険なサイン
次のような場合には、整骨院でのマッサージ・整体・鍼灸を受ける前に、医療機関での評価を優先してください。
・転倒や交通事故の後から背中・腰が強く痛む
・身体を起こせないほどの激しい痛みがある
・足の筋力低下が急に出た、または悪化している
・両足の強いしびれや脱力がある
・尿が出にくい、尿や便を漏らすなど急な変化がある
・股の間やお尻周辺の感覚が鈍い
・発熱を伴い、背中や腰が強く痛む
・安静にしていても痛みが強くなっている
急に進む足の脱力、排尿・排便の異常、股の間の感覚低下などがある場合は、救急受診を含めて速やかに医療機関へ相談してください。
骨折が疑われる段階では、来院してから身体を無理に動かすのではなく、まず整形外科などでの診察・検査を受けることが大切です。
圧迫骨折は何科へ行けばいい?どんな検査をするの?
圧迫骨折が疑われる場合には、まず整形外科へ相談してください。
医療機関では、痛みが始まった経緯、転倒などの有無、骨粗しょう症の既往、神経症状などを確認し、必要に応じてレントゲンなどの画像検査が行われます。
骨折の状態や、新しい骨折なのか以前からある変化なのかを確認するために、MRIやCTなどが検討される場合もあります。
また、骨粗しょう症が疑われる方では、骨密度検査などについて医師に相談することが大切です。
当院の触診やエコー観察だけで、圧迫骨折の有無や骨がついたかどうかを確定することはできません。
圧迫骨折でやってはいけないこと

① ぎっくり腰だと思って強く揉む
骨折が疑われる段階で、背骨の痛む部分へ強いマッサージや整体を行うことは避けましょう。
まず骨の状態を確認することが必要です。
② 痛みを我慢してストレッチする
腰を大きく曲げる、ひねる、強く伸ばすなどの運動は、骨折の状態によって負担になる場合があります。
動画やSNSで見た「腰痛改善ストレッチ」を自己判断で行う前に、医師の指示を確認してください。
③ 重い物を無理に持ち上げる
荷物を持つ、床から物を拾う、布団を持ち上げるなどの動作は、骨折部に負担がかかる場合があります。
どの程度まで動いてよいかは、骨折の状態や医師の指示によって異なります。
④ 痛みが軽くなったからと急に活動量を増やす
痛みが減ったことは良い変化ですが、それだけで骨が十分に回復したと判断することはできません。
運動や家事の再開は、医療機関での確認と活動制限に合わせて進めましょう。
⑤ 必要な医療を受けず、痛み止めだけで様子を見る
痛み止めで楽になる場合はありますが、薬で痛みが減ったことと、骨折の状態が安全であることは同じではありません。
骨粗しょう症や転倒後の新しい痛みがある方は、骨折の有無について確認してください。
⑥ 反対に、自己判断で長期間寝たきりになる
骨折の状態によっては、背骨への負担を減らす必要があります。一方で、長期間まったく動かないことが適切とは限りません。
医師から許可された範囲で、起き上がる、立つ、歩くなどの活動を少しずつ再開することが大切です。
「無理に動くこと」と「必要以上に動かないこと」の両方を避け、医師の方針に合わせて活動量を考えます。
すぎやま鍼灸整骨院で対応できるのは「診断後・回復期の身体のサポート」です

胸椎・腰椎圧迫骨折では、まず整形外科で診断を受け、骨折の状態や必要な治療を確認することが大切です。
骨折直後は、痛みの管理や装具の使用、活動制限などが必要になる場合があります。この段階で、背中や腰を強く揉んだり、身体を無理にひねったりすることは適切ではありません。
一方、診断後に骨の状態が落ち着き、医師から身体を動かしてよい範囲が示された段階では、日常生活へ戻るための身体のサポートが必要になることがあります。
例えば、
・寝返りや起き上がりが怖い
・長く歩くと疲れやすい
・骨折後に脚の力が落ちたように感じる
・以前より身体を動かすことが不安になった
・買い物や家事を一人でする自信がない
・また転んで骨折しないか心配
といったお悩みです。
すぎやま鍼灸整骨院では、医師の診断・治療方針・運動制限を確認したうえで、日常動作、歩行、筋力、バランスなどの回復をサポートします。
骨折そのものを整体や鍼灸で治すという考え方ではありません。
骨の状態を守りながら、「もう一度、自分の身体で動ける生活」へ戻ることを考えます。
① 寝返り・起き上がり・立ち上がりの動作を確認する
圧迫骨折の後は、痛みを経験したことで、寝返りや起き上がりに不安を感じる方がいます。
身体をどう動かせばよいか分からず、毎回時間がかかったり、家族の手助けが必要になったりすることもあります。
当院では、医師から許可されている活動範囲を確認し、必要に応じて次のような動作を一緒に練習します。
・寝返り
・ベッドからの起き上がり
・椅子からの立ち上がり
・立った状態から座る動作
・安全な歩き始め
・家の中での移動
骨折の状態によって避けるべき動きは異なります。全員に同じ動作を指導するのではなく、現在の状態に合わせて進めます。
② 腰・背中・股関節周辺のつらさを確認する
骨折後は、痛みをかばう期間が続くことで、背中や腰、お尻、股関節周辺に張りや動かしにくさを感じる場合があります。
ただし、「骨折部の痛み」と「周囲の筋肉などに感じるつらさ」は、分けて考える必要があります。
当院では、骨折部へ強い刺激を加えることはせず、医師の指示や回復状況を確認しながら、対応可能な周囲の身体のお悩みを確認します。
手技や鍼灸をご提案する場合も、骨折部の状態や禁忌、痛みの程度、ご本人の希望などを考慮します。
③ 歩く力・立つ力を少しずつ戻す
圧迫骨折の後、身体を動かす機会が減ると、以前より歩くことや立ち続けることが疲れやすくなる場合があります。
「骨の痛みは減ったのに、買い物へ行く自信がない」という方もいます。
そのような方では、医師から運動の許可が出ている範囲で、
・椅子から立ち上がる
・安全に歩く
・必要な距離を少しずつ歩く
・下半身の筋力を使う
・身体を支える練習をする
など、日常生活に近い運動を段階的に検討します。
最初から強い筋力トレーニングを行うわけではありません。
運動の前後に痛みが強くなっていないか、翌日の生活に支障が出ていないかも確認しながら進めます。
④ 転倒しにくい身体の使い方を考える
圧迫骨折の後に大切なのは、現在の骨折から回復することだけではありません。
骨粗しょう症や転倒リスクがある方では、今後の骨折を防ぐための取り組みも重要になります。
例えば、
・立ち上がるときにふらつかないか
・方向転換でバランスを崩さないか
・段差を越えるときに足が上がるか
・歩くときに足元を安定させられるか
・疲れたときに休憩を取れるか
などを確認します。
また、自宅の段差、滑りやすい床、照明、靴など、生活環境を見直すことも転倒予防につながります。
ただし、運動をすれば骨折を必ず防げるという意味ではありません。医療機関での骨粗しょう症の管理と合わせて考えることが重要です。
⑤ 骨粗しょう症の治療・管理を大切にする
骨粗しょう症が関係する圧迫骨折では、骨折部が落ち着いた後も、別の背骨や股関節周辺などの骨折に注意が必要です。
そのため、骨密度検査や骨粗しょう症の治療について、医師と相談することをおすすめします。
当院の整体・鍼灸・トレーニングは、骨粗しょう症の薬物治療や医学的な管理の代わりにはなりません。
医療機関で骨の状態を管理しながら、当院では日常生活を続けるための身体の動きや転倒予防をサポートする。この役割分担を大切にしています。
圧迫骨折の回復期に、鍼灸や整体は受けられますか?
「圧迫骨折の後、腰や背中が張っている」
「骨折した場所とは別に、肩や股関節がつらい」
「回復期に鍼灸や整体を受けても大丈夫?」
そのようなご質問をいただくことがあります。
まず、骨折が疑われる段階や、医師から安静・活動制限を指示されている段階では、自己判断で整体や鍼灸を受けることはおすすめしません。
医療機関で診断を受け、骨折の状態、装具の使用、避けるべき動作などが確認できてから、対応可能な範囲を考えます。
また、回復期であっても、骨折部へ強い圧力や無理なひねりを加えることは行いません。
鍼灸や整体で圧迫骨折が治る、つぶれた骨が元の形に戻る、骨粗しょう症そのものが改善するといった説明は行いません。
必要な場合には、医師へ施術や運動の可否を確認していただくこともあります。
胸椎・腰椎圧迫骨折が落ち着くまでの期間と経過

圧迫骨折の回復にかかる期間には個人差があります。
年齢、骨折の程度、骨の強さ、複数の骨折があるか、神経症状の有無、医療機関での治療内容などによって、回復の進み方は異なります。
また、痛みが軽くなったことだけで、骨が十分に回復したとは判断できません。
ここでは、一般的な経過の考え方をご紹介します。実際の活動制限や通院期間は、担当医の指示を優先してください。
初期|骨折の診断と痛みの管理を行う時期
転倒後などに背中や腰が痛くなった場合には、まず骨折の有無と程度を医療機関で確認します。
圧迫骨折と診断された場合には、骨折の状態に応じて痛みへの治療、装具、活動制限などが検討されます。
この時期は、痛みが強いからといって背中や腰を強く揉んだり、無理なストレッチを行ったりする段階ではありません。
一方で、医師が許可する範囲での離床や歩行が検討される場合もあります。
どこまで動いてよいかを自己判断せず、医師の指示を確認することが重要です。
回復期|寝返り・起き上がり・歩行を少しずつ取り戻す時期
痛みが落ち着き、医師から活動の許可が出たら、日常生活に必要な動作を少しずつ確認します。
寝返りや起き上がり、立ち上がり、家の中の歩行など、身体を動かすことへの不安が残っている方もいます。
この段階では、骨折部に無理な負担をかけないようにしながら、必要な動きを段階的に練習することを考えます。
「痛みが減ったから以前と同じように動く」のではなく、その時期に許可されている活動量を確認することが大切です。
生活復帰期|歩く距離や家事の範囲を広げる時期
以前より起き上がりや歩行がしやすくなってきたら、日常生活で必要な活動へ少しずつ戻していきます。
例えば、家の中を歩くことから近所への外出、短時間の買い物、家事などへと進めます。
ただし、重い物を持つ、身体を強くひねるなどの動作については、骨折の状態や医師の指示に合わせて慎重に考えます。
この時期に「以前より脚が弱くなった」「長く立っていられない」と感じる方では、必要に応じて筋力やバランスの練習を検討します。
安定期|再び転ばないための身体づくりを考える時期
骨折後の痛みが落ち着いても、骨粗しょう症や転倒しやすさなど、今後の骨折につながる要素が残っている場合があります。
そのため、骨粗しょう症の治療を継続しながら、歩行、下半身の筋力、バランス、生活環境などを確認することが大切です。
ご本人が希望する散歩や買い物、旅行などへ戻ることも、この時期の大切な目標になります。
圧迫骨折の回復は、「痛みがなくなること」だけでなく、「また自分の足で生活できること」まで考えます。
圧迫骨折は放置するとどうなる?
圧迫骨折が疑われる状態で、ぎっくり腰だと思って自己判断を続けると、必要な診断や治療が遅れてしまう場合があります。
また、骨折の状態によっては、痛みが長く続いたり、背骨の形が変化したりすることもあります。
骨粗しょう症が関係している場合には、今後、別の背骨やほかの部位に骨折が起こる可能性も考える必要があります。
ただし、圧迫骨折になった方全員が重い後遺症を残すわけではありません。
必要以上に怖がるのではなく、早い段階で骨折の状態を確認し、適切な治療と回復期の対応につなげることが大切です。
圧迫骨折の後、再び歩くことが不安になっている方へ
骨折の痛みを経験すると、痛みそのものが落ち着いても、動くことへの不安が残る場合があります。
「また骨折したらどうしよう」
「転ぶのが怖くて外へ出られない」
「以前は一人で買い物へ行けたのに、今は自信がない」
そんな気持ちになる方もいると思います。
無理に「怖がらず動きましょう」と伝えるだけでは、安心して身体を動かせるようにはなりません。
現在の骨の状態を確認し、医師から許可された範囲で、立ち上がる、歩く、方向を変えるなどの動作を少しずつ確認することが大切です。
当院では、その方の目標に合わせて、回復期の身体の使い方を考えます。
・自分でベッドから起き上がりたい
・家の中を安心して歩きたい
・一人で買い物へ行きたい
・家族と外食を楽しみたい
・また散歩を再開したい
・旅行へ出かけたい
そのような日常の目標を大切にしています。
圧迫骨折についてよくある質問
Q1.圧迫骨折は整骨院で対応できますか?
A.骨折が疑われる段階では、まず整形外科での診断と必要な画像検査を優先してください。
当院では、圧迫骨折が疑われる状態に対して、無理なマッサージや整体を行いません。
診断後・回復期に、医師から活動や運動の許可が出ている場合には、日常動作や歩行、筋力、バランスなど、当院で対応できる身体のサポートについてご相談いただけます。
Q2.圧迫骨折とぎっくり腰の違いは何ですか?
A.圧迫骨折は背骨の骨折です。一方、ぎっくり腰は急に強い腰痛が出る状態を表す一般的な言葉です。
どちらも突然の腰痛として感じられる場合があるため、痛み方だけで区別することはできません。
特に、転倒・尻もちの後、ご高齢の方、骨粗しょう症がある方などでは、圧迫骨折を考えて医療機関で確認することが大切です。
Q3.転んでから腰が痛いのですが、相談できますか?
A.転倒後から新しく背中や腰が痛くなった場合には、まず整形外科での評価をおすすめします。
圧迫骨折などの確認が必要になる場合があります。
特に痛みが強い場合や、起き上がれない、歩きにくい、しびれや脱力がある場合には、施術を受ける前に医療機関へ相談してください。
Q4.圧迫骨折は自然に治りますか?
A.骨折の程度や骨の状態によって、保存的な治療で回復を目指す場合があります。
ただし、全員が同じように回復するわけではありません。骨折の状態によっては、詳しい画像検査や専門的な治療が必要になる場合もあります。
自己判断で放置せず、医師の治療方針に従うことが大切です。
Q5.圧迫骨折は何か月くらいで良くなりますか?
A.回復期間には個人差があります。
年齢、骨折の程度、骨密度、痛み、医療機関での治療内容などによって異なります。
痛みが軽くなったことだけで骨が十分に回復したとは判断できないため、運動や活動量を増やす時期は医師へ確認してください。
Q6.痛みが少し落ち着いたら動いてもいいですか?
A.骨折の状態と医師の指示によって異なります。
無理に動く必要はありませんが、必要以上に長期間動かないことが適切とも限りません。
医師から許可された範囲で、起き上がる、立つ、歩くなどの活動を少しずつ再開することが大切です。
Q7.コルセットは着けた方がいいですか?
A.コルセットなどの装具が必要かどうかは、骨折の状態に応じて医師が判断します。
装具を使用している場合は、着用期間や外してよい場面なども、担当医の指示に従ってください。
当院では、自己判断で装具を中止するようおすすめすることはありません。
Q8.圧迫骨折の回復期に整体はできますか?
A.医療機関での診断内容や活動制限を確認したうえで、対応可能な範囲をご説明します。
骨折部へ強い刺激や無理なひねりを加えることは行いません。
必要に応じて、周囲の筋肉のつらさや日常動作など、骨折部以外の身体の問題を確認します。
Q9.圧迫骨折の回復期に鍼灸はできますか?
A.状態に応じて検討する場合がありますが、骨折そのものを鍼灸で治すことは目的としません。
医師の治療方針や骨折の状態を確認し、施術が適切かどうかを考えます。
急性期や骨折が疑われる段階で、自己判断による鍼灸や強い刺激を受けることはおすすめしません。
Q10.圧迫骨折の後、筋力トレーニングをしてもいいですか?
A.医師から運動の許可が出ている場合には、状態に応じて段階的に検討します。
立ち上がり、歩行、下半身の筋力、バランスなど、日常生活に必要な動きから考えます。
背骨を強く曲げる、ひねる、重い物を持つなどの運動は、骨折の状態によって負担になるため、自己判断で行わないでください。
Q11.圧迫骨折は再発しますか?
A.骨粗しょう症や転倒リスクがある方では、別の場所に新たな骨折が起こる可能性があります。
再骨折の予防には、骨粗しょう症の医学的な管理、転倒予防、身体の動きや筋力、生活環境の見直しなどが大切です。
当院では、医療機関での管理を前提に、身体の使い方や運動についてサポートします。
Q12.骨粗しょう症の薬を飲んでいます。施術を受けられますか?
A.現在の骨の状態や治療内容を確認したうえで、対応できる範囲をご説明します。
服用中のお薬や過去の骨折、医師からの運動制限などについて、分かる範囲でお知らせください。
骨粗しょう症の薬を自己判断で中止することはおすすめしません。
Q13.圧迫骨折の後に歩くのが怖くなりました。相談できますか?
A.診断後・回復期で、医師から活動を許可されている場合にはご相談いただけます。
現在どこまで歩けるか、立ち上がりや方向転換で不安がないかなどを確認し、必要に応じて身体を動かす練習をご提案します。
Q14.何回くらい通えば元の生活へ戻れますか?
A.一律の回数では決められません。
骨折の状態、医師からの活動制限、筋力、歩行能力、生活環境などによって異なります。
「○回で必ず回復する」といった説明は行わず、現在の状態と目標に合わせて進め方をご説明します。
Q15.圧迫骨折に健康保険は使えますか?
A.医療機関での骨折治療と、当院で行う自費の整体・運動などでは、保険の取り扱いが異なります。
柔道整復師が健康保険を用いて骨折の施術を行う場合には、応急手当を除き、医師の同意など所定の条件が必要です。
当院で行う回復期の整体・鍼灸・メディカルトレーニングなどについては、内容に応じて事前にご説明します。
上尾市・久喜市・さいたま市で、圧迫骨折後の身体の不安がある方へ
圧迫骨折の痛みが落ち着いた後も、以前のように身体を動かすことが怖くなっている方がいます。
転ぶのが怖くて外出を控える。買い物へ行くのが不安になる。歩く距離が短くなる。家族に迷惑をかけたくなくて、無理をしてしまう。
そのような思いを抱えながら過ごしている方もいると思います。
圧迫骨折では、まず骨の状態を医療機関で確認し、必要な治療を受けることが大切です。
そして、回復期には、身体を動かすことへの不安や、以前より動きにくくなった部分を一つずつ確認していくことも重要になります。
「また自分で歩きたい」
「一人で買い物へ行きたい」
「家族と旅行へ出かけたい」
「家の中で転ばずに暮らしたい」
そのような普段の生活を、骨折の経験だけで諦めてほしくありません。
すぎやま鍼灸整骨院では、医療機関での診断・治療方針を尊重しながら、回復期の寝返り・起き上がり・歩行・筋力・バランスなど、身体を使うためのサポートを考えます。
骨折の痛みを経験した後も、もう一度、自分の足でやりたいことを続けられる毎日へ。
上尾市・久喜市・さいたま市で、胸椎・腰椎圧迫骨折の診断後、回復期の身体の動かし方や歩行、転倒予防などにお悩みの方は、すぎやま鍼灸整骨院へご相談ください。
なお、まだ圧迫骨折の診断を受けていない方、転倒後から新しく強い背中・腰の痛みがある方は、まず整形外科での評価を優先してください。
圧迫骨折後の歩行・筋力・日常生活への復帰についてご相談ください。
医療機関での診断と運動制限を確認したうえで、当院で対応できる身体のサポートをご説明します。
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執筆者・監修
柔道整復師(国家資格) 平本 龍也

私は中学から大学まで野球を続け、競技生活の中で何度もケガを経験しました。
その経験から、痛みがある場所だけを見るのではなく、身体全体の動きや日常生活の中でどのような負担がかかっているのかを確認することを大切にしています。
胸椎・腰椎圧迫骨折については、骨折が疑われる段階で必要な医療機関への受診をご案内することが重要だと考えています。
また、回復期には、医師の治療方針や運動制限を確認しながら、寝返り・起き上がり・歩行・筋力・バランスなど、日常生活へ戻るための身体のサポートを大切にしています。
患者様が仕事・家事・趣味・家族との時間など、大切にしている生活を続けられるよう、現在の状態に合わせてお手伝いしていきます。
参考情報
・日本整形外科学会「脊椎椎体骨折」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/vertebral_compression_fracture.html
・日本整形外科学会「骨粗鬆症(骨粗しょう症)」
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/osteoporosis.html
・NOGG「Management of symptomatic osteoporotic vertebral fractures」
https://www.nogg.org.uk/full-guideline/section-8-management-symptomatic-osteoporotic-vertebral-fractures
※骨折の診断、画像検査、装具、薬物療法、手術、骨粗しょう症の治療、運動制限の判断などについては医師へご相談ください。















